心理学に関心があって大学で勉強をしたプチ初老ころん。
しかしわたしは心理学を文学的にとらえていたが、実際は理系の学問であり、当初想像していた学問ではなかったのである。
そのことを、交際中の殿方セーブタに伝えると
「専業主婦も思っていたのと違っていたら、どうするんですか!?」とまったく意味不明の質問がとんできたのである。
専業主婦がいやになったらって…。
専業主婦の仕事ってさー、基本、生きるために最低限必要な業務だよね。
料理とか洗濯とか掃除とか、子供が生まれたら子育てとかさー。
料理するのがイヤになったら、死ぬしかないやんね!
まあ、外食やお弁当を購入するという方法もあるが、それでも空になったお弁当パックやらのゴミが出たら片付けなきゃいけない。
ゴミの分別や処理もまあ、専業主婦の仕事だわな。
専業主婦の仕事なんて、生きるために誰でもやっている仕事であって、イヤになるとか投げ出せるとかそういうもんじゃないやん。
イヤになって、ほったらかしにしたら家が汚れてたらゴミ屋敷に住む羽目になるだけのこと。
普段誰でもやっているような生きるために最低限の仕事を、よりていねいにより奥深くやりますよってのが、専業主婦じゃないの。
それを、イヤになったらどうするんですか!って聞かれてもねー。
わたしは返答に困ってしまった。
一瞬、「離婚すればいいじゃないですか。」って言い返してやろうと思ったけど、それもちょっと違うよね。
離婚したって専業主婦の仕事はやらないといけないもんね。
親元に戻ってママにすべてやってもらうというテもあるが、それならそれで外に出て働かないといけないし、どっちかだわな。
世の中に、専業主婦がイヤになって離婚したヤツなんているの?
「専業主婦がイヤになったらどうするのか。」
これってすごい難しい質問だよね。
まあ働くか、離婚するか…。
働いたって、一人暮らしなら専業主婦の仕事もついてくる。
わたしが専業主婦がイヤになる可能性より、セーブタの頭の悪さがイヤになって離婚する確率の方がはるかに高いわな。
いや、もう結婚する前に、ほとほと嫌気がさしておりますがー。
まったくセーブタの脳みそはどうなっているのかよくわからん。
お前の方こそ、50歳近くまで実家を出たことがないから、専業主婦の仕事なんてやったことないくせに。
ここまで自分のことを棚にあげて、他人を攻撃できるってのもすごいよね。
相当頭が悪いんだろうな。
おかわいそう…。
で、わたしがこの意図がつかめん質問の返答に困っていると、セーブタはとうとう本当は一番言いたかったことであろうことを、言ってきたのである。
「こんなに転職が多いのは、イヤになったら辞めてきたとしか思えない。」
このセリフを解説いたしますと、つまりセーブタは、わたしが無職になることが気に入らなかったのである。
ついでに専業主婦をすることも気に入らなかったと。
いや、それはわたしもうすうす気がついてましたけどね。
でもそれを受け入れてくれないんだったら、わたしにとってアンタと結婚する価値はないんですよ。
だからその条件でゴリ押しさせていただきました。
それでセーブタは納得したやんね。
受け入れたやんね!
それを今さらグチグチグチグチ…。
じゃあ最初から納得すんなよ!
転職が多い専業主婦希望の女性を養う気はありません!!
ってはっきり言っていただければ、こっちもお前みたいなノロマなんてとっとと見切りをつけて、もっと素敵な男性を探すっちゅーの!
お互い時間のムダ!!
これがこの男の絶望的な頭の悪さだわな。
一度決めた道を、すぐ謎の方向転換して、相手を疲れさせ怒らせて互いの時間をムダにする。
時は容赦なく流れ、無駄になった時間が戻ることはない。
セーブタの頭はすっかりハゲ上がってますます女が寄り付かない。
もう50歳ともなろうというのに、三浪もさせてくれた両親に、孫の顔すら見せてやれない。
そして最も救いようがないのは、本人は自分の謎の方向転換が時間をムダにしてきたことに、まったく気がついていないのである!
これがセーブタの絶望を越えたその先の頭の悪さ。
ゾッとするようなこいつが結婚できなかったおぞましい一面である。
まったく無様な人生だね!
ちなみにカラスって非常に頭がよくて、小学生1年生ぐらいの知能があるらしい。
カラスでも生き残るために、このような謎の方向転換はしないと思う。
セーブタの脳みそはカラス以下だな!
幼稚園児ぐらいかな?
と、これはわたしもは後になってから、物事を整理したため悪態をつけるのである。
そのときはそれほど怒りは感じず、まじめにセーブタに答えましたよ。
わたしの転職が多いのは、イヤになったら辞めてきたからであろう、という質問。
実はこれは質問ではなく、ただの責めだったのです。
このセーブタの発言にたいして、当初わたしはフツーに
「いえ、わたしが自分の意思で辞めたのは最初に就職した会社だけですよ。
後はリストラだったり、期限があるのを知らなかったり、お給料が安かったので、次の仕事を見つけてから退職したりなので、イヤになって辞めたわけではないですよ。」
と非常にていねいに説明したのでございます。
続く