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男と女の修羅場! 女を見下す男を人殺しのような顔でにらみつけろ! セーブタ-38

婚活レポ

わたしが転職が多いのは、イヤになったらすぐ仕事を辞めてきたからだろうと、ネチネチ同じことを責め続ける、アラフィフ結婚できない男のセーブタさん。

この執拗さにわたしはとうとう切れちらかして、セーブタをにらみつけながら言ってやった。

「これだけ同じ説明を繰り返しているのにご理解いただけないってことは、わたしの話を聞いていないか、わたしを嘘つきだと思っているか、わたしを見下しているか、のどれかですよね!」

するとセーブタはあっさりと

「全部ですね。」

と言ってのけやがった!

この発言を聞いてわたしが不愉快に思ったのはもちろんのこと。

しかし一方で、小馬鹿にしてどうとでもできる奴隷だと思い込んでいたセーブタが、案外強気で反論してくるのに驚き、感心もした。

へぇ~。
モテない人生を送ってきたがゆえ、女性にへりくだらないと結婚できないと理解しているのかと思ったけれども。
案外、たやすく言いなりにはできない男なんだー、とな。

しかしやはりセーブタはマヌケである。
話を聞いてくれず、嘘つきだと思われ見下してくるような男と結婚する女はいない。
よほどその男に愛情があるか、その男が金持ちだったら話は別だが、セーブタにそれほどの魅力はない。
多少の金はあるだろうが、見下されているのを耐えてまでねらうほどのお金ではない。

だからわたしがとるべき正しい方法は、ここで帰ってやることだった。
一瞬、もう帰ってやろうかなと思ったのだが、それはあまりにも失礼かな、と考えて思いとどまったのである。

今にして思えば、ビールでもぶっかけて帰ってやればよかった。
はっきり嘘つきで見下しているって言われたんだもん。
失礼極まりない発言。

失礼には失礼を。
目には目を。
歯には歯を。
やられたら10倍返しやで!

帰っても許されるレベルだよね。
案外わたしもお人好しだな。

ほらやっぱり、育ちのいいお嬢様なので。
そのような失礼なことを、殿方にしてはいけないと、父親に厳しくしつけられておりますゆえ!
しつけられておりますゆえ!

とりあえずセーブタの発言がたいそう不愉快だったので、わたしは人殺しのような顔をして、セーブタをにらみつけてやった。

育ちのいいお嬢様が、人殺しのような顔をできるんだね。

すると、これもまた意外なことに、セーブタもこちらをまっすぐににらみ返してきたのである。

へぇ~、案外根性あるんだね!

もう売り言葉に買い言葉で、おそらくこの場は修羅場となり、わたしも引くに引けない雰囲気。
まあ、こいつとのいさかいでわたしは一切引くつもりはない。
引くぐらいなら別れを選ぶね!

しかしわたしはにらまれなければならないことなんてしたかね。
多分、セーブタにとって、わたしが無職で専業主婦希望というのが許せないにらみつけポイントだと思うの。

だったらもう別れようて言ってくれればいいのに、別れるよりもわたしを変えたかったのか、よう分からんわ。

セーブタから
「結婚を前提にお付き合いしてくださいっ!」と張り切って告白したもんだから、後に引けないとか…?

で、にらみ合いになってその後、どのような会話になったかあまり覚えてない。
だからこのブログに書いていることも、あいまいな記憶をたどっているゆえ、出来事は多少前後しているかと思う。

とにかくセーブタが、転職が多いのはおかしい、イヤになったら辞めてきたのだろうと繰り返したと記憶している。

そやけどさー、こっちがイヤになったから辞めてきたわけでないと何度も言っているのに、しつこく同じことを責めたてて、誰が得するんだろうね。

そこで止まってしまってお互い話が進まないやん。
まあ、わたしももう少し柔軟に、セーブタ程度の男ぐらい、うまいこと軽くあしらって丸め込めばよかったんだろうけどさ。
残念ながら、モテない人生を歩んできて恋愛経験が少ないため、そのようなテクニックは持ち合わせておりませんでした。

そもそもわたしにとってセーブタは恋愛対象ではない。
ただの奴隷。

だからたとえわたしが上級の恋愛テクニックを持っていたとしても、セーブタに使うという発想がまったくなかった。
だってまったく好かれたいと思っていない男だもんね。

恋愛相手、結婚相手ではなく、奴隷だと思っている男に、やいのやいの言われても譲ったり丸め込んだりする必要はない。
奴隷は、力で押さえつけるのみ!!

 

続く

 

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