話が噛み合わない男、セーブタさんと結婚することに抵抗があるも、周囲の皆が口をそろえてその男で手を打っておけと言うので、仕方なーく仕方なーくもう少し交際を続けることにしたプチ初老ころん。
前回は一日USJデートをしましたので、今回は会社帰りに飲みに行く程度でいいかと、ちょっとわたしの勤務先寄りぐらいのお互いの中継地点で待ち合わせをしました。
京都では、少しは名の知れたマイナーな観光地です。
実にお見合い時を入れて、6回目のデートということになる。
特にお店は決めてなかったので、飲食店が立ち並ぶ商店街を二人で歩きながら、適当にお酒の飲めるお店を探す。
別にわたしはどこでもよかったのだが、大阪在住のセーブタさんに京都まで来てもらうのだから、念のためにいくつか候補は頭の中においておいた。
以前に友人がこの当たりに住んでいたので、勧めてくれたお店です。
しかしそのお店の横をセーブタは何も言わずに通り過ぎたので、あまり興味がないのかと、わたしは何も言わなかった。
セーブタは、近頃この当たりに新しくできた、日本酒のお店に行きたいと言う。
わたしはそこでいいですよ、と言ってそのまま二人でその日本酒のお店に向かう。
その向かう途中、もしかしたらわたしが余計なことを言ったのかもしれない。
「もう通り過ぎたけど、あのお店も以前に友人が勧めてくれました。」と言ったら、セーブタは、自分は以前にそのお店に行ったばかりだから、あえて提案しなかったけれども、そこにしましょうか、と聞いてきた。
わたしもどうしてもそのお店に行きたかったわけでなく、もし適当なお店が見つからなかったときの保険ぐらいに考えていたので、いえ、セーブタさんの行きたいところでいいですよ、と返事しました。
なのにさらにしつこくセーブタさんは
「さっきのお店まで戻りましょうか。」と言うのです。
いやいやいや…、
もうさっきのお店から大分歩いてきたんだし、今向かってるお店でいいやんね。
で、そのように伝えたのに、さらにしつこく
「戻りましょうか。」と戻ろうとすんねん。
無限ループやで!
もうセーブタさんの選んでくれた日本酒のお店でいいってわたしが何度も言ってるのに、戻ろうとするからイライラしてきて
「え!?だってもうここまで歩いてきたじゃないですか。
ここからそのお店はそんなに遠いんですか。
戻った方が早いならそれでもいいですけど。」
と答えると、セーブタの行きたいお店は、もう目の前にある角を曲がってすぐなんだと。
後5分程度。
「じゃあ、ここまで歩いてきたんだし、そのお店の方が近いんだからそこでいいじゃないですか。」
とお伝えして、やっとセーブタさんにご納得いただいた。
セーブタさんが最初に提案してくれたお店に行ったのです。
ねえ、わたしが悪いの?
わたしが余計なことを言ったから、セーブタが気を使って何度も戻ろうとしたの?
わたしは何度も何度もセーブタの選んだお店でいいって言ったし、ただのつなぎの世間話として、友人が勧めてくれたお店の話をしただけなのに。
まだセーブタと会って10分も経ってないのに、どのお店に行くかだけで、こんなにもグダグダ。
こんなにもイライラさせられる。
このブログを読んでいただいている人なら分かると思いますが、わたしはかなりはっきりした性格。
はっきりとあんたの選んだ店でいいと何度も言ってるのに!
こんなことぐらいで、そこまで怒ることないって思うかもしれないが、毎回やで。
もし時間があるのなら、もう一度セーブタさんエントリーを読み直してほしい。
2回目のデート。
わたしがメルパルクの喫茶店を提案したが却下されたにも関わらず、その後、戻らされた。
3回目の嵐山デート。
謎の目的で川べりを延々と歩かされ、説明もなく戻らされた。
4回目のふくろうカフェデート。
わたしが提案した柳小路当たりのお店に向かうも、セーブタがお気に召さず、無駄に戻らされ無駄に歩かされた。
5回目のUSJデート。
セーブタがブラブラしようと提案したが、今までの無目的に歩かされたストレスが爆発して、「ブラブラはしません!」とわたしが激高した。
なぜ、目的があって向かっている道を、途中で辞めて、無駄に戻らせるのかなー!?
とりあえず目的地まで行こうよ!!
それか最初に目的地までの距離と時間を言ってくれよ!!
ホンマに今夜ころんは何回豊田真由子を発動させることになるんだろうね。
このハゲー!
違うだろ!
違うだろ!
ちーがーうーだーろー!!
と、わたしの中だけでひともんちゃくあったものの、無事にセーブタの行きたかったお店に着きました。
このわたしの中だけでひともんちゃくってのも、噛み合わないポイントやわな。
セーブタは、わたしが不愉快に思ってるとか全く気がついてないんだからなー。
お店は少し混み合っており、カウンター席しか空いてなかった。
当然横並びに席につくことになる。
そこでわたしは、
「耳が聞こえにくいんですよね。
聞こえやすい方にわたしが座りましょうか。」
と気を使ったのであるが、セーブタはもう耳はすっかり治ったと言う。
前回のUSJデートで、何度も同じ話を繰り返すセーブタに
「わたしの話、聞いてませんよね?」とブチ切れたとき、コイツは耳が聞こえにくいと言い訳をした。
あれからほんの1週間で耳はすっかり聞こえやすく元に戻ったんだって。
ふーん…。
そんな不思議なことってあるんだねー(棒)。
これでわたしに話を聞いてないことを責められたため、耳が聞こえにくいと嘘をついて言い訳したってことが、つまびらかになりましたね。
姑息なヤツやで。
そしてわたしがそんな嘘も見抜けないバカだと思ってるのかね。
人をなめくさりやがって。
セーブタがもう耳には不具合はないというので、わたしたちはカウンター席に並んで腰をかけた。
すると早い段階でセーブタがこう切りだした。
「世間話ばかりしてても仕方ないんで、そろそろ結婚に向けた話をしましょうかー。
世間話ばかりしてても、仕方ないんでー。」
ふーん…。
世間話もまともに噛み合わないのに、結婚に向けた話ねー。
ふーん…。
わたしとセーブタはまだ会って15分ぐらいしか経ってないのに、お店戻る事件と、耳が聞こえにくいと嘘をつく事件の二つで、わたしはすっかりイライラさせられている。
すっかりこいつにたいしてうんざりきている。
こんな男と妥協して付き合いを続けなければならない自分にもうんざりしている。
結婚に向けた前向きな話など、する気にもなれない。
そこでちょうどいいや、この男の過去の恋愛について聞いてやれと思った。
セーブタがどういう恋愛をしていて女性をどうとらえているのかを知ることは、この男と結婚を考える上で、重要な資料となる。
そしてただ単に、こんな話の噛み合わず、コミュニケーションとるのに一苦労する男が、ちゃんと恋愛をしたことがあるのか、興味があった。
いわば、下衆な好奇心である。
だからわたしは結婚に向けた話を、というセーブタの提案を、はぐらかす思惑もあって、こう聞いてやった。
「今まで結婚を考えた女性がいたっておっしゃってましたけど、どうして結婚しなかったんですか?」とな。
ちなみにお見合い相手に過去の恋愛を聞くべきかどうかはこちらの記事にまとめてます。
婚活でお見合いした相手に過去の恋愛を聞くことはあり?なし?恋愛経験を聞いておいた方がよいこれだけの理由
続く