刑事コロンボ第11話「悪の温室/ THE GREENHOUSE JUNGLEBLUEPRINT」は、結論から言えば、とても面白いお勧めの作品です。
狂言誘拐を扱っていますが、誘拐捜査の時点でコロンボが登場、その後殺人が起こってしまいます。
ですから状況が二転三転し、展開も早く、スリリングで緊迫感のある構成に目が釘付け!
前作「黒のエチュード/ ÉTUDE IN BLACK」がダラダラ長かったため、余計に今作がすっきりした良い作品に感じました。
役者陣も素晴らしい。
そして何と言っても、コロンボが崖から駆け落ちるシーン。
シリーズ切ってのピーター・フォークのコメディアンぶり発揮された名シーンです。
思い出すだけで今も笑いがとまりません!
今回の結末は、特にコロンボが仕掛ける大胆なトラップはありません。
しかしその分、コロンボの観察力、地道な捜査力、着想力、想像力がふんだんに生かされた、証拠発掘となりました。
伏線がたくさん張られているので、見逃さないように、あらすじとネタバレ、コロンボの着眼点を一緒に追ってゆきましょう。