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まだスターウォーズを観ていない人のためのトリセツ 映画の持つ魅力をすべて兼ね備えたこの作品を見逃すな! 

映画

遠い昔、はるか銀河の彼方で・・・
A long time ago in a galaxy far, far away….

♪テテテテーテー、テテテテーテ、テテテテーテ、テテテテー・・

ご存知、映画「スターウォーズ」は、果てしない宇宙をバッググランドに、この文言がスクリーンに浮かび上がるところから始まります。

そして宇宙を切り裂くように響き渡る有名過ぎるあのメインテーマ。
パワフルで存在感の強いトランペットの響きを、存分に生かしたドラマティックな楽曲ですね。

スクリーンに大きく登場する「STARWARS」のロゴ。

スターウォーズファンなら、これだけでもうすっかり心は映画の中に引き込まれ、心が持っていかれてしまいます。

2019年に公開された「エピソード9 スカイウォーカーの夜明け」で、スターウォーズはいったん完結をむかえました。

わたしはもちろん映画館で、しかも4DXで観てきましたよ!
今後スターウォーズシリーズは、4DXでしか観ないと決めているぐらい、観賞のしがいがありました。

ちなみに4DXって座席が動いたり、風や水を感じることのできるアトラクションに近い観賞の仕方が楽しめるシステムです。

スターウォーズには、映画の持つ魅力が全てつまっており、激しいアクションシーンも見どころの一つ。
4DXで観ない手はありません。

4DXはとても素晴らしかったのですが、「エピソード9 スカイウォーカーの夜明け」だけでいうと、ストーリーはイマイチでしたね。

往年のスターウォーズファンからすると、今回のシリーズは、魅力が今までよりが半減している印象。

今回は、今までのスターウォーズシリーズのみどころを総ざらいしつつ、その世界観に切り込み、新シリーズがつまらなかったのかにせまっていきます。

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スターウォーズは難解?

なぜ、帝国軍が悪という前提で物語がスタートするのか

スターウォーズを日本語にすれば、星間戦争、銀河戦争とか宇宙戦争といった意味でしょうか。
その名の通り、宇宙で繰り広げられる帝国軍と反乱軍の戦争を描いています。

ざっくりと言ってしまえば基本的に、帝国軍が悪、反乱軍が正義、です。
しかしなぜ帝国軍が悪で、反乱軍が正義なのか一切説明がなく、その前提でストーリーが展開するので、当初ちょっと混乱するんです。

スターウォーズシリーズが苦手という人は、この構図に入り込めなくて、観るをのやめてしまうのではないでしょうか。

スターウォーズシリーズは、基本帝国軍と、反乱軍、悪と正義の戦いを描いているだけなので、そんなに難しい話ではないんです。

ちょっとわたしたち日本人の感覚で理解しがたいところがあるのですが、「帝国」という響きだけで、なぜか悪役なんです。

独裁政権で市民を虐げるイメージがあるからでしょうか。

アメリカという国は、市民が立ち上がり、イギリス帝国から自由を勝ち取ったという歴史があります。
その歴史からくるのか、アメリカ映画であるスターウォーズシリーズは、帝国軍が悪で、自由を勝ち取ろうとする反乱軍が正義という前提で始まります。

ですから、スターウォーズを見るときは何の疑いもなくこの前提で観ないと、物語の構図が理解しにくいんです。

これはスターウォーズの全シリーズに共通の構図です。
もし今までスターウォーズの構図が理解しにくかった人は、この前提をたたきこんで、もう一度観賞にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

