婚活サイトユーブライドで
4歳年をごまかして
活動中のプチ初老ころん。
新たにいいね、を
くださったのは
何と京大卒のインテリ風
中部地方おすまいの方だった。
出身地が京都みたい。
趣味が確か
クラシック音楽とかで
ころんと気が合いそう。
何より京大やで。
京大に入れる人間は
勉強力
上位1%にも満たない人数なんやで。
だから京大さんと
名付けよう。
しかし、
気になることが一つ。
この人
婚歴はあるのだが
結婚の実生活がないって
記載している。
そのあたりの事情は
仲良くなったら
お話しますだとさ。
まあ
普通に考えて
籍は入れたものの
一緒に住む前に
別れることになったのだろうな。
わざわざ
こういう書き方するのは
何となく死別っぽいよね。
離婚だったら
フツーに離婚って
書けばいいやん。
思わせぶりで
面倒なヤツだなと
ちらりと思った
ころんの予想は
ズバリ当たることになる。
でもその時は
京大だし、ま、いいかと
いいねのお返事を
いたしました。
そしたらすぐに
返信メールが届いた。
内容はもう忘れちゃったけど
京都府の○○市に
実家があります、
京都のどこにお住まいですか
とかそんな感じ。
しかしころんは
詳しい住所を
教えるのがイヤだった。
だって田舎の
小さい町やで。
個人情報にたいする
危機管理により
詳しい住まいは
仲良くなってから
お伝えしとうございます、と
今にして思えば
はっきり言ってやればよかったな。
そしたらあんな悲劇は
起こらなかったのにね。
悲劇ってほどでもないけどな。
ころんは
何日かしてから
確か日曜日か土曜日に
こんな感じで返事した。
「お疲れ様です。
私は京都の
北の方に住んでいます。」
するてーと
京大さんから
こんな感じの悪いメールが…。
「お疲れ様ですという挨拶は
休みの日にふさわしくないです。
私は京都の○○市と
お伝えしているのに
そちらも市町村で
答えてください。
それから返事が
遅すぎます。
もっとレスポンスよく
お願いします。」
しっつれーなヤツだよね。
たった1.2回メールしただけの
顔も名前も知らないヤツに
何でここまで
言わなければならないのさ。
京大だからって
いばっちゃって!
京大だからって
ころんが下手に出て
何でも許すと思ったら
大間違いだからな!!
そこでころんは
失礼には失礼返しやで
説教には説教返しやで
と
お得意のイヤミメールを
送ってやった。
「おかげさまで
このサイトで
たくさんの男性から
いいね、をいただき
順番にお返事をしています。
皆に
レスポンスよくお返事なんてしてたら
私、寝る時間がなくなっちゃう。
それから私は日曜日も
仕事してます。
世の中にはいろんな企業があるので
自分が休みだから相手も休みとは
限りません。
私は相手がどの時間に
メールを開いてもいいように
時間に関係のないあいさつを
するようにしています。
こんな出会い系に
ケの生えた程度のサイトで
どこの誰かも分からない
男性に詳しい住所なんて
いきなり教えられるわけ
ないじゃないですか。
はっきり言うと角がたつから
にごしてるのに
察してくださいよ~。
空気読んで!!」
とまあ
このぐらいで
やめておけばよかったのだが
このぐらいでやめないのが
ころんクオリティ。
ムカつくからさらに
こんな一文をつけてやった。
いつものごとく
ここまで言ってやること
ないだろう
やめとけやめとけと
思いつつ
余計なひと言を言うのが
何より得意なころん。
「何だか京大さんに
婚歴があるのが
分かったような気がします。
私では京大さんの
ご期待にそえそうにもありません。」
婚歴があるのが
分かったような気がします、なんて
この人死別かもしれないのにさ。
そんなところまで
ズケズケ踏み込んじゃっていいの、
人としてどうなの
やめときなさいよ~って
分かっちゃいるけど
やめられない♪
このメールは
普通にお断りのメールである。
なのに京大さんは
よほど腹にすえかねたのだろう。
まあ無理もないけどな。
1.2回メールしただけの
年下の女にここまで
コケにされちゃー
上位1%以上のインテリ
京大卒には耐えられないだろう。
ていうか
40代の男盛りの
京大卒のインテリが
ここまで他人から
とやかく言われることって
ないだろうね。
そんなわけでお怒りの
メールをいただきました。
断ってる女性に
追撃メールを送るたぁ
マナー違反でござるよ。
「出会い系にケの生えた程度のサイト
そう思われるなら
今すぐ退会されるのが懸命です。
日本でトップクラスの優良婚活サイトですよ。
サイトにたいする冒涜です。
へー。
私の妻が
一緒に住む前に
闘病生活の末
亡くなったって
よく分かりましたね。」
あらら
やっぱり死別でしたか。
これはこれは
ごめんちゃい。
ころんは
ちょっぴり心が痛んだので
謝罪のメールを送ろうかと
思ったけど
やめといた。
だって最初に
しつれーを働いたのは
そっちだもん。
ちょっと京大出てるからってさ。
何でも許されると思ったら
大間違いだで。
しかも
出会い系に毛の生えたサイトで
間違いないのに
日本でトップクラスの婚活サイトだとか。
アホか。
笑かすなよ。
そんな上等なサイトならば
ころんのように
年齢ごまかして活動なんて
できるわけないやん。
少なくとも
結婚相談所は
本人と会って
本人確認をいただくので
絶対に年齢なんて
ごまかせないわな。
ちょっと活動すれば
三流大学卒のころんでも
このサイトの抜け道に
気がつくことができる。
だって出会い系サイトに
ケが生えた程度の
婚活サイトだもん。
なのに
あんた
本当に京大出てるの?
バカなの?
そして妻が亡くなったという真実。
ああいう書き方してたら
普通は何となく
分かりますよ。
しかもころんは
元一流結婚相談所の
一流マリッジカウンセラー。
分からないと思ってるのは
そっちだけですよ。
「ええ、
分かってましたよ。
奥様に一緒に住む前に
あの世に逃亡されちゃったと
いうわけですね!」
って
さらに追撃しようかと思ったけど
やめておいた。
さすがにそこまで
鬼畜じゃありません。
そんなわけで
たった1.2回の
メールで
ここまでバトルになって
相手の傷をえぐるって
こ ろ ん
あ た ま
ヤ バ す ぎ
婚活が長引くと
心が腐ってしまって
いかんね。
京大さん終わり
ころんにプライドを
ズタズタにされた
京大さんを
誰か慰めてあげて。
出会い系サイトに
毛が生えた程度の
このサイトにいると思うよ!