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5/20 (火)  RITE未来の森 大阪・関西万博レポ もはや二酸化炭素も制御可能 地球温暖化よ妄信に終われ

大阪・関西万博

5/20 (火) に七回目の大阪・関西万博に行ってきました。
この日は七日前抽選が全部外れたんですけど、とっても素敵な予約がとれたんです。

RITE未来の森

「RITE未来の森」は大阪・関西万博公式マップには記載されていない「レアパビリオン」「隠しメニュー」と言われる見学施設です。

通常予約ではなく、主催する「公益財団法人地球環境産業技術研究機構(RITE:Research Institute of Innovative Technology for the Earth)」に直接申し込みます。

一般来場者は立ち入りが禁止の管理エリアにあるパビリオンで、予約者のみ無料の専用バスで訪れることができます。

ですがもう予約は満杯で締め切ったそうです。

わたしもHPを観たときは、9月頃しか空いてなかったのに、少し時間を置いたところちょうど一週間先ぐらいがふっと空いたんです。
きっとキャンセルが出たんですね。
ラッキーでした。

こういうとき、どこへでも瞬時に潜り込めるぼっち万博は本当に便利です。

だからもしかしたら、団体キャンセル等が出たら誰にでも訪れるチャンスはあるかもしれません。

HP:RITE未来の森

予約サイトはコチラ

未来にはどんな森が待ち受けているのか。
行けない方のためにもわたしがご案内しましょう。

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RITE未来の森

「RITE未来の森」とは「RITE(公益財団法人地球環境産業技術研究機構)」の実験施設の名前です。

「RITE」はその名の通り、地球環境よくしてゆく研究開発を行う公益財団法人です。

公益財団法人とは、学術や福祉、文化などの専門知識を活かした社会貢献を目的として活動する組織です。

さて、地球環境で一番気になることと言えば何でしょうか。

わたしはやはり地球温暖化問題ですね。
ただでさえ暑いのが苦手なのに、蒸し暑い京都に住んで、年々ひどくなる災害級の猛暑。

ホント、「ぼくの地球を守って」て感じ。

地球が温暖化する大きな原因は、産業の発展により工場から排出される二酸化炭素が増加したこと。
二酸化炭素には、強い熱作用のある赤外線を吸収・放出する性質があります。

その二酸化炭素は、植物が光合成を行うことによって吸収されます。
ということは、植物のたくさんある森には、多くの二酸化炭素を吸ってくれ、地球の熱を下げてくれる効果が期待できるわけですね。

「RITE」は人が排出した二酸化炭素を人の力で回収する研究を行っています。
たくさんの二酸化炭素を吸収する未来の森を、「RITE」は作ってくれるのでしょうか。

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10:17  夢洲駅到着

「RITE未来の森」の見学ツアーは一日6回で、定員は20名、所要時間は約60分 (専用バスでの移動時間を含む)です。

①10:00~ ②11:00~ ③13:00~ ④14:00~ ⑤15:00~ ⑥16:00~

わたしは11時の予約を取っていたので、余裕を持って10時には着くように家を出たのに…。
その日電車が20分ぐらい遅れたんですよね。

10:17分に夢洲に着いたものの、東ゲートは安定の大混雑。
入場ゲートまでぐるぐるまわらせられながら進むけど、小走りでどんどん人を追い抜き、一番左のゲートに並んだのが10:24!!

これ11時の予約に間に合わないかも、とあせったあせった。
で、主催者の「公益財団法人地球環境産業技術研究機構」に電話で連絡しました。

ギリギリに着くか、もしかしたら間に合わないかもしれませんとな。

だってこの日、すでに予約を締め切っていたし、ここまで来て見学できないなんて悲し過ぎますやんか。

優先ゲートから通してくれたら間に合うので、迎えに来てくれないか遠回しに聞いてみたものの、もし間に合わなかったら13時の回に入れてくれるとのこと。

そんな会話をしてたら、思いのほか列がどんどん進んで…。

「間に合いそうです!また入場したら連絡します!」と電話を切りました。

入場できたのが10:46
遅刻どころか、化粧室行く余裕までありました。

間に合ったからよかったものの、もし予約していたけど屋も得ない状況で時間オーバーするかもしれないってときは、連絡できるならした方がいいですね。

あちらも次の回に入れてくれるなど、対価案をくださるかもしれません。

「RITE未来の森」の集合場所は東ゲートから近い会場内外周バス 東ゲート南停留所横です。
ノモの国とJAPANマルシェの間のドンつき。

この建物が目印です。

当日はちゃんと看板を持った警備員の方も立ってくださってたので分かりやすくて一安心。
間に合ってよかったー!!

