バカのプライドほど
無駄なものはない。
わたしはそう思う。
そこそこ
できる人間の
プライドが高いなら
できる人間は
プライドを守るため
努力する。
その努力は
生産的で発展的で
自分自身の成長をうながす。
しかし
何も生み出さない
プライドなど
邪魔で迷惑なだけやで。
そこに生産性も発展性も
何の成長もない。
バブル姫
(50歳・独身・バブルの負の遺産)は
プライドが高い。
バブル姫個人の問題か
バブル世代の問題か
判断は難しい。
しかし
たいした努力もせずに
ちやほやされ
美味しい思いをした
バブル世代。
自分は特別扱いされて
当たり前と思っているなら
当然比例して
プライドも高く
なるのだろう。
バブル姫は
女子会は時間の無駄だから
しないんだと。
そのウワサを聞いて
わたしは
「それ
すっぱいぶどうやん!」
と言ってしまいました。
姫はいくつあだ名があるんや…
って聞いていた人が
つぶやきました。
バブル姫
最高の勘違いダンサー
ブーメラン使い
すっぱいぶどうさん…
すっぱいぶどうとは
イソップ童話である。
おなかをすかせた狐が
高い木に実っている
ぶどうを見つけた。
だけど
高すぎて届かず
狐はぶどうを食べることを
あきらめる。
そして
「どうせあんなぶどう
すっぱくてまずいに
決まってる。」
と吐き捨てるのだ。
要は負け惜しみってこと。
本当はほしいのに
手に入れることができないものの
価値を下げて
心を平安にたもつことの比喩である。
自分のちんけなプライドを
守るための処世術だ。
まさにバブル姫は
誰からも
誘ってもらえず
行くことのできない
女子会を
けなしているのだろう。
ちなみにわたしの考えとしては
女子会はやりすぎるのは
よくないが
多少はやった方がいいという考え。
女だけでつるむのと
男もふくめて遊ぶのと
両方ともバランスよく
こなすのが
一番楽しいのではないでしょうか。
女の意見と
男の意見
両方聞いておいたほうが
見聞が広がるってことです。
それは
女性ファッション誌を
読みすぎると
バカになるが
読まなさすぎると
女子力が落ち過ぎるのと
似ている。
そのような話を
しているとですね
バブル姫は同期の
送別会もさんざん
文句つけていたそうです。
あんな安いホテルの
まずいごはんで
送別会なんて可哀想ってね。
ホテルで送別会してもらえるだけ
なかなかゴージャスだと思うのだが
バブルを味わいつくした
姫にとっては
三流の送別会だったようです。
その送別会に
バブル姫が
招待されていなかったことは
言うまでもない。
またバブル姫は
バブル世代には
珍しく
海外旅行に
行ったことがほとんどない。
飛行機が怖いんだと。
わたしはどうも
この飛行機が怖いも
嘘のような気がする。
一緒に海外旅行
行くような友人が
いないんだと思う。
バブル姫の
自称いっぱいいる
ダーリンたちは
しょせん不倫。
家庭のあるダーリンたちが
愛人風情を
海外旅行には
なかなか連れていけないわな。
バブル姫は
海外出張の多い
商社マンの
ダーリンがいると
さんざん自慢している。
そんな海外出張の多い
ダーリンが
海外旅行に
連れて行ってくれなんなんて
ちょっと考えにくいもの。
わたしはもちろん
海外旅行が大好き。
今度はスイスに行くんだけど
妹の友人が、
「おねーちゃん
海外ばっかり行って
いいなぁ~。」
って行ってたらしい。
そんなに行ってないけどな。
ロシアで行われた
ソチオリンピックに
行ったのが
でかかったわな。
あれで貯金なくなりました。
行ったことがあるのは
アメリカ
韓国
台湾
イタリア
ロシア
トルコ
今度スイス。
40歳独身を考えると
そんなに多くない
むしろ少ないと思う。
しかし若くて結婚した
主婦からしたら
多いのかもしれない。
わたしの職場に
毎年海外旅行に行く
30代後半の独身女性がいる。
海外旅行好きということで
旅行さん
りょうさんと名付けよう。
りょうさんは
英文科を卒業してるので
恐らく英語がベラベラだと
思う。
自分では謙遜して
そんなにしゃべれないって
言ってるけど
海外旅行も
ツアーでなくて
個人手配で行ってるもん。
絶対ベラベラだよね。
去年はオーストラリアで
今年はポルトガル。
ある日の昼休み
わたしは
スイスに行くことにしたので
りょうさんに相談してみたり
いろいろ情報を
聞いたりしてたのね。
するとバブル姫が横から
「スイスはいいよな~。」
とまるで見てきたように
言うもんだから
アンタ、
海外旅行は
飛行機が怖いから
行かないって言ってたやんと
思って
「え?
スイス行ったこと
あるんですか?」
と思わず
突っ込んでしまったわ。
姫は
「行ったことないけど
行った人は
みんな、いいっていうから…。」
と言葉を濁しておった。
知ったかして
知りもしらないことに
首を突っ込んで
優位に立とうとする
バブル姫。
そんなちんけなプライドは
すぐにもろく崩れ去る。
りょうさんも
スイスは物価が高いので
行きたいけど
なかなか決心がつかないという
情報をわたしにくれる。
で
フィンランドが
とてもよかったという
話をしてくれた。
「ムーミンのところですよね。」
とわたしは答えて
そのままフィンランドを
メインにした
海外旅行の話で
盛り上がった。
すると海外旅行に
行ったことがない上
多分興味もなく
教養がないバブル姫は
その話に
ついてこれなくなった。
自分の興味のない
話になったらさ
話題変えるとか
黙って聞き役になるとか
質問してみるとか
すればいいやん。
多分話題変えようとしたのか
してないのか
わたしもバブル姫の
つまらん知ったかぶりなんて
聞きたくない。
りょうさんの生きた
海外旅行の経験が
聞きたいやん。
だからバブル姫を
無視するかっこうと
なってしまった。
するとバブル姫は
すねて
露骨につまらなそうにし
携帯をいじりはじめる。
わたしたちの
海外旅行話は
どんどん盛り上がる。
するとバブル姫は
突然大きい声で
電話をかけはじめた。
今度の同期会を
どうするこうするって
大きい声で
電話をかけはじめた!
バブル世代は
同期が多くて
同期会が好きだからね。
聞こえない!
りょうさんの
海外旅行話が
聞こえないあるよ!
自分が話題の
中心になれないと
大きい声で
電話をかけて
皆の話を邪魔する50歳。
幼稚過ぎ!
情けなさ過ぎます!
今度そんな行為を
しやがったら
外出てかけてもらえますか
うるさいんで
って言ってやろうかな。
バブル姫は
話題の中心になりたがり
すぐ話に割り込もうとする。
しかし
海外旅行の話をすると
黙らせることが
できることが分かりました。
バブル姫の話がうざいときは
海外旅行の話をして
あの女のおしゃべりな
口を黙らせろ!!
でも大声で
電話をかけて
話を邪魔する攻撃されるから
一緒か…。
困った困ったこまどり姉妹。
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