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刑事コロンボ#11-1 悪の温室/ THE GREENHOUSE JUNGLEBLUEPRINT 1972年 あらすじとネタバレ(前半) 高齢独身こじらせ男の狂言誘拐殺人事件

刑事コロンボ

作品情報

刑事コロンボ:ピーター・フォーク(小池朝雄)

殺人犯:蘭栽培家 ジャービス・グッドイン/レイ・ミランド(臼井正明)
被害者:殺人犯の甥 トニー・グッドイン/ブラッドフォード・ディルマン(山田康雄)
被害者の妻:キャシー・グッドイン/サンドラ・スミス(阪口美奈子)
フレデリック・ウィルソン刑事:ボブ・ディシー(野本礼三)

殺害の動機:金銭目的

演出:ボリス・セイガル
脚本:ジョナサン・ラティマー

殺人に使われた銃が犯人のものであると証明した
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今回のゲストスターは再登場レイ・ミランド

今回のゲストスターレイ・ミランドは、コロンボ第4話「指輪の爪あと/DEATH LENDS A HAND」にも出演しており、若い妻を殺されてしまった新聞社社長アーサー・ケニカット役でした。

妻を失った怒りと悲しみを抑えた演技で表現し、重厚で貫禄のある存在感がキラリと光っていましたね。

ラストも、くすりと笑いを誘うコミカルな演技で幕を締めてくれました。

それもそのはず、「失われた週末」でカンヌ国際映画祭最優秀主演男優賞と米国アカデミー賞主演男優賞を受賞した名優です。

「指輪の爪あと」もまたわたしが大好きな作品ですが、レイ・ミランドはこのときと髪型が変わっていますね。

髪型が少し変わっただけなのに、「指輪の爪あと」のときとまるで別人のような演技力も今回の見どころの一つです。

ちなみに「指輪の爪あと」の作品詳細についてはコチラから。

刑事コロンボ#4-1 指輪の爪あと/DEATH LENDS A HAND あらすじとネタバレ(前半) コロンボが手相を見てくれます♡

刑事コロンボ#4-2 指輪の爪あと/DEATH LENDS A HAND あらすじとネタバレ(後半) コロンボは永遠のいたずらっ子

「悪の温室」でレイ・ミランドが演じるジャービス・グッドインはとにかく毒舌で、ずっと悪態をついています。

どうも独身のように思えますが、この性格では結婚は難しいですね。

お金持ちの独身高齢こじらせ男ってとこでしょうか。

そこで今回はジャービス・グッドインの毒舌集もまとめてみました。

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狂言誘拐

深夜0時53分。

トニー・グッドインの妻キャシーに、「旦那がまずいことになった。お金を払ってもらう。」という不穏な電話がかかってきます。

声色を使ってこの電話をかけたのはトニーの叔父ジャービス・グッドイン、今回のゲストスターレイ・ミランドが演じる殺人犯ですね。

電話は一方的に切られ、キャシーは夫の行方を探るため、寝室のキャビネットの引き出しからアドレス帳を探し出し、電話をかけます。

猥雑に散らかったこの引き出しの中に、銃が一つあります。

後に重要なキーポイントとなる銃なのですが、女性の寝室のキャビネットに銃がぽんとしまわれているって、アメリカでは普通なのでしょうかね。

キャシーは、グロリア・ウエストという夫トニーの愛人だか、元職場の受付嬢だかに電話をかけます。

グロリアがトニーの行方を知らなかったため、キャシーはトニーの叔父のジャービス・グッドインに電話をかけるのです。

このキャシーのセクシーなネグリジェや部屋着もみどころですよ。

勝気で奔放なキャシーのキャラクターによく似合っています。

ジャービスの毒舌集-1 優しいキャシー

キャシーから、夫トニーを捜していると電話を受けたジャービスは開口一番

ジャービス
ジャービス

ああ、優しいキャシー、トニーを捜しているって?

トニーが聞いたら喜ぶことだろうね。

まずうちに帰ってごらん。

 

と言います。

これは浮気症の妻キャシーが、ふだんトニーを放置して家にいないことを皮肉っているんですね。

キャシーが家にいると言うと

ジャービス
ジャービス

こら二重の驚きだね。

キャシーが緊急事態であり、気味の悪い電話がかかってきたことを伝えると

ジャービス
ジャービス

ほう?ボーイフレンドから?

