作品情報
刑事コロンボ:ピーター・フォーク(小池朝雄・銀河万丈)
殺人犯:指揮者 アレックス・ベネディクト/ジョン・カサベテス(阪脩)
被害者:殺人犯の愛人 ジェニファー・ウエルズ/アンジャネット・カマー(有馬瑞香)
殺人犯の義母(楽団理事長):リジー・フィールディング/マーナ・ロイ(麻生美代子)
殺人犯の妻:ジャニス・ベネディクト/ブライス・ダナー(寺田路恵)
被害者の元彼:ポール・リフキン/ジェームズ・オルソン(野島昭生)
殺害の動機:愛人に離婚か関係の発表を求められたため
演出:ニコラス・コラサント
脚本:スティーブン・ボッコ
黒のエチュード/ ÉTUDE IN BLACK 1972年
殺人の動機とアリバイ
今回の殺人犯は交響楽団の指揮者
物語は豪華なお屋敷でこれまた優雅な白いピアノを、南カリフォルニア交響楽団の指揮者アレックス・ベネディクトが激しく打ち鳴らすところから始まります。
アレックスは端正な顔をしたイケメンです。
それからアレックスは、ベートーベンの交響曲第6番田園、第4楽章「雷雨、嵐」という激しい曲をかけて、殺人の準備を始めます。
「人生は生きるに値しません。ジェニファー」とタイプで打たれた遺書や、指紋を残さないための手袋ををかばんにつめて、愛車に乗り込みます。
アリバイ作り-1 車を修理工場へ
わたしは車のことはよく分かりませんが、コロンボの犯人たちが乗っている車がゴージャスな高級車であろうことだけは、何となく感じます。
車好きにとっては、コロンボに登場する高級車もみどころなのでしょうね。
アレックスの愛車は、イギリスの高級車ジャガーEタイプクーペのシルバーだそうです。
アレックスは車の調子が悪いと、修理工場に車を預けます。
「金管は音が割れるし木管はフラットでね。」とアレックスが語るところを見ると、彼には絶対音感があるのでしょうかね。
修理屋のマイクがうんざりしている様子によると、アレックスは頻繁に修理を依頼しているようです。
アレックスは修理工場のトイレを借りて、後からしのびこめるようにこっそり窓を開けておきます。
どうでもいいですが、きったないトイレですね。
アレックスの妻ジャニスがいつものように時間ぴったりに向かえにきます。
時間を守る真面目で誠実な妻ってことは、後のこの物語のポイントになりますから覚えておいてね。
そしてアレックスと妻ジャニスは、ハリウッド・ボウルという野外音楽堂に向かいます。
ハリウッド・ボウルはビートルズもコンサートを行った由緒正しき音楽堂だそうです。
ホームページ
https://www.hollywoodbowl.com/
今夜はここでアレックスが指揮するオーケストラのコンサートが開催されるのです。
アレックスはすでにセットされているカメラの位置に、あれこれ口を出しています。
口うるさいからかスタッフたちに少し嫌がられていますね。
アリバイ作り-2 一人で楽屋へこもる
アレックスは警備員のカルロスに面会も電話も取り次がないように指示して、楽屋に向かいます。
楽屋ではアレックスの妻、ジャニスがこまごまとした雑用を整えてくれています。
ジャニスはアレックスとキスを交わした後、母親で楽団理事長のリジー・フィールディングとの待ち合わせに向かいます。
楽屋でタキシードに着替えたアレックスは、胸に妻が栽培しているピンクのカーネーションを飾ります。
ネタバレになりますが、何でこんな落ちやすくて痛みやすいものをこのタイミングでつけるかな。
殺人を終えて、コンサートの本番直前につければいいのにね。
そしてアレックスは、ベージュのコートを身にまとってタキシードを隠し、こっそりと楽屋を抜け出します。
駆け足で車を預けた修理工場へ向かい、開けておいたトイレの窓から忍び込みます。
そして自分の車を盗み出し、愛人ジェニファーの家へ向かうのです。
何で車の修理工場に誰もいないんだ?って思いましたが、午後から休みだとか、早い時間には閉まるとか、そういうものなんですかねぇ。
野外コンサートなんて、たいてい週末に行われるから、土曜とか日曜の設定だったんでしょうか。
愛人殺害の動機
ピアニストのジェニファーは、アレックスが真後ろに立っていても気がつかず、夢中でピアノを弾いています。
アレックスが後ろから抱きしめて、やっと彼の来訪に気がつくのです。
ジェニファーにキスするアレックス。
さっき妻とキスしたばかりなのに、やるな、色男。
愛人という扱いに不満なジェニファーは、アレックスに離婚するか二人の仲を公表するかせまっています。
「あなたにとって本当に必要な女は私だし私も同じよ。」とまあ、ジェニファーはすごい自信ですね。
