昨日からの続き
これといって大きな失敗をしたわけでもないのに、うだつの上がらないおっさんの面倒を見ていたというだけで、部長に激怒された材料課のザイさん。
うだつの上がらないおっさんの面倒をみる間があるんやったら、もう何もせんでいい!
会社辞めろーっと、ザイさんは部長に怒鳴られたという。
で、たまたまわたしとS子さんとバブル姫(50歳・独身)の三人だけのお昼休みがあったので、わたしはS子さんにこのことを伝えた。
「ザイさん、今回のパワハラがきっかけで、辞めはるかもしれませんよ~。」とな。
S子さんの説明は以下だった。
部長は、ザイさんを、自分の娘のような感覚でとらえている。
だからザイさんが、部長の意思に反する行動をしたときに、お前は俺の娘やのに、何で言うこときかへんねん、と怒り方が、本来の筋からそれて感情的になる。
この説明を聞いてわたしは、「なるほど~。」と、全ての部長の支離滅裂に説明がついたと納得したのである。
50代の部長は、結婚はしているが、子供には恵まれなかった。
以前、別企業でのこちらの記事でも書いたが、子供に恵まれなかった男性って、部下を育てることで、子育てできなかったストレスをはらす傾向がある。
パワハラ大魔王、次から次へと部下を破壊する 子なし男の悲しき習性 R企業21
ザイさんからすれば、父親でもない上司に、父親面して感情的に怒りをぶつけられたところで、理解不能。
距離感がおかしくて、気持ち悪く思い、この上司のもとでは働けないかもしれないと思うのも無理のない話であろう。
部長は決してザイさんを嫌っているわけでも、評価していないわけでもない。
しかし、部長の意図に反するような行動をザイさんがしたとき、かわいさあまって憎さ100倍と、手の付けられないような怒りをまねいてしまうのだろう。
「部長も子供に恵まれなかったため、部下と正しい距離感が分からない、かわいそうな人なんでしょうけどねぇ…。
ザイさんからしたら、理不尽としか思えないのも当たり前ですね。」
と、わたしが感想を述べた後に、バブル姫が言ったことは、
「そっか~。
肌ピカちゃんが新しく入社したから、ザイが部長から解放されるかと思ったのに、アカンかったかぁ~。」
だった。
わたしとS子さんは
???
となって、一瞬固まった。
念のためにこのバブル姫の発言の意味を解説する。
バブル姫の解釈では、部長はザイさんにたいして、恋愛に近い感情を抱いていた。
だけど、新たにザイさんより若く、かわいい肌ピカちゃんが入社したことによって、部長の恋愛感情は、肌ピカちゃんにうつる。
よってザイさんは解放されるはずだろう、というのがバブル姫の解釈です。
部長が女性の部下を娘のような感覚で指導し感情をぶつけるのは、確かに気持ち悪いかもしれない。
だがすべての男性上司は、女性部下を恋愛対象として見ていると思い込んでいるバブル姫の解釈の方が、もっと気持ち悪い!!
バブル姫のこの発言の後、数秒の沈黙をやぶって
「そういう問題じゃない。」
とS子さんがぴしゃりと言った。
わたしもそれに便乗して
「肌ピカちゃんは今のところ部長に従順やし、目につく部下ではないですしね。
でもザイさんは部長の指示と違うことをしたから、部長から見たら目につく部下になってしまった。
だから怒られたのであって、肌ピカちゃんの存在とこの件とは全く関係ありませんよ。」
と言った。
わたしの考えを受けて、S子さんも続けた。
「それに肌ピカちゃんは、自分の考えと違うことを部長に指示されても、従うふりができる子だから、あそこまで怒られることは、起こりえないですしね。」
わたしとS子さん二人がかりでバブル姫の考えを否定したので、姫は分かったような分かっていないような様子で
「そっか…。」
と言った。
でも絶対、バブル姫はわたしとS子さんの言っている意味を理解できてないと思う。
単細胞なバブル姫は、複雑で繊細な人間の感情の機微を、理解できないんだと思う。
だからすべての男と女の関係は、恋愛でしか説明できないって思い込んでるんだろうね。
それは自分がすべての男性にたいして、恋愛できるかできないか、自分は恋愛対象としてみられているか、としか関心を持てないからだと思う。
50歳を越えて、本当に気持ちの悪い老女だよね。
こういう老女を、色惚けババァという。
例えば、異性の上司や部下との人間関係に悩んでバブル姫に相談しても、全て恋愛関係としての答しか返ってこないんだよ。
まあ、バブル姫なんかに、悩み事を相談するバカなんていないだろうが。
頭が恋愛脳のわりには、たいした恋愛経験もなく、うすっぺらな感情だけで何もかも分かっているように語られると、聞いているほうは本当に疲れますよ。
周りから人が逃げ散らかしていくのも仕方のない話なのかもしれません。
あー、明日の昼休みもバブル姫のつまらんモテモテ自慢と、うすっぺらい恋愛論を語られると思うとうんざりするね!
本日のバブル姫の衣装
よほどワンピONワンピがお気に入りなのでしょうか。
その類まれなる色彩センスは、他の追随を許しません。
こんな服で町を歩いている人がいれば、思わずふりかえってしまいそうな、斬新なコーデです。
それにしても、バブル姫はワンピースをたくさん持ってますね!
衣装持ちでうらやましい限りです(棒)。
続く