と、悪態がとまりません。

キャシーが最後まで聞いてと頼むと

ジャービス
ジャービス

ほう?あいつのやりそうなことだ。

1時間ばかり待ってみてトニー坊やが帰ってこなかったら警察に届けることだね。

酔っ払いと蒸発亭主の扱いには警察は慣れておるよ。

君がそう取り乱しているとは、トニーのおじとしては嬉しい驚きですな。

と、この人、毒しか吐いてないですね。

職業は蘭収集家らしいですが、蘭って毒のある花でしたっけ?

電話を切ったジャービスは、そばにいたトニーに告げます。

ジャービス
ジャービス

今のところ魚雷はまっすぐ目標にばく進中だ。

妻を悪く言われたトニーは、「どうしておじさんはいつもキャシーを冷たい女のように…。」と嘆きます。

ジャービスは

ジャービス
ジャービス

じゃあ温かい女なのかい?お前はどうしようもないお人好しだな。

お前の金で浮気している女房だぞ。

くだらん男に貢いでいる女房のどこに未練があるというのだ?

と、悪態をつかないと死んでしまう病気にでもかかっているのでしょうか。

ジャービス
ジャービス

お前はキャシーと比べたら弱い上に、上品過ぎる男だからな。

キャシーは不満だろうがね。

もうジャービスの毒舌集を作るなら、わたし、彼のセリフ全部書き起こさないといけないのかと、すでにうんざりしてきました。

狂言誘拐第一段階 誘拐事件勃発

しかしこのトニー、おじから「トニー坊や」と呼ばれるだけあって、かわいいですね。

お金持ちのおぼっちゃんらしく、純粋で素直で、頼りなさげなところもかわいいです。

トニーは皮肉屋のおじと対照的なキャラクターで、お互いを引き立てて良いコンビではないですか。

この名コンビ?珍コンビ?が、身代金目当ての狂言誘拐をくわだてたということです。

ジャービスとトニーの叔父甥コンビは、それぞれの車に乗って、用意していたアジトに向かいます。

ジャービスの車はメタリックグレーのベントレー、トニーの車は黄色いジャガーEタイプです。

この高級車を眺めるのも刑事コロンボの楽しみですね。

トニーはジャービスの指示で書いた手紙を用意し、明日の身代金受け渡し電話のかけ方などをおさらいします。

警察の無線に、トニーの行方不明情報が入りました。

これで幕が上がり、狂言誘拐第二段階に入るそうです。

狂言誘拐第二段階 さよならトニーの愛車黄色いジャガーEタイプ

狂言誘拐第二段階は、誘拐偽装のためにトニーの車を崖から落とします。

しかし高い車のため躊躇するトニーをジャービスは一蹴。

ジャービス
ジャービス

30万ドルを棒に振ってもいいのか?

1972年当時、1ドル=301円。30万ドル、9030万円。

今でいえば、1億円以上の価値はあるでしょうか。

ジャービスとトニーはそれぞれの車を崖上まで走らせます。

トニーは車の時計を0時18分に戻しておきます。

0時35分に、犯人を装ったジャービスが、キャシーに電話をかけたので、その前の時間設定ですね。

愛車ジャガーに未練たらたらのトニーにジャービスは

ジャービス
ジャービス

どいて下さらんか。坊や。

と言って、銃で車の正面窓を打ち抜きます。

そして二人で車を押して、崖から落とすのです。

このときの泣きそうなトニーの顔が何とも言えません!

崖下に落ちてしまった車を未練たらたらで見つめるトニーが切ないです!

でも笑えます!