ただの勘違い不倫女のくせにね。
ジェニファーが言うには、アレックスは本心では彼女が必要だけど、妻の母、つまり義母の支持と財産を失いたくないのだと言います。
愛人の言い分によると、アレックスはお金とスポンサー目当てに、愛のない結婚をしたということですね。
しかしこのジェニファー、美人なんでしょうが、眉毛が細すぎておかしいです。
当時の流行だったのか、エキセントリックで芸術肌なピアニストという設定のための、あえての異常なまゆげなのか、よく分かりません。
あんな眉毛の女に、あれこれ迫られたら怖いと思います。
そしてジェニファーの声を英語で聞いてみると、吹替よりはるかにかわいくてブリブリした甘え声ですね。
幼い舌ったらずな喋り方です。
吹替と全然イメージが違うので、ぜひ英語音声でも聞いてみてください。
自殺に見せかけたトリック
アレックスはジェニファーにピアノを弾いてくれるように頼みます。
ジェニファーが演奏しているのは、ショパンのエチュード作品25-1です。
エチュードは練習曲という意味です。
ショパンの作曲したエチュードは、練習曲も思えないぐらい美しく完成されていることで有名です。
ちなみに最も美しい旋律とも言われる「別れの曲」も、エチュードですね。
エチュードは、今回の作品名にも「黒のエチュード」として使われています。
ピアノを奏でるジェニファーは、世界に入り込み過ぎて、周囲が見えなくなります。
そのすきにアレックスは、灰皿で後ろからジェニファーの頭部を殴ります。
気を失っただけなのか死んだのか、ぐったりとしたジェニファーをアレックスはキッチンに運びます。
キッチン設備のガスをつけて、ジェニファーをガス中毒で自殺したように見せかけるのです。
用意していたジェニファーの遺書をタイプライターにはさんで今打ったように見せかけ、電話の受話器は外しておきます。
その場を後にするアレックスですが、何と胸につけていたカーネーションをピアノのそばに落としてしまいました。
美人妻の疑惑-1 電話番号を暗記している夫
コンサート開催までに目的を遂げ、戻ってきたアレックス。
妻ジャニスと義母で楽団理事長のリジー・フィールディングと談笑します。
アレックスがリジーにとても気を使っているのが分かるシーンです。
その後のこと。
ビリーという楽団の秘書が、ピアニストのジェニファー・ウエルズがまだ来ない上に電話も通じないと、慌てて知らせにやってきます。
アレックスは電話局に連絡し、ジェニファーの電話番号を伝え、繋がらない理由を調べてくれるように頼みます。
ここでアレックスがジェニファーの電話番号を覚えていることに、妻ジャニスは勘付くものがあるようですよ。
ジェニファーが来ないことに怒り狂って(いるような演技をして)、妻に当たり散らす(演技をする)アレックス。
「あの子はキャンセルだ!もういらん!ベートーベンなら稽古済みだ!」
と言って、アレックスはコンサートの曲目を、ピアノがなくても成立するものに変更します。
結局コンサートで演奏したのは、アレックスが物語冒頭で聞いていたベートーベンの交響曲第6番田園、第4楽章「雷雨、嵐」。
つまりアレックスはこうなることが分かっていて、ベートーベンの曲を準備していたことになりますね。
そしてビリーはジェニファーと連絡がつかないことを警察に通報し、彼女の死が明らかになるのです。
シリーズナンバー1の美し過ぎる妻
アレックスの妻ジャニスを演じる女優ブライス・ダナーは、めちゃくちゃきれいです。
空色の淡いブルーの瞳に、これまた淡い金髪。
こういう銀色に近い金髪を、プラチナブロンドっていうのでしょうか。
ブライス・ダナーはただ美しいというだけでなく、清楚で気品があるんですね。
白人女優で清楚で気品があるといえば、すぐにはオードリー・ヘップバーンしか浮かばない。
後はナタリー・ポートマンぐらい。
ゴージャスな美人が多いアメリカの女優さんでは、珍しいタイプです。
わたしはコロンボ全69話のうちまだ10話しか観てませんが、すでに彼女がナンバー1の美女であろうことを確信している、そのぐらいきれいです。
ハリウッド女優のグウィネス・パルトロウに似てるな~とずっと思っていたら、何とまあ、彼女のお母さんだそうですよ。
でもグウィネス・パルトロウよりお母さんの方が美人です。
グウィネス・パルトロウって整形したらしいですね。
あんなきれいなお母さんからもらった顔を整形するなんて、バカですね~。
そして今作品のブライス・ダナー、細身の美人に見えるのにダボダボした変な服ばっかり着ているなぁ、おしゃれ女子が多いコロンボにしてはナンセンスだなぁって思ってたら、何とまあ!