こんな風に看板も立ってます。

だけど平日10時台でも、夢洲駅から入場まで30分はかかると思っておいた方がいいですね。

入場列に一人で並んでたら、後ろの人の会話が気になるんですよね。

本日のわたしの後ろに並んでた人は、10時に予約してたのに、後から来た9時予約の人を先に入れてるって文句たれてた。

そんなんだったら自分も9時に予約した、予約時間に行かないとだめだと思ってた。
遅くきた9時予約の人より、先に待ってる10時予約を入れるべきだってね。

君の気持ちも分からなくはないが、この時代、情弱はバカを見るってことです。

だって混雑をコントロールするために、いまや全部データ管理が可能で、9時の予約人数のキャパに10時入場の人入れたら混乱のもとやん。

電子データが狂うやん。
そのための電子チケットオンリーやん。

お前はホントにバカだねぇ。

とまあ、うっかりころんの後ろに並んだら、ボロカス言われて並び時間の愚痴もいえへんってこってす。

 

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11:00 「RITE未来の森」へ

「RITE未来の森見学ツアー」に参加すると、画像のようなサコッシュがもらえます。

なかなかかわいいし、なかなか便利ですよね。

ポケットは二つあるし、空けてるから見やすいし、万博パスポートやスマホ、地図ぐらい入りそう。
ただ中身丸見えだから盗難には気をつけて。

ツアー中イアホンガイドを入れるのに使います。

11時に専用バスがむかえにきて、関係者区域を通るんだけど、この地域は撮影NGでした。
「RITE未来の森」についたら撮影はOKです。

バスで5分ぐらいでとうちゃこ。

全体図

全体のパース

入口

 

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ガイダンスホール

下記の画像の木製の建物は、ガイダンスホールです。
CLT折版構造といって、薄い板を折り紙のように追って作っています。
この板は、解体して再生可能なのですって。

 

内観です。

木の香りがただよって、心なしか空気も清浄で、涼しくて気持ちいい~。
この日は暑かったので、ずっとここでお昼寝していたいわ。

真ん中に薄いスクリーンがあって、向かい合って最新の3D映像技術を使った動画を視聴します。
撮影禁止。

地球温暖化とその対策となる技術について学びます。

両手で空気を集めたとき、二酸化炭素は米粒1つ分
思ってたより少ない。

そして酸素は何て言ってたか忘れた。
いちごだったかトマトだったか…。
地球の大気は、窒素(N2)78.1%、酸素が20.9%、アルゴン(Ar)が0.93%、二酸化炭素が0.03%、水蒸気その他が約1%という組成だそうです。

シアターでは、二酸化炭素を地中深くに埋めたり、コンクリートとして再生したり、エネルギーに変えたりできるって解説しました。

二酸化炭素はいまや人の手で減らせるんだって思ったら、感動しましたよ。
地球温暖化は止められるんだってね。

このあと、二酸化炭素をなくす技術を実際に見学できます。

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二酸化炭素CO2 軽減の取り組み

DAC(Direct Air Capture)

DAC(Direct Air Capture:ダイレクトエアキャプチャ)は直接空気回収技術という意味です。

画像のDAC装置が、大気中の二酸化炭素(CO2)を回収し、e-メタンとして再利用します。
e-メタンは、都市ガスの原料となります。
世界中で注目されている、地球温暖化対策の革新的な技術です。

大きな口からゴーっという音とともに二酸化炭素を吸ってくれて、こころなしか爽快な気分。

DACの未来図です。

DACで二酸化炭素を回収する森を作り、回収されたCO2はeメタンとして都市に運ばれ活用されます。

そう遠くない未来に実現して、地球の温度を下げてくれると嬉しいですね。

こちらは先ほどのDAC装置で集められた二酸化炭素は、画像のパイプを通って運ばれます。

そしてタンクに集められて、eメタンとなりさらにお隣にある大阪ガスさんに運ばれます。

隣の施設の大阪ガスさんですが、ここはここで見学ツアーがあるようです。

カーボンリサイクルコンクリート

集められた二酸化炭素は、コンクリートとなって、この床にも使われています。
CO2を再資源化し、人口石灰石を用いたセメントです。

(大成建設/住友大阪セメント)

