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好意のある男性が、わたしの嫌いな女性を褒めたときの何とも言えない気持ち

しるし

こちらの記事の続きです。

アラフォー派遣女が、アラサー派遣女を嫌いと自覚するその瞬間 それは無神経な発言があったとき

 

職場の10歳以上年下の派遣社員、富永さんを嫌いになってしまったプチ初老ころん。

 

執念深いころんの性格ですから、この女、嫌いやわ~と不機嫌な日々を過ごすことになる。

 

別に誰かを嫌うというのは、非常に人間らしい感情ですので、特にやましさは感じない。

 

しかし大人として社会人として、オフィスにいる嫌いな人間の存在ぐらい、さらっと流せればいいのになと思うのですが、そうはいかないのがプチ初老ころんのしるしなのです。

 

さて、話をグリーソンさんとの宴会に戻そう。

 

わたしは、25歳ぐらいの男の子と、アラサーの男の子と三人で、富永さんの噂話をしていた。

 

富永さんは、イスラム教の彼氏に結婚をせまってるらしい。

 

イスラム教って一夫多妻制なんですよ、と初老ならではの教養を二人の男の子に見せつけるころん。

 

「でも第二夫人をもらうときは、第一夫人にちゃんと許可をもらわないとダメなんですって。

 

アラサーくん、仮に第一夫人がりょうさんだったとしましょう。

 

で、わたしを第二夫人にもらうことになりました。

 

わたしを第二夫人にしてもいいって許可を、りょうさんに取ること、できますか?」

 

なんて冗談を言うと、

 

「僕、無理っすわ~。」

 

と答えるアラサーくん。

 

ところが25歳君ときたら

 

「あ、僕、全然言えますね。」

 

と言うので

 

ころん
ころん

それ、わたしとりょうさん二人の妻の面倒をちゃんと見れるってこと?

 

 

と聞いてみた。

 

「僕、全然いけるっす。」

 

とこのような談笑を繰り広げていたのです。

 

するとグリーソンさんがその会話に入ってきて

 

グリーソン
グリーソン

え?富永さんって、イスラム教の彼氏がいるんや。

などと感想をのべた。

 

まあ、富永さんはいろいろと話題が多いキャラなので、同じ部署であるアラサー君が

 

「富永さん、めっちゃおもしろいですよ。」

 

と言うもんだから、グリーソンさんは

 

グリーソン
グリーソン

富永さん、今日の宴会に誘おうかと思ったんやけど、よう誘わんかった。

と言ったので、当然富永さんが嫌いなわたしは面白くないわけです。

 

しかもグリーソンさん、ちょっと富永さんのことを、気に入っている風ではないですか。

 

富永さんを誘おうとしたけど、とても誘えなかったというグリーソンさんに、受け身でへなちょこな一面を感じるプチ初老ころん。

 

で、グリーソンさんが富永さんを評価しているのは、彼女は電話対応をよくしているのね。

 

というより、オフィスにかかってくる電話のほとんどは、内勤であるわたしと富永さんが対応していた。

 

お客様の電話を受けて、それを営業にメールで連絡する。

 

グリーソンさんは

 

グリーソン
グリーソン

富永さんは、メールの精度が高いねん。

とまあ、彼女をほめたたえたものだから、嫉妬深く、ひねくれた性格のわたしは

 

ころん
ころん

それって、わたしのメールの精度が低いってこと?

とまあ、可愛くないことを、瞬時に言える才能ときたら、この上ない。

 

するとグリーソンさんは慌てて

グリーソン
グリーソン

ころんさんと同じぐらい、富永さんのメールの精度が高い。

と、フォローするわけ。

 

そのときは、わたしも酔っぱらってて、気が大きくなっていたがゆえ、自分にとっても何のメリットもない事を言いってしまったわけ。

 

それにつけても、本当にわたしってかわいくないよね。

 

何で、こんな誰も得しないことを言ってしまったのか…。

 

コンプレックスだろうねぇ。

 

グリーソンさんのわたしへの評価が下がってとしても仕方がない。

 

わたしが悪いんだもの。

 