1972年当時、ブライス・ダナーはグウィネス・パルトロウを妊娠中だったそうですよ。
その影響もあるのかないのか、繊細なサレ妻演技がキラリと光ります。
あんな美人で優しくて控えめで強いスポンサーを持つ妻がありながら、眉毛が細すぎる訳の分からん女と浮気するなんて、アレックスは本当にバカですね~。
というわけで完璧過ぎる妻の存在ゆえに、アレックスに何とも共感しにくい作品となってしまいました。
開始約25分 コロンボ登場
追加されたシーン1
物語がスタートして25分ぐらいでしょうか。
犬を獣医に診せにきているコロンボ登場です。
注射を打たれてぐったりしている犬を見てコロンボは獣医に
グーとも言いませんね。
と心配しています。
この犬はコロンボの愛犬になるのですが、池で溺れかけているのを助けたので、年齢も分からないそうです。
獣医のベンソンはクラシックファンのようで、ちょうどテレビからは、アレックスの指揮するコンサートが流れています。
曲は重々しいベートーベンから、明るく華やかなモーツアルトの「セレナード第13番『アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク』」に変わっています。
コロンボは電話でジェニファー・ウエルズ死亡事件の知らせを受け、現場へ向かいます。
このシーンのコロンボの声、何かヘンなんです。
恐らく後から追加されたシーンで、吹き替えを務めるのは、小池朝雄さんではなく銀河万丈さんではないでしょうか。
よく似せてあるのですが、小池さんの方がなめらかで柔らかい喋り方で、銀河さんは少し硬派で野太い声という印象を受けます。
コロンボの疑惑-1 美人ピアニストの自殺
自殺は嫌だねぇ。殺しと違って自殺は悲しい。
と、コロンボはピアニストのジェニファー・ウエルズが自殺したことに納得がいかないようです。
ジェニファーのように美人で才能に恵まれた若い女性が、何で死ぬ必要がある?とクドクドクドクドと今回のコロンボはしつこいです!
もともとしつこい性格なのに、生まれ変わったらコロンボになりたいとさえ思っているわたしでさえ嫌になるぐらい、今作品のコロンボはしつこいです!