これで狂言誘拐第二段階は終了です。

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物語開始約9分 コロンボ登場

エリート部下のウィルソン刑事も登場

トニーの車が落とされた現場に、コロンボが愛車プジョー403コンバーチブルに乗って現れます。

いつものごとく、警察と思われず、警官に追い返されそうになっていますね。

刑事コロンボお約束シーンです。

そこで、コロンボをエスコートしにやってきたのがエリートのフレデリック・ウィルソン刑事。

今作品で重要な役割を果たします。

コロンボの葉巻に火をつけたり、「もちろんお気づきでしょうが」とテキパキと状況を伝え、できる刑事風のようですよ。

ウィルソン刑事は殺人課に1年いた後、バークリーの警察大学に2年通い後、復帰したエリート刑事だそうです。

最新の捜査技術を使ってコロンボをサポートします。

ウィルソンは、リッチー主任からコロンボが伝説的刑事であると聞いてきたのだとか。

それを聞いたコロンボが何となく嬉しそうですね。

シリーズ最大の体を張った爆笑シーン

コロンボは、崖下に転落した車を調べるために、急な崖を降りることになるのですが…。

坂を駆け下りて止まらなくなったコロンボが最後、転んで止まるというこのシーン、シリーズ最大の爆笑場面ではないでしょうか。

この体を張ったアクションシーン、リアクション芸人として有名な出川哲郎やダチョウ倶楽部さえも越えていきますね。

ピーター・フォークは芸人じゃないのに…。

シリアスとコメディの絶妙なバランスの刑事コロンボ、こんな作品は二度と出会えないですよ。

あ~、このシーン、何度見ても笑えます。

この場面を思い出すと、嫌なことなんて吹き飛んでしまうぐらいの破壊力があります。

ウィルソン刑事の見解

コロンボより先に転落した車を調べていたウィルソン刑事の見解はこうです。

トニー・グッドインは、車に弾丸を撃ち込まれたためやもなく停止し、車から引き下ろされた。
トニーが何者かに拉致されたことを隠蔽するために、車は崖から落とされた。

コロンボは車の後部席に残った弾丸を、鑑識に回すようにウィルソンに頼みます。

そしてトニー・グッドインの妻を訪ねることにします。

ジャービスの毒舌集-2 私には浪費家の妻はいない

グッドイン家には、キャシーに呼ばれたジャービスが、30万ドルもの身代金の相談をしています。

ジャービス
ジャービス

いかに金遣いの荒い君でも毎週それだけは使いきれまい。

 

残念ながら甥に対する愛情は別としても私としてはその大金の万分の1も提供できない状態にある事は君には分かってもらいたいのだ。

 

私には浪費家の妻はいないがしかし…。

 

とまあ、キャシーに対する悪態が止まらない。

嫌いなんでしょうね、このキャシーという甥の妻が。

と、その時玄関ドアのチャイムが鳴って、コロンボが登場です。

警察を名乗るコロンボを、キャシーは、「知っていることは全部お話しましたわ。」と追い返そうとします。

「こっちからお話することがあるんで。」と言って、コロンボは何とか家に入れてもらえます。

うちのカミさん-1 カミさんのところにポッと行く

コロンボは1時間前に、崖から落ちて大破したトニーの車が見つかったこと、車に弾痕があったことを、キャシーとジャービスに伝えます。

家族が事件に巻き込まれたかもしれないというのに、冷静な二人を見たコロンボは、疑問を口にします。

コロンボ
コロンボ

誰かがうちのカミさんとこへぽっと行って、弾の痕のあるアタシの車が谷で見つかったと言ったら、カミさんとしちゃアタシが車の中にいたかけがしたか、生きてるか死んでるか聞きたがるでしょ?

 

と定番セリフ「うちのカミさん」の登場ですね。

キャシーが、トニーから手紙が届いて無事であることを確認できていると説明します。

コロンボは

コロンボ
コロンボ

身代金いくら要求してきました?

