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バブル負の遺産、バブル世代とバブル姫の特徴 その1

バブル負の遺産バブル姫

わたしが職場のイタいお局さんを、「バブル姫」と名付けたのは、前回紹介したバブル時代の影響を、今も色濃く残しているからです。
バブル好景気は崩壊し、バブルに浮かれた人々も今は「兵どもが夢の跡」と言いたいところです。
しかし、バブル姫だけは運よくバブルを引きずり続けることが、今のところできています。
その運の良さの一番は、バブル崩壊をものともしない、業界1位2位の大手企業にまんまと潜り込めたことに尽きます。
今回は、そんなバブル姫やバブル世代の特徴を、当時の社会情勢とともにまとめてみました。

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自分を特別視する勘違いがひどい

バブル世代の就職活動は、超売り手市場。
売り手市場とは、「自分を売りたい就職希望者」の方が少なく、「人員を買いたい企業」よりも有利なことです。
つまり、就職希望者よりも、採用募集のはるかに多く、就職に困らない市場のことです。
逆に買い手市場とは、採用したい企業が少なく、就職希望者があぶれてしまい、雇用者が有利に応募者を選べる市場のことです。

ですからバブル世代は、企業に請われて異常なもてなしを受けて軽々と一流企業へと就職を決めました。
会社にお願いされて入社したという気持ちが強く、自分は特別な才能があるという勘違いしてしまったのです。

さらにバブル姫は、男性の多い部署に配属され、それはそれはおじ様たちにちやほやされたそうです。
この頃は、女の子は若くて可愛ければ働かなくてもいい、男性の目の肥やしになってくれればいい、そして数年で寿退社して、また新しく若い女の子を大量に入社させる、ということがまかり通っていた時代でした。

今ではそのような考えは、完全に男女差別になりますが、うらやましいことに、当時は働かない女の子を置いておくだけの余裕が企業にもあったのです。
女性は何もしなくても、若くてちょっと可愛いだけで価値があると思い込める時代だったのです。

いまやバブル姫は若くもありませんが、まだ企業の方に余裕があるので、さほど働かなくても何とか置いてもらうことはできています。
ずっと自分が特別で勘違いし続けることができているという、幸せな状況は続いています。

ですが将来は分りません。

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頭が悪く、教養がない

バブル世代は頭の悪い人が多いです。
これは、さほど努力せずに一流企業に就職して、たやすく出世し、脳を鍛えずともお金を稼ぐことができたからです。

わたしたちが努力する最大の理由は、やはりお金を稼ぎたいというモチベーションからくることが多いのではないでしょうか。
逆にいえば、お金があれば人間ってそんなに努力しないのかもしれません。

頭は使えば使うほどよくなると、わたしは思っています。
バブル景気に恵まれ、頭を使って仕事しなくてもお金を稼ぐことができた人たちは、ずっと今も頭の悪いまま、企業に居座っているというわけです。

わたしの会社のバブル姫の教養のなさといえば、
・リストラの意味を知らない
・おそらくクリスマスがキリストの生誕祭だと知らない
・シンボルと象徴が同じ意味だと知らない
・「日本は戦争に負けてよかったね。」と言い放つ
・扇風機や灰皿を食洗器で洗う
・教養がないので海外の話についていけない
・イスラエルがユダヤ人国家だと知らない
・少女漫画が原作のドラマにはまる

などがですね。

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金使いが荒く、お金が全てだと思ってる

バブル景気の頃はまさに泡のようにお金が次から次へと湧いてくるような時代でした。
高級外車を乗り回し、海外のブランド品を身に着けて、毎晩のように飲みに使う。
派手にお金を使うことが一つのステイタスであり武勇伝でした。

日本では一億総中流という価値観が生まれ、日本人口1億人全てが中流階級程度の暮らしができるという社会が出来上がりました。
中流の人でも望めば一流の人々が持つものを手に入れることが容易になりました。

バブル世代は、人格を形成する大切な若い時代に、お金さえあれば楽しい暮らしができるという価値観に、どっぷりつかってしまいました。
自分が一番いい時代に培ってしまった価値観は、その後の人生で修正するのは困難です。
ですからバブル世代は、いまだに派手お金を使い続けることが自己証明でもあるのです。

バブル姫といえば、10万円のフェイスクリームを使い、頻繁に洋服を買って1年間違う服を着ても、服があまると自慢しています。
家には使ってもいないトレーニングマシーンや、ぶらさがり健康器が溢れているそうです。
しかも全く使ってないフィットネス自転車があるのに、最近ウォーキングマシーンを購入したのだとか。
自転車、使えよ。

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同期入社が多く、仲間意識が強い

バブル世代は、企業が大量に人材を投入した時代ですので、同期入社が多いです。
同期が多いだけでなく、同世代も多いのです。
少し、時代を遡って同世代が多い理由をまとめてみました。

団塊の世代 第一次ベビーブーム

団塊の世代とは、1947年(昭和22年)~1949年(昭和24年)に生まれた戦後世代のことです。
大東亜戦争に敗戦したことにより、日本は長い歴史上かつてない存亡の危機に立たされました。
終戦時の1945年、兵隊として戦争に参加することが義務づけられていた男性の平均年齢は、何と23歳だったとか。