職場ではニコニコと笑顔を振りまき、自分を取り繕って余裕のあるフリをしたところで、わたしなんてしょせん何年も婚活しても、男に愛されなかったみじめな女。

 

男に大切にされなかった恨みつらみひがみそねみが、わたしの体の奥にいつもくすぶっていて、時々こういう形でひょいっと顔を出すんだろうね。

 

ひねくれて腐った根性が染みついているんだ。

 

男が自分以外の女を評価するのが面白くないんだ。

 

それが好きな男で、わたしの嫌いな女を評価するなら、その悔しさもひとしお。

 

しかも富永さんは、わたしより10歳以上年下のギリ20代。

 

40代のわたしは、20代の富永さんに、女性としての魅力で完敗しているのである。

 

あ~、面白くない!

 

富永さんと同じ部署のアラサー君が、年が近いので富永さんと気が合うのだろう。

 

「富永さんは、めっちゃ面白いですよ。」と繰り返すので

 

グリーソンさんは、

 

グリーソン
グリーソン

よし!次回は富永さんも誘おう。

9月、9月にその宴会を開催しよう!

と、ノリノリ。

 

いーやーだー。

 

あんな図太くて非常識で無神経で思いやりのないゴキブリ女なんて、誘いたくない!

 

わたしは絶対に誘わない!

 

そのアラサーくんは、わたしのことも

 

「ころんさんと飲みに行くとめっちゃ面白いですよ。

 

ころんさんが、宴会をまわしてるって感じですね。」

 

と言ってくれたら、グリーソンさんは

 

グリーソン
グリーソン

え?じゃ、俺ら、ころんさんの魅力を全然引き出せてないってことか!?

なんて、とてもとてもわたしに気を使ってくれてるというのに、わたしときたら…。

 

グリーソンさんって、本当に優しいのぉ…。

 

モテるのかなぁ?モテるんだろうなぁ?モテるに違いない。

 

そんなわけで、グリーソンさんはわたしにとても気を使ってくれたし、優しかった。

 

嬉しかった。
楽しかった。
幸せだった。

 

でもやっぱり、わたしはグリーソンさんが、わたしの嫌いな富永さんを褒めたたえたことが面白くなくて、モヤモヤした。

 

家に帰ってもモヤモヤして眠れなかった。

 

というより、わたしはお酒を飲むと眠れなくなるので、いつものこと。

 

モヤモヤモヤモヤ、富永さん、ムカつく…。

 

グリーソンさんにかわいくないこと言ってしまった。

 

わたしに失望したかもしれない。

 

そんなことを一晩中、モヤモヤモヤモヤ、考え続けて落ち込んで眠れなかったわ。

 

しかしわたしが落ち込めば落ち込むほど、富永さんへの憎しみが増すわけ。

 

あ~、いやだ。

 

40歳を越えて、恋に悩んで、20代の子を憎んだりするなんて。

 

わたしと同じ年の女性は、恋なんてとっくに卒業して、子育てに悩んでる頃なのに。

 

わたしときたら、20代の小娘と張り合って、小娘と同じようなことでグダグダ悩んでいる。

 

こんなことになるなら、もっと婚活必死で頑張って、40歳になるまでに結婚しておけばよかった。

 

ちっきしょー!!

 

モテない女はみじめで情けないわ。

 

でももし今度、グリーソンさんが富永さんを誘いたいって言ったら、あの人、お金の話をするから苦手って言って、拒んでやろう~っと。

 

ころん
ころん

しかもね、わたしと二人っきりになるのを狙って、給料のこととか聞いてきはるんです~(泣)

みたいな感じでね!

 

初老の狡猾さで、上手いこと言って富永さんのことを陥れてやれ。

 

幸いなことに、わたしはたいへん口が立つ。

 

しかし9月に、富永さんを含めた宴会を催すっていう話が出たけど、いまだそれはない。

 

もしかして、わたしが誘われてないだけで、本当はとっくに開催済みだったりしてね。

 

富永さんの、イスラム教の欧米人の彼氏さんよ~。

 

頼むからとっとと富永さんと結婚してやってくれよ。

 

そして末永く二人で欧米でお幸せに暮らしておくれ。

 

二度と日本には帰ってこなくてよし!

 

 

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