バブル時代の
ステイタスなデートといえば
高級レストランで食事後
一流ホテルにお泊り。
窓から見える
夜景がきれいならなおよし。
それから高級車で
ドライブとかかな。
もちろん我らが
バブル姫
(50歳・独身・バブルの負の遺産)も
ご多分に漏れず
いまだにそのようなデートを
楽しんでおるのです。
バブル姫には
中距離恋愛の(不倫?)の
現金30万円持ち歩く
じーさんダーリンがいることは
すでにこのブログで述べた。
で、
そのダーリンが
月に1~2度
関西に会議出張に
出向いてくるというわけ。
そのとき
割といいホテルに
姫と一緒に
お泊りする。
役員クラスの
年老いたじーさんなんで
お金はあるらしい。
姫がよく利用するのが
京都グランヴィアホテル。
わたしは
立地条件などを総合して
京都では
一番いいホテルなんじゃない?
て思う。
リッツカールトンや
ホテルオークラもあるけど
やはりグランヴィアの
立地にはかなわない。
だって京都駅と
直結してるもん。
月に1~2度
京都グランヴィアホテルで
お泊りデートなんて
なんてゴージャス。
さ・す・が…
バブルの恩恵を
ふんだんに受け
味わいつくし
いまだバブルの亡霊に
取りつかれている
姫のデート。
わたしは
姫がホテルで
お泊りデートをした翌日
必ずこのことを
知ることになる。
姫に聞かされずとも
昨夜
姫はホテルで
お泊りデートだったんだなって
お昼休みに知ることになる。
なぜなら…
姫はホテルで
お泊りした翌日
必ずそのホテルの
ルームサービスの朝食パンを
くすねてくる。
そして昼休みに
お昼ごはんとして食べてるから。
姫が
特に包装もされてない
はだかのパンを食べてたら
ホテルから持ち帰ってきた
パンなので
昨夜はお泊りデートかって
察するわけです。
ホテルでくすねてきた
パンだけでランチを
すませるなんて
あまりにも…
あまりにも…
貧乏くさくはありませんか?
栄養がかたよっては
しまいませんか。
姫は近頃
美容に必死で
ダイエットしてるんだけど
野菜食べないのよね。
だからからか
便秘がひどいみたい。
さらに
昼休み
いっつもこんな機械で
顔をぐりぐりしてる。
価格:25,704円 |
皆がごはん食べてる
目の前でだよ!
いくら見た目を磨いても
やることが汚な過ぎ!
だってこれ
リンパ流す機械だよ。
リンパ液とは体のお掃除液です。
体のいらなくなったものを
流してくれるのがリンパさん。
つまり排泄物を
皆がごはん食べてるときに
流してるってこと。
それって
皆の前でトイレしてるのと
一緒やで!
こんなので顔を
ぐりぐりするより
健康的な食事をした方が
きれいに
なれるんじゃないですかね。
話もどって
バブル姫は
ホテルステイ翌日
ルームサービスの
パンをわざわざ
職場に持ってきて
昼休みにこれみよがしに
食べている理由。
これは姫が
ケチだからというだけの
行動ではない。
無言のアピールである。
昨夜
わたしは一流ホテルに
止まって
ダーリンと
甘くゴージャスな夜を過ごしたの。
素敵でしょ
うらやましいでしょ
愛されているでしょ
きゃはっ。
という
無言の自慢なのである。
持ち帰ったパンで
自慢する。
こうなってくると
ゴージャスなんか
貧乏なんか
もうわけ分かめ。
これはとても
分かりやすい記号なの。
一流ホテルの
パンを食べてるから
自分は一流だと思ってる。
しかしその行為は
どこか貧乏くさく
栄養が偏った
貧相な食事であることは
特に恥ずかしくないみたい。
本当に絶望的に頭が悪い。
それからバブル姫は
飛行機が苦手なので
旅行はダーリンと
主に車で温泉地に
行くんだと。
その話をしていた昼休み
わたしとバブル姫と
26歳の新入社員の
女の子の三人だけだったの。
新入社員の女の子の
お父さんは52歳。
その女の子
若いだけあって
肌がピカピカなんで
肌ピカちゃんとしよう。
肌ピカちゃんの
お父さんの年齢を聞いて
バブル姫は
「じゃあ私も
肌ピカちゃんを
産めるってことやな。」
と嬉々として言ったので
わたしは反射的に
「いや…
産めませんよ…。」
とボソッとつぶやいた。
ボソッとつぶやいたのに
姫には聞こえてたらしく
「ほんまにころんは
言うなぁ。」
とプリプリしておった。
何が言いたいかというとね
バブル姫は
肌ピカちゃんの親ぐらいの
年齢ってこと。
で
バブル姫はいつも
温泉はダーリンと
車で行くって言った。
「ダーリンと
車でいちゃいちゃしながら
いくねん。」
と嬉しそうに言った。
しつこいようだが
自分の娘ぐらいの年の子の前で!
生理も上がろうかっていう
孫がいてもおかしくない
更年期のおばさんが!
ころんも肌ピカちゃんも
無言だった…。
二人とも何て言っていいか
分からなかった…。
ころんはともかく
肌ピカちゃんかわいそう。
自分の親世代の
恋愛グロ話を
どんな気持ちで
聞いていたんだろうね…。
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