名古屋大学

名古屋大学では、大気中の二酸化炭素をドライアイス化して回収する技術が研究されています。
シロクマも喜ぶ涼しい技術ですね。

 

九州大学

九州大学が開発中のDirect Air Capture and Utilization装置(DAC-U 装置)です。

世界最薄分離膜と記載されている虫メガネみたいな膜。
ナノ技術を使った食品包装用ラップの300分の1の厚みしかないこの膜が、二酸化炭素を回収します。

回収したCO₂は、植物の生育促進や炭酸飲料製造に利用したり、CO₂変換ユニット(utilization装置)によるメタン(都市)ガス等へ変換したりできます。

日常生活で大活躍しますので、一家に一台置く家電としての役割を目指しています。

前田道路

前田道路は、CO2固定化技術を使ったアスファルト舗装材を開発しています。

工場から出る排気ガス中の二酸化炭素と、解体現場などで発生したコンクリートの廃材を反応させてCO2を固定化させる技術なんです。

「RITE未来の森」では、アスファルトの下地が、二酸化炭素を吸収する実験を目の前でみせてくれますよ。

また前田道路はアサヒ飲料ととともに「CO2を食べる自販機」の開発も行っています。
「CO2を食べる自販機」で回収したCO2を活用し、道路用材料に利用します。
この自販機は実際に万博会場に設置されているそうです。

まさに資源再生、カーボンニュートラル、という地球に嬉しい技術ですね!

CO2貯蓄

回収した二酸化炭素を、地下深くの地層に安全に閉じ込める技術です。
CO2を閉じ込める貯留層は二酸化炭素を吸収しやすい空間がたくさんあります。
実際に実験でみせてくれます。

パイプで二酸化炭素を貯留槽まで運ぶみたい。
パネルが大きすぎて、全容が撮影できんかった。

実際に二酸化炭素を貯留させる貯留槽で隙間の多い砂岩でできているので二酸化炭素をどんどん吸収します。

この周囲を二酸化炭素を通さない泥岩などの遮蔽層で囲むわけです。

 

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子孫に地球を返そう!

本日5/30の朝日新聞に書かれてたんですが、近頃の若者は地球温暖化に絶望して、未来に夢がもてず、メンヘラ気質さんが多いのですって!

そんな若者たちはぜひこの未来の森を訪れてほしいです。
学校の遠足にもおすすめですよね!

二酸化炭素は減らせるんです!
しかも方法は一つではなくたくさん研究されてるんです!

地球温暖化は人間の叡智で止められるんです。

思えばわたしも地球温暖化には絶望しかないけれども、わたしの死までは地球はもつであろうなんてのんきにかまえておりました。

でも地球はわたしたちが子孫に残すものではなく、わたしたちが子孫から借りているものなんですね。
これは前回の愛知万博のどこかのパビリオン、カナダじゃなかったかな、うろ覚え、でとても心に残った言葉です。

アメリカ先住民の言葉らしいです。

「地球は先祖から譲り受けたものではない。子孫から借りているものだ」

CO2が削減できれば、まさに子孫にきれいなまま、いえ、さらにパワーアップして地球を返すことができますね。

人間はこれまでCO2を吸収する森を破壊し、石油や石炭など化石燃料からCO2を排出させ、地球をどんどん汚してきました。

便利な生活を追い求めることが、地球を汚すだなんてずっと知らずにいました。

しかし何だか近頃地球がヘンだなと気がついて、その理由を探し見つけることができるのもまた人間だけなのです。

理由が分かればまた解決策も見つけられますね。
を見つけることができるのも人間の叡智なのです。

1970年の大阪万博のテーマは「人類の進歩と調和」でした。
2025年の大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。

確かに人類が進歩し、地球温暖化問題を解決した未来社会のデザインを、万博で体験しに行こうではありませんか!!

………………………………………

以下は、わたしがアマゾンで購入した商品のご紹介。
こまーしゃる。

ノートパソコンにしたら、USBの接続先がなくなったのでこちらを購入。
超絶便利だったので再購入しました。

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