反乱軍が正義でどのように強大な帝国軍と戦ってゆくのか、ということにフォーカスすれば、今度はすんなり物語に入り込めると思いますよ。

ジェダイの騎士とフォースとは

スターウォーズ独自の世界でのみ存在するジェダイの騎士。
物語で最も重要なポジションにあります。

わたしは最初、ジェダイの騎士が何なのかさっぱり理解できず、全くストーリーに入り込めませんでした。
ジェダイの騎士について一切説明がありませんから。

物語がすすむうちに、何となくジェダイの騎士とはこういうものかと理解していきました。

スターウォーズを初めて観る前に、ジェダイの騎士について知っておくと、物語に入り込みやすいですね。

ジェダイの騎士とは、特別な力(フォース)を持ったエリート騎士のことです。

わたしがスターウォーズを初めて観たのは小学生ぐらいで、英語が理解できるはずもなく、「フォース」も何なのか分からなかったんですよね。

言うまでもありませんが、英語の「フォース」は日本語に訳すと「力」という意味です。

スターウォーズの世界で「フォース」は、特別な力や才能という意味で使われます。

この「フォース」は生まれつきに備わっているもので、これを持っているものだけが、ジェダイの騎士になれるというわけです。

スターウォーズでは、強いフォースを持った主人公が、ジェダイの騎士を目指しながら、悪と戦うのが基本ストーリーです。

しかしより強いフォースを求めるため、黒い力に誘惑されるという自分の弱さとも戦わなければいけません。

スターウォーズのみどころの一つは、主人公はただ強いだけでなく、どこか弱さやもろさを抱えて苦悩する人間味のあるヒーローの成長物語です。

近頃「闇落ち」という言葉が使われることがありますよね。
これはもともとスターウォーズの主人公たちが、ダークサイドに堕落してしまうことから発生した言葉だとわたしはにらんでいます。

スターウォーズの中でのみ存在する、「ジェダイの騎士」と「フォース」について正しく理解しておくと、よりストーリーへの理解が深まります。

「フォースとともにあらんことを」もスターウォーズの中で使われる有名なセリフですね。

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スターウォーズの映画は、どれから観るべきか

スターウォーズシリーズの正史の実写版は、9作が公開され、一応完結しています。
一応というのは、今後も新シリーズの制作が示唆されているからです。
公開された映画は、それぞれエピソード1~9と副題が打たれています。

この映画は、三つの作品で一人の主人公を描きます。
現在9作公開されているということは、三人の主人公が登場したということになりますね。

スターウォーズの始まりは1977年に公開された「エピソード4 新たな希望」です。
だけど、第一作なのに「エピソード4」と4番目のお話になっているのです。

これは「新たな希望」を制作していると、その前提となるエピソードが一緒に誕生したからだと言われています。
その当時1970年代の映画技術では、エピソード1~3の世界を描き切れませんでした。
そして1990年代まで待って、エピソード1~3を制作したというわけです。

すると、スターウォーズを全シリーズを観るに当たって、制作順のエピソード4から観るか、あるいは作品内で流れる時系列順エピソード1から観るか、という二つの選択肢が発生します。
制作順のエピソード4から観るほうがいいというう意見が多いみたいですね。

でもわたしは映画の世界で流れる時系列順、エピソード1から観ることをオススメします。
実際わたしもそうしました。

時系列順で観るメリット

映画が古すぎて観にくいことを避けるため

1977年公開のエピソード4は、今から40年も前の作品ですから、さすがに古くさく思えてしまいます。
今の映画技術と比べると、ところどころ荒いシーンも多いですね。
しかし1999年公開のエピソード1では、当時では最先端の映画技術を用いられております。
今でも鑑賞するに耐えうる品質がたもたれています。

後味の悪いラストを避けるため

このイケメンは誰?

エピソード3は、もやもやする終わり方です。
しかしそのエピソード3の後に、エピソード4.5.6を観るとどうでしょう。
エピソード6で全てのモヤモヤが救われてゆくんです。

また1983年公開のエピソード6は、2004年にDVD化されるに当たって、一部映像が差し替えられています。
エピソード1から観ないと、その差し替えられた映像の意味がさっぱり分からないのです。
逆にエピソード1から観ると、その差し替えられたシーンで泣けること必至。

オビワンは年取ってるのに、何でお前だけ若いままなの?って思いますけどね。
エピソード6はまさに大団円で、長いシリーズの結末にふさわしい!

