※2012年10月に書いた記事の加筆修正です。
誰でも好きな歌があるように
嫌いな歌もあるかと思います。
わたしの三大嫌いな歌は…
1.「それが大事」大事MANブラザーズバンド
2.「世界に一つだけの花」SMAP
3.「イマジン」ジョン・レノン
2と3はまあ置いておいて
とにかく「それが大事」がダントツで嫌い。
それが大事って…。
ホンマにアンタに大事なものが
分りはんの~。
わたしの敬愛する哲学者デカルトは
何が大事かを見つけるために
全てのものを疑ってかかることをしたそうだよ。
あれもいらない。
これもいらない。
みたいな感じで不要なものを
一つ一つ取り除いていくことをしたんだよ。
気の遠くなるような果てしない作業。
そしてたどり着いた答えは…
我思う、ゆえに我あり!!
その意味はよう分らんが
全てのものを疑っている
自分の意識だけは疑いようもないとか
そんな意味。
大事MANブラザーズバンド君たちは
一体何を根拠にそれが大事などとおっしゃってるのかね。
だいたい「大事MANブラザーズバンド」
ていうネーミングがダサすぎる。
この世に言葉は数々あれど
よりにもよって、「大事」と「MAN」と「ブラザース」を
くっつけるかなぁ。
日本語にすると大事男兄弟?
分らん…。
歌詞はもっと分らん…。
「負けないこと・投げ出さないこと・
逃げ出さないこと・信じ抜くこと
駄目になりそうなとき、それが一番大事」
…って、
一番大事って言ってるけど
一番やないやん。
4つあるやん。
4番大事やん。
とにかくもう、
歌詞もダサイし説教臭い。
何でわたしがおまいらに歌で説教されなきゃ
ならねーんだよっ。
この曲聞くたびに見ず知らずの男に
説教されてる気分になって不愉快だわ。
だって一番大事と言っときながら
4つもあるもん。
一つだけ言わせてといいながら
4つ言うっていうことだよね。
ウザイ!
ウザイよ!
話長いよ!
みんな貧血起しかけてるよ!
負けないこと、
そんな大事っすかねぇ。
ちょい前までやってたNHKのドラマ
「吉田茂~負けて勝つ」
よかったよぉ。
あえて負けることによって
何とか戦後復興の道を探る
政治家吉田茂の決心、
素晴らしかった。
孫の麻生太郎元首相が登場したもの
麻生ファンとしては憎い演出。
戦争した日本が全て悪いバカみたいな構成は
ちょっと気になったけど
おっと思わせるセリフも満載で
政治家という選ばれた男達の
かけひきが気概がとてもよかったです。
バカヤロー!
ってね。
逃げ出さないこと。
そんな大事っすかねぇ。
わたしの好きな漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の
二代目主人公ジョセフ・ジョースターの
最後の奇策は「逃げる!」だったよ。
策士ジョセフの小賢しさとおちゃめさの
魅力輝く「逃げる!」いいよー。
そんなわけで
何でこんなダッサイ歌が売れるんだ
どいつもこいつもバカばかりかよ
なんでこんなやつに説教されないといけないんだと
当時からわたしがこの歌が大嫌いだったのである。
こんな歌、
買うやついるんかいなって思ってたら
兄が買っていた…。
しかも体育座りしながら真剣に聞いていた…。
陸上部で学年ナンバー1の長距離ランナーであった兄からしたら
負けないこと・投げ出さないこと・
逃げ出さないこと・信じ抜くこと
は一番大事だったのかもしれませんねぇ。
一番大事じゃなくて
四番大事ね。
どこか体育会系のガサツさというか
センスのなさ、単純さ漂うのも
わたしがこの曲が嫌いな理由。
だが単純で覚えやすい歌詞とメロディーだからこそ
ヒットしたのかもしれない。
で、何で今さらこんな古い歌の話をするかというとね
わたしの家の隣にすんでる夫婦が
多分50代ぐらいかなぁ。
ある晩突然大音量でこの曲がかかってきた。
多分この夫婦にとって
一番青春時代に流行っていた曲なのかと思われる。
で、歌ってる人が大事マンじゃなくて
女性ボーカルだったので
多分懐かしの80年代カバーソングとか
そんなんなのかな。
ほかにカンの愛は勝つとかも流れてたし。
わたし、この曲も嫌い。
多分最後に愛は勝たないと思うな。
そんでこの夫婦のどちらかがこの曲を聞いてるのだと思うけど
あまりに大音量で流すので
もしかしたら学生のお子様が聞いてるのかもしれない。
だって分別ある大人なら
あんな大きい音で
あんなダッサイ曲流さないでしょう。
わたしはイライラしてきた。
せっかく人がコロコロ
たそがれを楽しんでまどろんどるのに
ダッサイ曲大音量でかけやがって。
もはや騒音。雑音っすわ。
何で癒しのたそがれタイムに
こんな騒音
聞かされなきゃいけないんだよっ。
しかもエンドレスで
ずっと同じ曲ばっかりかけてるし。
そんな何回も聞くほどの曲かぁ?