とすぐに誘拐事件だと気がついたようですよ。

身内当ての手紙で「警察に話すな」と念が押してあるのは誘拐事件が多いこと、コロンボが門前払いされそうになったこと、などから

コロンボ
コロンボ

職業柄いろいろ気付く事がある訳でして。

という結論にいたったようです。

ジャービスの毒舌集-3 財産を欲張りの妻に取られまい

30万円もの身代金を用意できるのかというコロンボに、非常事態に引き出せる信託財産があるというキャシー。

ジャービスはすっとぼけながら

ジャービス
ジャービス

そう。信託財産か。それで私を呼んだのだな。

とキャシーに言います。

ジャービスはトニーの信託財産の共同管理人です。

ジャービス
ジャービス

トニーのおやじさんは息子に浪費をさせまい、財産を欲張りの妻に取られまいとしてですな。
あらゆる制約をつけて…。

とまあ、ジャービスはとにかくキャシーを皮肉りますね。

信託財産を引き出すには、共同管理人のジャービスの許可が必要です。

ですからジャービスは銀行の頭取に会いにいくと言って、出かけます。

キャシーは「いいおじさんでしょ。」と、ジャービスを皮肉ります。

コロンボ
コロンボ

は?あっ いや…。

こんな場合は誰でもカリカリするもんで。よくある事です。

とまあ、テキトーにキャシーを慰めます。

すると家の奥の扉から、男性が登場してキャシーと抱擁します。

キャシーの愛人ケン・ニコルズですね。

まずいものを見てしまったというコロンボの表情がおかしいですね。

コロンボ
コロンボ

とにかく奥さん手紙の指示どうりに行動してください。

こっちはご主人が帰されるまで手出ししませんから。

プライバシーには立ち入りませんから。

とコロンボも去ってゆくのです。

このシーンのキャシーの衣装、画像では分かりにくいかもしれませんが、胸の谷間が丸見えのセクシーでキュートな赤いドレスです。

うちのカミさん-2 逆立ちして喜ぶ

蘭栽培家のジャービスは帰宅し、温室で花の様子を見ています。

すると花の間から、神出鬼没のコロンボがひょっこり顔を出します。

庭師にここで待つように言われたとコロンボは説明し、咲き乱れる蘭を見て

コロンボ
コロンボ

うちのカミさんアフリカバイオレットに凝っていますが、もしこんなやつをですね、一鉢でも持って帰ってやったら逆立ちして喜ぶだろうな。

と、うちのカミさん登場ですね。

コロンボは狂言誘拐に気がついているのか

コロンボが褒めた蘭を見てジャービスは

ジャービス
ジャービス

その種類はモス・オーキッドと呼ばれるものでおよそ1,200ドルはするものなんですよ。

と自慢します。

1972年当時、1ドル=301円、1,200ドル=361,200円ですね。

その金額を聞いたコロンボが言うことには、

コロンボ
コロンボ

恐ろしい話だ。

凝ったら身代潰すような趣味ですな。

はい、このセリフですね。

これは高価な蘭を集めるジャービスにとって、お金はいくらあっても足りないであろうことを、ほのめかすセリフではないでしょうか。

ということは、わたしの推理ではコロンボはこの時点で、すでにジャービスの狂言誘拐を疑っていると思います。

ジャービスの毒舌集-4

コロンボは、銀行から信託財産がおろせるのかと、ジャービスの持っているトニーからの手紙を確認するために来たと説明します。

しかしジャービスがすでに、鑑識から報告があり、お金の都合がついたことも、手紙の筆跡がトニーであったことも、知っているはずだとコロンボを責めます。

ジャービス
ジャービス

君がここへやって来ることによって甥を危険にさらしているんだ。

もし監視されていたらどうする?

コロンボ
コロンボ

おっしゃるとおり。一言もありません。

それじゃこれで。

と、コロンボはすごすごと帰ろうとして、出口の前にたってからのー、立ち止まって蘭を眺めてからのー

コロンボ
コロンボ

やっとあなたの花に寄せる並々ならぬ愛情が分かりました。

実は甥御さんの一大事だというのに、あなたがまっすぐ銀行に行かず温室に寄ったと部下から聞いたときにはこいつは…。

と、このセリフですでにジャービスを疑っていることが、明らかですね。

ジャービスが悪態をつく天才なら、コロンボもまた嫌味を言う天才ですね。

でもコロンボの嫌味は、一見嫌味って分からないからタチが悪い。

ジャービスはこのコロンボの嫌味を全く意に介さず

ジャービス
ジャービス

私を尾行させたのか?それはおかしい。

手出しはしないと約束したじゃないか。

署長に講義してやる!

怒りをあらわにし、電話をかけようとします。

コロンボはどうにかジャービスを諭して、帰ろうとします。

しかしジャービスは捨てセリフのように

ジャービス
ジャービス

私にとってあの甥は水苔ほどの価値もないのだ。

悪妻の尻に敷かれた駄目なやつで人間のくずだ。

もし私のただ一人の身内でなかったならば好きなように始末しろと犯人に言うところだ。

とまあ、ひどいことを言います。

このセリフ、言う必要ある?

コロンボにとってもジャービスにとっても、何のメリットもないセリフです。

ジャービスの意図が読めないですね。

この時点で、ジャービスはまさかコロンボが自分を疑っていると気がついていないのか、悪態をつかないと死んでしまう病気だからか…。

独身をこじらせていますね!

