愛人をけなすと激怒する瞬間
わたしは同僚のアラフォーりょうさんが、かつての上司を愛人と呼んでいることに違和感を覚えた。
その違和感を、後輩さんとバブル姫に以下のように伝えた。
愛人って、家庭を壊す悪い女とか、一番にしてもらえない二番目以下の哀れでみじめな存在とか、日陰の女とかわたしにとってはそういうイメージなんですよね。
そういう日陰の存在である愛人という言葉を、オフィスで堂々とアピールするのって、感覚がおかしいと思うんです。
わたしがこう言うと、なぜかバブル姫がいきなり怒り出したのである。
愛人という言葉にそこまで深い意味なんてない。
適当に使ってるだけや。
ころんはいちいちそんなことに気をまわさずに、自分のことをし!
???
バブル姫が突然怒り出したので、わたしと後輩さんはびっくり。
わたしはかろうじて
いや…。
愛人なんて言葉。ちゃんとした家庭で育ったまともな女の人は、そんなに頻繁に使わないですよ…。
と言ってみた。
するとバブル姫は
愛人という言葉なんていちいち考えて使ってない。
ころんが安倍首相を、アベ、アベ、と呼び捨てにするのと一緒や。
というのでわたしは
いや、安倍首相をわたしの愛人というのと、安倍首相を、アベ、と呼ぶのでは全然ベクトルが違うと思うんですよね…。
と感想を述べた
それから
別に愛人という言葉にそれほど深い意味がないんだったら、それはそれでいいんですよ。
わたしは愛人という言葉、普通は頻繁に使ったりしないと感じた。
その感覚がバブル姫さんの言うとおり、間違っていると分かったならそれはそれでいいんですよ。
わたしは自分が変だなと思った感覚が、おかしいのかまともなのかを知りたくて、みんなの意見を聞いている。
自分の感覚を平準化するために、自分がヘンだなと思ったことをみんなにお話ししている。
バブル姫さんの言うとおり、わたしが愛人という言葉を考えすぎていて、みんな普通に使うってことが分かれば、わたしがおかしかったんやということで、修正ができる。
自分の感覚が間違っていないか確認するために、みんなの意見を聞いているんだから。
と答えておいた。
バブル姫は特に何も言わなかった。
それから後日、この話を後輩さんとした。
後輩さんが
「あのときバブル姫さん怒り出して、一触即発状態やったな。」
というもんだから
わたしも突然バブル姫さんが怒り出したからびっくりして…。
後から考えたら、あれ、自分が愛人しかしたことないから怒り出したんやなって思ったんです。
愛人という言葉にナーバスになるなんて、愛人をしている女だけだもんね。
まともな男と、普通に明るく爽やかな恋愛ができる女性なら、愛人や不倫という響きに嫌悪感を持つと思う。
これでバブル姫の華麗なる恋愛遍歴が、実は愛人経験しかなかったということが、つまびらかになってしまいました。
つまりまともな恋愛経験がない、まともな彼氏がいつからいないんだろうということがダダ洩れになった瞬間です。
バブル姫は常日頃から、不倫ほどおいしいものはないと豪語している。
不倫で胃袋年収1000万円超えてるんだと。
つまり不倫相手においしいものをたくさんごちそうしてもらって得したって意味です。
しかしその感受性の強い若い頃に、おいしいものを食べさせてもらってセックスするという薄っぺらい関係しか築いてこれなかった生き様は、そのままバブル姫の今の人生とリンクしている。
バブル姫は年齢に沿った人としての深みが全くないし、コミュニケーション能力も低く、思いやりもないから、皆に嫌われている。
小学2年生ぐらいの知能しかないと吹聴しているのは、このわたしである。
不倫はバブル姫の最も美しい時期をムダに奪い、中身のないスカスカな結婚できない女に仕上げただけ。
多分アタマが悪いから、頭のいい人と繰り広げるエスプリの聞いた洒脱な会話ってのができないんだろうね。
だから不倫相手の上っ面だけの甘いお世辞で満足してしまっている。
なんといいますか…。
愛人なんてするもんじゃないね!
愛人しか恋愛経験がないなんてみじめすぎるよ!
それでもバブル姫は恋愛もどきのような経験がたくさんあっただけマシなのかな…。
りょうさんなんて恋愛経験すら乏しいから、愛人に憧れているのか何なのか、職場で愛人を連呼する。
ろくな恋愛したことがなければ、ちょっと複雑である愛人という立ち位置がかっこいい響きに思えるんだろうね。
本当に深く男性を愛し愛されたことがあったなら、愛人がいかに陳腐でみじめな存在か分かるものなのにね。
あわれやな~。
というわたしも、ろくな恋愛経験がないという意味では二人と同じなんです。
ですが愛人には憧れない。
わたし根が真面目なんで、不倫とか愛人とか嫌いなんだ。
あ~、普通のまともな恋愛したいよね…。
終わり
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