一回聞いたら十分でしょ。
不愉快じゃ。
わらわは不愉快でござるぞ。
ころん姫は
家来に怒鳴り込むように申し付けた。
ってのは真っ赤なウソ。
いくらころんがキチガイ娘でも
隣人にそんなことができるわけもなく
イライラしながら見つけた解決法は…。
目には目を
歯には歯を
アンフェアにはアンフェアを
音楽には音楽を…
ってことで
こっちも大音量で
のぶちゃんのラフマニノフかけてやった。
おお~
のぶちゃんはいい。
ラフマニノフはいい。
癒される。
この繊細さ
この力強さ
この多彩さ
この崇高さ
この狂おしさ
この雄大さ
この甘美さ
この荘厳さ
だっさい音楽とも呼べない騒音は
のぶちゃんのラフマニノフの前に跪きなっ。
このラフマニノフ
ピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品18 第1楽章は
美しくも力強い曲なんだけど
どんどんどんどん盛り上がっていくところに
ところどころタメが入ってるのね。
じらしながら最高潮に登りつめてゆく感じ。
で、はい、最高潮まで来ました
ここで一気に爆発というところで
のぶちゃんはわりとゆっくりめに
降りていく感じなの。
最高潮の当たりって割と早く弾く
ピアニストが多いかと思うんだけど
のぶちゃんのラフマニノフは
ていねいに一音一音
噛み締めながら刻んでいく感じ。
とにもかくにものぶちゃんはいい。
ラフマニノフはいい。
今度だっさいチンケな歌謡曲賭けやがったら
クラシックでお返ししてやったらいいんだ。
いや、違う。
逆にわたしがピアノを弾いてやろう。
ジャイアンもびっくりの
このプチお嬢ころん様の
ヘタクソなピアノを
お見舞いしてくれるわっ。
てなわけで
最近妹にジャイアンと呼ばれる
プチお嬢ころんでした。
のび太のものは俺のもの。
俺のものは俺のもの。
ころんのものは
ころんのもの。
もしよろしければ
「それが大事」聞いてみよう。
口コミ読むと
本当にこんな歌で感動する人
いるんだね。
単細胞でうらやましいわ。
コメント
Rさん。
コメントありがとうございます。
バブルのイケイケドンドンの時代を反映したヒット曲だったんでしょうね。
「24時間戦えますか。」というCM曲もあったぐらいだし。
努力や根強い根性論が美徳だった頃でしょうか。
お金がありあまっていた華やかなバブル時代に憧れる若者もいるらしいけど、わたしは下品でガサツな時代だったと思ってます。
今は繊細で優しい時代になってきましたね。
共感です.諦めないことが大事な時もあるとは思いますが,一番大事だとは一切思いません.逃げることが悪いことだという考えが古いですね.逃げて成功することもありますし,嫌いなことをずっと続けるのは時間の無駄で,早く他の手段を選んで進んでいく方が良い場合もあると思います.一度,死ぬほどつらい経験をしたことがあり,それを乗り越えたことがある人であれば,こんな歌詞書かないと思いますね...
隆明さん。
コメントありがとうございます。
隆明さんのご指摘で気がつきましたが、この歌、何かデリカシーがないんですよね。
詩もメロディーもシンプルでノリもよく、メッセージ性も強く、上手く作られた曲だとは思いますが、あんまり美しさは感じないかな。
この歌ヤバいです、カラオケで歌ったのですが、負けない事逃げ出さない事って連呼しなければならず、結局プロパガンダでは?って気が付きます。
一部のひとにはいいのですが、例えばイジメられているひとや、騙されているひとには、こんな歌は絶対にダメだと思いました。
猫さん、コメントありがとうございます。
人としてどうか、と思われることを覚悟で自分の醜い部分をさらけ出して書くのがこのブログですから…。
だって自分をさらけ出さないと、本当に人の心に届く文章を書けないでしょ?