よかった、よかった~って眠れますよ。

時系列順で観るデメリット

公開当時に暴かれたセンセーショナルな秘密にたいして臨場感がない

スターウォーズシリーズで最初に制作されたエピソード4~6。
このシリーズの第二作、エピソード5で、衝撃的な秘密が明かされます。

公開当時、世間を震撼させた、主人公を絶望へ追いやる驚きの秘密です。
エピソード1から観ると、その秘密、すでに知ってますけど、何を今さらという感想で、衝撃が全くないんですね。

この秘密の衝撃を味わいたければ、制作順、エピソード4から観ることです。

一番いいのは、エピソード4~6まで最初に観る。
で、ラストに登場するこの謎の美形若者なんや?という疑問を抱えたまま、エピソード1~3を観る。

そのエピソード1~3を観たうえで、もう一度、エピソード4~6を観る。

すると、ああ、アレはこの人だったのか~と理解できるというわけですね。

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エピソード順の三部作と簡単なあらすじ

新三部作(プリクエル・トリロジー)

1999年 エピソード1/ファントム・メナス
2002年 エピソード2/クローンの攻撃
2005年  エピソード3/シスの復讐

強いフォースを持ち、ジェダイの騎士となるアナキン・スカイウォーカーの半生を描いたシリーズです。
銀河共和国が腐敗してゆき、ジェダイの騎士と相対する存在「シスの暗黒卿」が暗躍してゆきます。

旧三部作(オリジナル・トリロジー)

1977年 エピソード4/新たなる希望
1980年  エピソード5/帝国の逆襲
1983年 エピソード6/ジェダイの帰還

強いフォースを秘めた青年、ルーク・スカイウォーカーがジェダイの騎士を目指す成長物語です。
反乱同盟軍の立役者となり、自由と平和をつかみとるため銀河帝国と戦います。
ルークがアナキンと同じ選択をしなかったのは、仲間に恵まれたことでしょう。

続三部作(シークエル・トリロジー)

2015年 エピソード7/フォースの覚醒
2017年 エピソード8/最後のジェダイ
2019年 エピソード9/スカイウォーカーの夜明け

このシリーズより、スターウォーズの生みの親、ジョージ・ルーカスは制作より手を引いて、ディズニーに版権を売り渡しました。

主人公はレイという強いフォースを秘めた謎の女性です。

エピソード6から30年後。
帝国軍の残党から台頭してきた「ファースト・オーダー」と軍事組織「レジスタンス」の戦いを描きます。

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続三部作がつまらなくなってしまった理由

前述したように、スターウォーズの生みの親、ジョージ・ルーカスは制作より手を引いて、ディズニーに版権を売り渡しました。

そのため、いかにもディズニーが好きそうなシリーズに仕上がっています。

シリーズ初の女性主人公を起用し、メインキャストにも黒人やアジア人が置かれています。
社会的マイノリティーにスポットを当てようという、いかにもディズニーが好きそうな試みですね!

何だかくだらない人権啓蒙作品になってしまった感は否めません。

スターウォーズは第一作目から、人間が作ったドロイドの活躍を描き、アジアの東の果てにある小さな国、日本へのリスペクトに溢れた作品です。

当初から黒人とか白人とかアジア人とか女性とか、そういう人種差別的なものをとっくに凌駕した映画です。
人種や肌の色を越えたどころか、ロボットや宇宙生物という緑色や赤色の肌を持つ異形のものが活躍する映画なのに。

また続三部作では、新三部作でナタリー・ポートマンが演じる女王アミダラや、旧三部作のキャリー・フィッシャー演じるお姫様のような、美しくて華やかで気品あふれる姫たちが一切登場しない!

代わりにそう見た目が華やかでないアジア人の恋愛が描かれただけ。

やっぱり映画では、おとぎ話に出てくるような美しい白人のお姫様が観たいんや!

アジア人なんて、外を歩けば、そこらへんウロウロしてる。
そんなそこらへんで観れるアジア人の恋愛なんて、わざわざお金払って、映画館でなんて、見とうない、見とうないんや!
韓国ドラマで十分や!!

というわけで、スターウォーズの魅力が半減した理由の一つは、リアルおとぎの国のお姫様のような美しい女性がいなくなってしまったことかな。
だから続三部作はとても泥臭いですね。

ああ、ナタリー・ポートマン演じるアミダラと、ヘイデン・クリステンセン演じるアナキンのカップルは本当に美しかったなぁ。

ちなみにヘイデン・クリステンセンは、2019年公開のラスト作品「エピソード9/スカイウォーカーの夜明け」に声だけ出演していたようですが、全く気がつきませんでした!

というわけで、次回はそれぞれのスターウォーズシリーズのあらすじをより詳しく解説します。
フォースとともにあらんことを。

 

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