典型的な結婚できない女のバブル姫(50歳独身・バブル負の遺産)。
実は学生の頃から付き合っていて、婚約までした彼氏がいたという。
この男性、後に地方だがマスコミ関係の仕事に就くことになる。
そこでこの男性を、マスゴミ君と呼ぶことにする。
バブル姫が新入社員の頃、毎日マスゴミくんに17時にむかえに来てもらっていたという。
「終業時間が17時だから、ワタシはそれまでに制服から私服に着替えをすませて、17時ぴったりに迎えに来てもらってたの。」
というもんだから、わたしは
「え?それ、終業時間前に着がえてたってこと?
あかんやん。」
と答えた。
するとバブル姫は、制服の着替え時間は、労働時間に含まれるという規定があると言い張った。
そんな規定がある会社なんて、聞いたことありませんよ、とわたしは言ったが、バブル姫が後で証拠のメールを送ってくれるらしい。
で、勤務中にわたしとザイさん宛てに、バブル姫から社内メールが三通届く。
一通目と二通目は、社内の姫の男性知人の写真やら、姫のワンショット写真やらが添付されていた。
その男性知人はある政治家に間違われるぐらい似てるから今度写真を見せてあげると以前から言われていた。
しかし添付した写真を見たところ、たいして似てなかった。
政治家に似ている男性知人の何が自慢になるのか分からん。
たいして似てないのに。
そしてこのときにもらった姫の写真を見ながら、わたしは似顔絵を描いているというわけです。
職場の人に見せたら、これ、似すぎてるから知ってる人が見たら分かるでで、って言われちゃった。
やばいっすかね?
話をもどして姫から届いた、三通目のメールがこれ。
タイトルに③と入っているのは、三通目のメールって意味ね。
………………
タイトル:③制服の着替え時間は労働時間よ~
ザイところんへ‥下記証拠を見よ!
ラストじゃ!ウッハッハ仕事しよ~っと。
ひ☆
………………
「ひ☆」は、姫美という名前と仮定して、自分のサインね。
ころんなら「こ☆」だわな。
リンク先を見ていただければ分かるが、確かに制服の着替え時間は労働時間に含まれると書いてある。
しかしこのサイトは、名古屋の弁護士による労働相談であり、社内規定ではないよね。
わたしは姫が「規定」というもんだから、てっきり社内規定にあるのかと思ったわ。
バブル姫は、「規定」の意味を正しく理解しとらんな。
とはいえ、確かに着替えの時間は労働時間に含まれるとのことです。
知りませんでした―、どうもすみませんでしたー、勉強になりましたー。
しかし終業時間になっていないのに、ひとりオフィスから出て、帰る用意をするってかなり勇気いると思うけどね。
その終業時間ぴったりに向かえに来るマスゴミ君を、夜になって誰もいなくなったオフィスに連れ込んで、姫はアレコレいかがわしいことをしていたらしい。
ホテル行けばいいのに、せこいね!
オフィスには当時、きれいなベッドもあったんだって!
他の人寝れないやん。
常識のない汚いカップルだね!
そんなマスゴミ君は、ある地方都市でマスコミ関係の仕事が決まり、姫とは遠距離恋愛。
やがて結婚の話になり、二人は婚約する。
しかし土壇場になって、姫はその地方都市に行くのがイヤになったのだと言う。
そこでマスゴミ君に、姫が伝えたことには、
「マスゴミー、ワタシ、マスゴミより愛している人がいるわー。
…それは、自分やわー。
ワタシは自分を一番愛してるから、デパートもない田舎で暮らすのは無理やわー。」
というお断り。
するとマスゴミ君は、「そうだと思ってたよ。」とあっさり婚約を解消してくれたという。
マスゴミ君は、自分の都合で別れたということにしてくれて、慰謝料300万円くれたという。
すでに両家の挨拶もすませ、婚約指輪ももらっていた。
バブル姫はその婚約指輪をしばらくして、リサイクルショップかどこかに売ったんだって。
で、売るときに、鑑定書が必要なので、マスゴミ君に電話して、あるかどうか聞いたんだって。
マスゴミ君によると鑑定書はもう残してないってことで
「何で残してへんねん!」って怒ってやったとか。
マスゴミ君とは今も年賀状を交換し、年に一度は、電話で話もするそうです。
マスゴミ君もいまだ独身だそうです。
わたしはそれを聞いて
「そのとき結婚していれば、案外子供にも恵まれて幸せに暮らしていたかもしれませんよ。」
と意地悪言ってやったわ。
姫は、あんな田舎とんでもないって答えたのかな。
さて、この話、本当だと思う?
わたしは嘘だと思う。
恐らくマスゴミ君と婚約していたところまでは本当だと思う。
だけどさー、土壇場になってデパートがないから、嫁ぐのがイヤって、そんなの最初から分かり切っていることだよね。
これが本当に破局の理由なら、姫は相当アタマが悪いと思う。
いや実際、相当アタマ、悪いんだけどね。
いくら姫の頭が悪くてもさー、その地方都市に何度かは泊まりにも行ってるだろうし、婚約する前に、この土地で暮らすの無理って分かるだろうさよー。
それが指輪まで用意したのに土壇場になって、「デパートない田舎で暮らすのムリ!」と言われて、はいそうですかと納得し、婚約破棄の慰謝料を300万円もくれる男はいるまい。
おそらくこれは、男側の都合で結婚が流れたんだとわたしは思う。
ならば慰謝料300万も納得がいく。
土壇場の土壇場で、やっぱりこの女ヤバイって思って、男が逃亡したんだろう。
この女から逃げ切れるなら、300万などやっすいやっすい。
当時の姫は仕事も充実しており、男性ばかりの職場でモテモテだったので、まあ、次があるだろうと、納得したんだろうね。
しかしその後、姫に結婚のチャンスが訪れることもなく、いまだマスゴミ君に未練たらたらというわけですね!
華やかな職業で出会いも多いであろうマスゴミ君がいまだ独身なのも、わたしは嘘だと思う。
しかしそれを確かめる術もないし、そこまで確かめたいほど姫の過去に興味もない。
勤め先と下の名前だけ分かってるから、ここで発表したら、誰か調べてくれる?
年齢も姫と同じく、50代前半ぐらいじゃないかな。
しかし嘘までついてくだらん見栄をはって、どんなちんけなプライドが守られるというんだろう。
バブル姫は一体何と戦ってるんだろうね!