まあ、一日蘭のお世話をして、人と関わることがないとこうなるんでしょうかね…。

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狂言誘拐第三段階

夜12時から半の間にキャシーに電話

自宅で誘拐犯人からの電話を待つキャシーと愛人ケン、そしてジャービス。

家の周囲はコロンボ達、警官が見張っています。

トニーは事前にジャービスに指示された通り、12時から半の間に電話をかけます。

そしてこれもまた叔父ジャービスに事前に指示された通り、トニーはイースト・ウィルシャーの5835キャル・テキサスのガソリンスタンドの電話ボックスで待っているように伝えるのです。

身代金を持ったジャービスは

 

ジャービス
ジャービス

殺されなかったらまた後で結果を連絡致しましょう。

と余裕の軽口をたたいて車に乗り込むのです。

ウィルソン刑事がテキパキと指示して、コロンボたちもジャービスの車を追います。

ちなみにこのシーンのキャシーのドレスも、大きく足にスリットが入っていて、とてもセクシーですね。

身代金受け渡し

ガソリンスタンドに車を停めたジャービスはかかってきた電話を受けます。

トニーは、その電話でサンセットからサーフ・ロードに出てサーフを北に18㎞行くように指示します。

そこが身代金受け渡しの場所です。

ウィルソン刑事は、夜間望遠用のカメラで、身代金受け渡しを撮影しようとしています。

任務に万全を期したいと、自腹でスターライトスコープという新型高級カメラを購入したというウィルソンに

コロンボ
コロンボ

お前さん。独り身だろう。

とコロンボが感想を言いますね。

そこでストッキングをかぶって顔を隠したトニーが、身代金を受け取りに山から降りてきます。

ジャービスから身代金を受け取ったトニーは、再び山へ登ってゆきます。

ジャービスは少し車を走らせて、トニーと合流します。

トニーはジャービスの車の後ろのトランクに隠れます。

一方でコロンボたちは、身代金受け渡し現場の足跡を調べています。

せっこうで足跡を取れというコロンボに、ウィルソン刑事は、立体写真の方がおすすめだと言い、そうします。

抜け目のないジャービスは事前に足跡対策として、トニーにオーバーブーツを履くよう指示済です。

ジャービスの毒舌集-5 あの猿ども

トニーをトランクに乗せて、ジャービスは車を走らせるのですが、コロンボたちが追いかけてきました。

丘の上の身代金受け渡しについて、ジャービスに尋ねるコロンボとウィルソン刑事。

ジャービスは、疲れているから明日にしてほしいと言います。

コロンボ
コロンボ

あ~すいませんでした。

こういう事になるとつい夢中になってしまいましてね。

それじゃ楽しい夜を。

と、ズレた挨拶をするコロンボに

ジャービス
ジャービス

趣味のいい挨拶とは言えないね。

と答えるジャービス。

これはジャービスが正しいですね。

甥が誘拐されて身代金の受け渡しを終えた人に、「楽しい夜を。」って、頭大丈夫?って聞きたくなるレベルです。

それからジャービスは用意していたアジトに向かい、トニーを降ろします。

ジャービス
ジャービス

長くかかってすまなかったがあの猿どもがついてくるとまずいからな。

と、コロンボたちを猿扱いです。

かばんから身代金を取り出して、ため息をつくトニー。

「確かにおじさんは頭がいい。

あのがんじがらめの信託財産から引き出したとはね。

いい眺めだ。

金ってやつはいつ見てもいい。

うーん。ビューティフルだ。」

と感激もひとしお。

実はこのお金は、トニーが妻キャシーを取り戻すために必要だったお金のようなんです。

あんな浮気症の妻を一途に思うトニー、本当に可愛いですね。

まるで裏切られても裏切られても峰不二子を追いかけるルパン三世のようです。

トニーの声はルパン三世なんです。

しかしジャービスは

ジャービス
ジャービス

あの女のために使ってしまうにはもったいないね。

ばかな話だ。

お前には気の毒だが、どうやら第三段階を説明するときが来たようだな。

と言って、トニーを銃殺するのです。

うそーん!

ルパン三世が死んじゃった…。

不死身かと思ってたのに…。

まあ、後は栗田貫一にお願いするとするか…。

というより、トニー、可愛くていいキャラだったのに残念です!

ある意味、シリーズで殺害されるまでに最も活躍したキャラクターではないでしょうか。

まだコロンボ11話までしか観てないから、知らんけど。

 

明日に続く

 

ユーネクストで無料でコロンボを観ることができます。

コチラです↓↓

 

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