だからこのブログは猫さんの目にとまり、コメントしたくなったのでは?
わたしが「単細胞でうらやましいわ」と思う人たちが日本が内側から破壊していっているような気がします。
テレビで放送されていることをそのまま鵜呑みにするような奴らです。
反日を政策として行い、世界中に慰安婦像を建て、日本をセックススレイブを持った極悪非道の国とプロパガンダした国の、原爆Tシャツを着たアイドルの音楽に浮かれて、下品な恋愛ドラマを観て、そこに金を落とすような教養のない奴らのことですよ。
好き嫌いなんて個人の自由では。「私は嫌いです」というだけならわかりますが、感動した人に対して「単細胞でうらやましいわ」と言うのはちょっと人としてどうかと思います。
コメントありがとうございます。
正直、ちょっとよく分かりませんでした。
https://www.youtube.com/watch?v=nwr6OPGsWTE
とりあえず、この動画をご覧ください。
私も当時辛くてこの曲を聴けませんでしたが、
狂った世界に何故かドンピシャなこの曲が、とっても好きになりました。
コメントありがとうございます。
「それが大事」はシンプルなメロディーと歌詞でノリもよく、カラオケ映えする曲だと思うので、これからもぜひ歌ってください。
わたしが嫌いな歌に共通するのは、説教臭くて、共産主義っぽいところですね。
今安倍元総理の暗殺で、民主主義がゆらいだなんて言われています。
わたしにとって民主主義は、能力主義、つまり頭の良い人はお金を稼げるけど、頭の悪い人は貧乏でいなさいって考え方だと思うのです。
それに反するように「世界に一つだけの花」「イマジン」は、皆平等、上も下もない、今のままで十分素晴らしいというのがテーマですね。
ある意味努力を否定する曲で、わたしの中では社会主義ソングです。
社会主義は実現すれば理想社会ですが、結局のところ汚い醜いものから目をそむけたはりぼての夢想主義でしかありません。
三曲に共通する嫌悪感は、偽善ですね。
おもしろいご意見で納得しました。出来れば2・3番の理由も聞いてみたくなりました。
自分は好きな歌だったので、今度から歌詞を変えて歌ってみたいです。ごめんなさい。
コメントありがとうございます。
大勢の方が良いとされるものを批判することは、大勢の方を不愉快にしてしまう可能性もあります。
それでもわたしは自分の感じた事をそのまま表現したいし、自分の感性や直感を大事にしたいと思うのです。
自分の感性を大事にして、他人にも大事にしたいと思う感性があるのだなと、気付くことができるのではないでしょうか。
だから自分が嫌いなものを好きという人にたいして、どうして?と聞いて、そういうとらえ方もあるんだ~と感心したり、違う角度で見て新たな発見があることもありますからね。
多様さを認めてこそ成熟した社会と言い聞かせる日々ですよ。
なるほどの見解でした^_^
個人的にはトピ主さんの主張も、この歌が好きという人の主張も、どっちも素晴らしいと思います。
人生に正解はないですし、共感も拒絶もその人の生き方の現れ方なので。
ただ、職業柄子どもに関わることが多いので、自分の主張と違う主張を頭から否定するのではなく、いろいろな考え方に触れて、考えを広げたり深めたりできる人に育ってほしいなと願っています。
なので、大勢の方がよいと言っているものを一刀両断しているコメントは読んでいて本当におもしろいです!ありがとうございます。
コメントありがとうございます。
この曲は「それが一番大事」と言い切っているので、はっきりとした答えを出している単純明快な曲だとわたしは解釈しています。
わたしほど愛情豊かでロマンティストな女はいませんよ。
だって魔女を目指してるんですよ!
どれが大事か何て答えはない曲だと思いますけどね
4つあげてるのもそれぞれ人によって一番大事なものがあるという道を示してるに過ぎないわけで
愛だとか理想を信じる事が嫌いな現実主義者には理解できないのかもしれませんね
コメントありがとうございます。
共感うれしいです★
共感ですな