結婚相談所のお見合いで出会ったセーブタさんと、結婚に向けた話をしていくことになったプチ初老ころん。
結婚式と披露宴については、お互い話が噛み合わないまま…。
まあいい。
本当に結婚することになったら、ブライダルフェア巡りでもして、セーブタをその気にさせて、わたしの望むように持っていけばいい。
こんなチョロい男、どうとでも操れるわ。
ところんときたら、セーブタを見下し奴隷としか思っていないことこの上ない。
そして子供についてだが、わたしのような40歳を越えた女が妊娠する確立は、5%程度だという。
なので子供は無理ではないですか~といいつつ、お互いできればほしいですね、と言う結論になった。
セーブタは子供は一人でいいと言った。
多分かんぽ生命販売のアドバイザーとして、ファイナンシャルプランナーとして、年齢的に子供は一人育てるのに精いっぱいという判断かと予想する。
しかしわたしは一人っ子はかわいそうだ、二人がいい、三人でもいいと、物申した。
だってこんな初老カップルの子供が一人だと、二十歳前後で介護なんて憂目に合うかもしれない。
そんなとき、兄弟姉妹がいれば助け合えるやん。
と、わたしは自分の言い分を説明しましたが、セーブタは一人でいいと言い張るのです。
大丈夫ですよ。
保険金いっぱいかけて、アンタがとっとと死んでくれれば、母子三人で助けあって生きていきますので、どうか心配なさらず。
姉が二人いる末っ子のセーブタに
「姉妹がいてよかったと思いませんか?
わたしは兄弟がいてよかったと思うので、自分の子供にも兄弟を作ってあげたいですけどね。」
と言ってみた。
するとセーブタは姉妹がいてよかったと思うと言う。
「だったら自分の子供にも兄弟を作ってあげた方がいいじゃないですか。
一人っ子で年寄り夫婦の面倒を見るのってすごく負担でかわいそうだし。」
とわたしが説得したら、セーブタは
「では二人で。」
と、考えを変えてくださいました。
「ま、子供は二人どころか、一人もできない可能性の方が高いですけどね…。」
とわたしが自虐的につぶやくとセーブタは知ったかぶりして
「高齢出産ですから、子供ができてもダウン症や障害児が生まれる可能性が高いっていいますもんね。」
と言った…。
……。
……。
コイツ、また言いやがった。
これで三回目?
四回目か?
お前に言われなくても、40歳を越えれば念年、出産へのリスクが高くなることぐらい、たいていの女は皆分かってるつーの。
何でそれをあえてわざわざ言って、女性を不愉快にさせるのかなぁ。
しかも一回だけでなく、なぜ会うたびに同じ話をするのかなぁ。
なぜ、そのような一言で女性の心が離れていくって分からないのかなぁ…。
こいつは本当に救い様のないバカだなぁ…。
ムカついたわたしは、こんな嫌味を言ってやった。
「つがいになれない愚かな鳥は、子孫を残せずに滅びゆくのみですからね!」
この嫌味を丁寧に解説すると以下です。
セーブタみたいにモテない男は、女性に選ばれないため、子種を受け入れてもらえないので、子孫を残すこともできない。
でもあんたのように劣った人間の遺伝子を残す必要なんてないから、滅んでしまってちょうどよい。
バーカバーカ、という意味です。
ま、これはわたしにも言えることです。
盛大なブーメランです。
しかし教養のないセーブタは、わたしの嫌味があまり理解できないようだった。
フン。
おめでたくて幸せなヤツ。
うらやましいわ。
けどなりたくはないけどな!
見た目がリバー・フェニックスでも、セーブタみたいな脳ミソの男にはなりたくない。
リバー・フェニックス、美しいね~。
映画、「ジョーカー」観てきたよ!
ホアキン・フェニックス、やっぱり目元が少しリバーに似てたね!
続く