「飲みに誘ってください!」と言って、お気に入りの男性グリーソンさんと、飲みに行ったプチ初老ころん。
結局男性4人、女性2人の計6人で飲みに行きました。
結論からいえば、それなりに楽しかった。
グリーソンさんは
「今日はころんさんが来てくれた~。」とのっけから、わたしに気を使ってくださいました。
で、好きなジャンプ漫画の話になって、わたしはジョジョ、グリーソンさんは、「リングにかけろ」なんだそうです。
宴会の帰り際にグリーソンさんは
「次回はころんさんとジョジョの話をせなな。」
とか言ってくれちゃってさ。
まあ、口の上手い営業マンだから、リップサービスかもしれないけどさ。
ちなみに宴会が開催されたのは、7月のことで、10月の未だ、その次回がないのですが、どうなっているのでしょうか。
やはりあれは社交辞令で、グリーソンさんはもうわたしと飲みに行くつもりはないのでしょうか。
社内で、コロナのため宴会禁止令が出ちゃったこともあるんだけどね。
それはさておきとして、その宴会で、一つ、気に入らないことがあった。
グリーソンさんは、わたしが社内で嫌いな女性のことを、ほめたたえたのである。
ではなぜ、わたしがその女性を嫌いなのか、どのようにグリーソンさんはその女性を褒めたのか、ネチネチと語るとしよう。
その女性は、わたしよりも10歳以上年下の派遣社員である。
多分、28歳か29歳ぐらいのアラサーで、とても痩せていて、爬虫類系の顔立ち。
なのでガリ子さんとか、蛇子さんというニックネームにしてやろうかと思ったのだが、それではあまりにわたしの悪意がダダ漏れである。
モデルの富永愛に似ているので、富永さんという名前にしよう。
何となく、海外受けするアジアンビューティーな顔立ちといえば、分かっていただけるだろうか。
好みの別れるタイプで、グリーソンさんとの宴会である若い男の子は
「富永さんは痩せすぎていて、女性としては見れない。」
と言っておった。
そんなアジアンビューティーの富永さんは、しばらく欧米でイスラム教の彼氏と暮らしていたらしい。
そのイスラム教の彼に結婚をせまっているのだが、断られたという。
でも特に別れるわけでもなく、海を越えてオンラインお付き合いは続いているそうな。
華奢で一見おとなしそうな富永さんだが、やはり海外で暮らしていただけあって、実は我が強く無神経で非常識なんだよね。
天然などと言われているのだが、天然って、バカで無神経で無遠慮をかわいく表現しただけに過ぎない。
わたしもかつて、天然と呼ばれたことがあるが、最近はないなぁ。
そんな天然と呼ばれる富永さんだが、当初、同じ派遣社員ということで、わたしはとても親切にしてやった。
だから勘違いして、富永さんを調子に乗らせてしまったのかなぁ。
これに懲りてもう二度と、年下の派遣社員に優しくするのはやめることにします。
では、わたしが富永さんを嫌いになった理由を段階的にネチネチと綴ります。
理由その1 お金の話をする
それは確か、富永さんの歓迎会のときのことであろうか。
当時わたしは派遣社員だったので、他の正社員の人より早く業務が終わる。
で、富永さんに、わたしは早めに宴会会場に行くけどどうする?と誘ってあげて、連れていってあげたわけ。
当然わたしと富永さんは、しばらく二人きりだったわけだが、こともあろうに彼女はお金の相談をしてきたのある。
「どのぐらいで時給上がりました?
私、そろそろ時給あげてもらうように交渉しようと思うんですけど。」
とな。
をいをいをい、まだお前の歓迎会もすんでないのに、もう時給交渉だよ。
わたしはびっくりしてしまって
「わたしはそんなたいした仕事してないから、時給交渉なんてしたことない。
すべて派遣会社にまかせてあるから、富永さんも派遣元に相談したら?」
と答えておいた。
何でも富永さんの姉の知人が、派遣先で採用後すぐに時給交渉したら上げてもらえたらしいので、自分もやるだけやってみたいとのことでした。
さ・す・が、欧米暮らしは違いますね。
海外では自己主張しないヤツはバカとみなされるので、自分が有利になるようなんでも交渉していくのは当然のこと。
しかし和をもって尊しとすると、その昔聖徳太子が言った和の国日本には、そのようなずうずうしい文化など持ち合わせてはいないのである。
何かさー、いくら同じ派遣同志だからって、知り合って間もない人にお金の相談してくる人って、下品でイヤよね~。
ちなみにわたしが一度も時給値上げ交渉をしなかったのは、仕事中居眠りしてブログ書いてた給料泥棒状態だったからである。
またあまりに仕事がないので、業務中FPの勉強をして、見事3級の資格も取得しました。
このような状況の中、給料上げろなどとずーずーしいことは言えるはずもないのだが、派遣会社は時々交渉してくれてたみたい。
長く働いている人には、時給値上げ交渉するよう会社から言われてるとか上手いこと言ってたみたいだけど、結局わたしが社員になるまで、一度も上がることはありませんでした。
そんなある日、また宴会があって、富永さんを誘って先に会場に向かっていたときのこと。
彼女はまた給料についてやいやい言い始めた。
何か、仕事を増やされるので、上げてもらわないと割が合わないと言って、交渉するんだとさ。
それは勝手にやってくれればいいけどさー、何で同じ立場のわたしにいちいちそんなこと相談してくるんだろうね。
これでもし富永さんだけ給料が上がって、わたしはそのままなんてことが発覚したら、二人の間に亀裂が生まれるとか分からないのかね。
分からないんだろうなー、バカで無神経だからさ。
金の切れ目が縁の切れ目ですよ!
わたしと富永さんは、同じ派遣社員ではありながら、派遣元企業が違うわけ。
派遣元が違うと、当然、給料も違う可能性がある。
そんな中、お互いの給料をカミングアウトして、あの人、こんなにもらってるのに、わたしはこれだけ?なんてことになったら、争いねたみ嫉妬のもと。
そういうイザコザを避けるために、日本では人の財布を覗かないという文化があります。
仮に自分だけお時給が上がっても、胸に秘めて誰にも言わないのが、円満に働くコツである。
正社員同志ですら、基本、給料の話なんてしないよね。
そういう常識を持ち合わせていない、下品で育ちの悪い女ってイヤよね~。
続く