婚活サイトユーブライドで
4歳年をごまかして
モテモテ中の
プチ初老ころん。
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youbride
いろんな男性から
いっぱいメールが来て
わけわかめ。
初老のせいか
ちょっと
体調も崩し気味だったので
「体調不良なので
しばらくお休みします。」
と
プロフィールに
記載しておくことにした。
もう
新しい男性を
相手にする余裕はないし
今やりとりしている
殿方にも
返信遅れますってこってす。
そのような状況の中で
新たにメールをくれたのが
プロフ上はひとまわり上
実年齢は8歳年上のトラレさん。
大卒で
誰もが知っている
一流企業勤めなので
年収は900万。
婚歴あり。
プロフィールには
頭も薄くなり見た目には
自信がないけど
中身重視なら自信はあります、
とのこと。
写真はなかったので
見た目は分からん。
また優しいと
よく言われますとも
記載されていた。
自分でいい人と言うからには
きっと相当いい人なのだろうと
思ったわたしは
なんだかんだと言ってもお人良しやで。
だいたい
自分でわざわさ
中身に自信がありますと
言ってるヤツが
いい人なわけがない。
本当にいい人は
自分がいい人だなんて
思いもしないのだ。
いい人にとって
いいことをするのは
ごくごく当たり前のこと。
いいことをして
褒められても
「ぼかぁー
当たり前のことを
しただけですから。」
とサラリと言って
本心からそう思っているのが
本当にいい人なのです。
わざわざ
ぼかぁー
いい人ですって
言うヤツは
ただのいい人の押し売り。
そもそもいい人は
自分の中身に価値をつけて
押し売りしたりなんかしない。
コイツは
押しつけがましい
ただの勘違い男だよ。
ちなみに
ぼかぁー
ってのは
「僕は、」
っていう意味だからね。
僕の「く」と接続詞「は」がくっついて
「くはー」が
「かぁーっ」て響きに
聞こえるってことだからね。
中身が素晴らしい
ころんは
分からない人のために
親切に説明しておきます。
トラレさんから届いたメールには
「体調が悪いということで
お返事気長にお待ちします。」
と
ていねいなメッセージが
添えられていたので
心象もよく感じられ
返信することにしました。
ころんにとっては
まずまずの条件の殿方です。
そしたら
割と返事はすぐ来て
メール交換が始まった。
だいたい
トラレさんは
ころんのメールを
受け取った
その日のうちに
お返事をくださる。
ころんはのーんびり
2.3日おきにお返事。
あるとき、
「ころんさんのメールを
楽しみにしている
自分がいます。
だけど体調不良ということで
催促はしません。
無理させるのは
可哀想そうだと
思うからです。」
ってな
メールが届きました。
このメールを読んで
トラレさんって
いい人だな~って
思ったアタナは
単細胞のお人よし。
ころんは
気を使ってくれてるんだろうけど
何か引っかかるなーと
当時は思ったのだが
あまり気にせず
そのままやりとりを続けた。
だが
このころんの小さな引っかかりが
このトラレという男の
全てをとっくに物語っていたのだ。
トラレが送った
「無理させるのは
可哀想だと
思うからです。」
に
この男の傲慢な全てが
こめられている。
よく考えてごらん。
このころん様が
やっすい、
いや安いどころか無料で使えて
出会い系に
ケが生えた程度のサイトで
知り合った男のために
無理なんかするわけないやん。
このトラレの
ころんを無理させることが
できると思っているような発言が
傲慢で勘違いはなはだしいのだ。
気の使い方を完全に間違えている。
このことは
トラレさんとやりとりしてから
ずっと後になって
気がつくことだ。
その時は
ころんも違和感を
覚えながらも
そこまで引っかかることでもないしと
テキトーに受け流していた。
やっすい婚活サイトで
活動しているような男に
あれこれ求めることは
愚かだからと
とっくに学習済みなので
この程度の小さな引っかかりには
目をつぶらざるを得ないのだ。
この後
トラレさんは
気を使っているつもりが
頻繁に
「無理しないでくださいね。」
という発言を
連発する。
最後にはころんは
この無理しないでという
一見気を使っているような発言に
ブチ切れするという
結末が待っている。
だから最初に
この男がはなった
「無理させるのは
可哀想だと
思うからです。」
という一文から
全ての結論は
決まっていたのかもしれない。
そしてまあ
この、
少し引っかかったとはいえ
そこまで責め立てる
発言でもないだろうという
一文を
こんなにねちねち責め立てる
わたしの何と性格の悪いことか。
一つ言い訳させてもらうと
婚活日記書くために
振り返ったり
メールを読み直したりするやん。
そのときに
あ~
わたし、そういえば
ここで
何か引っかかってたなーってなことも
同時に思い出すのです。
そいで
後になって起こる出来事と
つなげて
最初っから
この男はサインを
出してたんだなーと
感心するというわけです。
こうやって
婚活日記を書かなければ
とっくに忘れていたかもしれない
ひっかかりを
わざわざ思い出して
ねちねち責めるという
この行い。
これってころんの
精神も病ませている行為ではないのかと
思う今日この頃です。
続く