しかし終戦したことにより、招集されていた男性たちは戦争から帰ってくることができました。
そしてもう戦争に行くこともなくなったので、ゆっくり子供を作ることができたというわけです。
また息も絶え絶え、崩壊寸前の日本で、たくさん子供を作って未来へつなぐことは急務でもありました。

そんな理由からこの時代には、数多くの子供たちが誕生し、これを第一次ベビーブームといいます。
だからこの団塊の世代は人口がとても多いというわけです。

団塊ジュニア 第二次ベビーブーム

戦後、新しい日本を作るべく生まれたベビーたちもやがて大人になって、子供を作ります。
この大量に生まれた団塊世代たちの子供世代が団塊ジュニアと呼ばれています。
子供の作り手が多い世代なので、当然産まれてくるベビーも多いわけですね。
ですからたくさん子供が生まれたこの1971年(昭和46年)~から1974年(昭和49年)頃を第二次ベビーブームと言います。

そしてこの第二次ベビーブームは、バブル世代(1965年《昭和40年》~1974年《昭和49年》)と重なっているのです。

よって!!
バブル世代は会社においての同期が多いだけでなく、日本全体で同世代も多いというわけです。

何だかんだいっても、選挙で政治を行う日本は多数決社会だとわたしは思っています。
大多数を占めるバブル世代に数でこられたら、わたしたちはひとたまりもないというわけですね。

だからバブル世代は仲間意識や依存心が強く、束になることで、いまだにいばり続けることができるのです。

バブル姫は頻繁に同期会を開催しています。
またバブル姫の同期が数年前、とうとう社長になったのです。
それに関連してわたしの務める会社(バブル姫と同グループですが、わたしの会社の方が下請、子会社だと思ってください)の社長も、お友達人事として、バブル姫と同期の社長になりました。

バブル世代の特徴がよく出ている人事ですね!

バブル世代 最大の弊害

バブル世代、最大の弊害ですが、わたしは子供を作らなかったことだと思ってます。
この世代の人たちがバンバン子供を作っていれば、日本は少子化に悩まされることはなかったでしょう。

実際子供を作って未来につなげる、というより、今が楽しければいい、自分さえよければいいという考えはバブルの頃からメジャーになってきたような気がします。

子育てに時間をとられるよりも、自分のためにお金や時間を使いたい、自分のためだけに人生を生きたいという考えが生まれてきたのもこの頃ではないでしょうか。

さらに最大の結婚出産の敵は恋愛至上主義です。

もともと恋愛は、ヒマな貴族だけに許された上流階級の特権でした。
なのに一億総中流とともに、普通の人でも恋愛恋愛言い出したものですから、恋愛せずに結婚してたまるものか、という考えが一般的になったのです。

昔は恋愛なんてしなくても、適当な相手でこんなものかと手を打っていたものです。
そして結婚出産してこそ一人前という価値観も、大手を振ってまかり通っていたのです。

今の時代でこそ差別的な考えとなりますが、国家安定のためには、少子化対策は必須。
子孫を作ることを投げ出した国においては、わたしたちはこの世界最古の歴史を持つ国が、ゆるゆると滅びてゆくのを眺めることしかできないのでしょうか。

ちなみにバブル姫は、何か将来的な話になると「私が死んだ後は日本がどうなってもいいわ。」「私が死んだ後の世界なんてどうでもいいわ。」と頻繁に言います。
イライラします!

今度そんなこと言いやがったら
「世界最古の歴史を持つ国にすみながら、自分が死んだ後はどうなってもいいなんて、うすっぺらい考えですね!」

って絶対言ってやる!!

まあ、40歳で2年婚活しても結婚できず、子供を持てなかったわたしも同じ穴のムジナなんですけどね。
だからこそ、ブログで問題提起をしているというわけです。

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バブル負の遺産

今回時代考証を兼ねながら、バブル姫の特徴をまとめてみて、本当にバブル姫は、時代に翻弄され時代恵まれた、バブルの申し子なんだなと改めて思いました。

バブル世代とバブル姫の特徴はまだまだありますので第二弾の記事も考えています。

必ずしもバブル世代にこのような特徴があるとは限りませんし、バブル世代以外でも、バブルのような考えを持つ人はいます。

バブル姫の同期女性で、バブルに浮かれながらも、ある時すっと冷静に自分を振り返り、結婚して良いママになっている女性の方が多いぐらいです。

それを踏まえた上で、わたしはいまだにバブルに取りつかれたまま卒業できずにいるバブル姫を、「バブル負の遺産」と呼ぶことにしました。

バブル姫のバブルの夢はいつまで続くのか。
そしてバブル姫は、最後にどんな人生をたどるのか。

このブログで最後までご報告できればよいのですが、バブル姫、とうとうリストラされちゃうかもね~。
だって人は、いつか自分のしてきたことのツケを払わされる日がくるのだから。
それがバブル崩壊だったのだから。

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