というのも、この場面もやはり後から追加されたシーンだったんですね。
もともと75分できっちりおさまっている作品を、無理に20分足したのですから、追加されたシーンはくどいです。
何かこの作品はコロンボが異常なぐらいしつこいって思ったら、たいてい追加されたシーンでした。
ジェニファーが何故死んだのかという疑問に関してコロンボは
男、男だよ。
いや~とにかく誰かだ。
その誰かを見つけなくっちゃ。
と、女の死に男の影あり、とすでに男の存在を疑っていますね。
アタシの悪い癖だなぁ。
ホトケさん見ると殺しだと思い込んで。
人間はさぁ寿命まで生きるべきだよ。
わたしもコロンボに同意ですね。
人間は与えられた寿命を全うするべきです。
一方で、わたしは人間は死ぬときを自分で決めることのできる生き物だと思っているので、自殺を否定はしません。
それでもわたしはやはり人間の死は、神様が決めること、お迎えが来てくれること、だと思っています。
この世には自分で決められないことがあるということを知ることが、生きることだと思っています。
だから、お迎えも来ないのに勝手に死んじゃあ、ダメですね。
ちょっとクドいシーンですが、コロンボの名言が心に沁みます。
うちのカミさん-1 シュトラウス好き
ジェニファーの死の知らせを聞いて、アレックスが現場に駆けつけます。
楽団の指揮者といえば、責任者や社長、ジェニファーの上司みたいな存在なんでしょうかね。
今回の「黒のエチュード」では、コロンボがどの時点でアレックスを疑ったのかがあいまいです。
ですがコロンボはジェニファーの男を探しているので、最初に現れた男アレックスにまず目をつけたのではないでしょうか。
アレックスは、ジェニファー殺害時にピアノの下に落としたカーネーションを見つけてしまいます。
アレックスはコートを脱いで、そのついでにこっそり花を拾って、胸につけます。
それに気がついたコロンボが
何かありましたか?
と声をかけます。
花をコートを脱ぐときに落としたらしいと、アレックスは説明します。
コロンボは、熱狂的なファンでアルバムを買ったとアレックスの手を握りながら熱く語ります。
コロンボは「青きドナウ」や「ウィーンの森」などのシュトラウスのワルツ集が好きなのですって。
カミさんもアタシもあれが好きでちょいちょい聴いています。
寝る前にはあれば一番ですなあ。何と言っても。
と、最初の定番セリフ「うちのカミさん」の登場ですね。
コロンボの疑惑-2 第二の男登場
コロンボはアレックスに、ジェニファーの飼っていた鳥が亡くなってしまったと嘆きます。
ついでにジェニファーの自殺の理由や、アレックスのアリバイをそれとなく確認します。
そこへ取り乱した様子の楽団員、ポールが現われます。
「何で死んだんだ!死ぬはずがない!絶対だ!」
と激しい口調でどうしようもない悲しみと怒りをあらわにするポール。
知人が亡くなったというのに冷静なアレックスと、興奮した様子のポールの対比を見て、コロンボは何か気がつくことがあったのではないでしょうか。
コロンボの疑惑-3 ボタインコの死
コロンボがジェニファーの家を後にしようとすると、車に犬を待たせていたことを、近隣に住む少女オードリーに咎められてしまいます。
オードリーは亡くなったジェニファーの友人で、演奏旅行のときはペットのボタンインコ、ショパンを預かっていたそうです。
ここでコロンボは、ペットを託す相手がいたのに、自殺の巻き添えにするものだろうかと、ジェニファーの死に疑問を感じるのです。
美人妻の疑惑-2 夫の愛
自宅に戻ったアレックスに、美人妻のジャニスが、ジェニファーとの仲を勘繰ります。
「仕事仲間とは面倒を起こさないのが僕の主義だ。」と大嘘こいて、アレックスはジェニファーとの親密な関係を否定します。
しかしジャニスは常にアレックスの浮気を心配しているようでした。
というのは、ジャニスはこれといった才能がない自分に自信が持てず、アレックスの愛を信じることができないようですね。
薄々財産目当てに結婚したのではないかと思っているようです。
わたしなんて、ジャニスをみたとたん、その美しさに心を奪われてたというのに、リアルエルフみたいな容姿をして、何寝言を言ってんだか。
アレックスは、「愛していたから(結婚した)。」とジャニスに言い聞かせますが、はたして彼女の心に届いたかどうか。
まあ、アレックスは口も上手いですからね!
追加された不要で無駄なシーン
パット・モリタ登場
コロンボは翌日、早速アレックスの自宅を訪ねます。
真っ白な壁が上品な立派な外観ですよ。
刑事コロンボは、裕福なゲストスターが住む豪華なお屋敷もものすごい見所です。
このお屋敷からいきなり東洋人の執事が出てきたと思ったら、「パット・モリタ」という日系アメリカ人二世の役者さんだそうです。
ベストキッドという映画で有名な、アカデミー助演男優賞にノミネートされる実力派だそうです。
「仕事できないのよ。」とか何とかボソボソ日本語で言ってるのですが、よく聞き取れませんでした。
うちのカミさん-2 どやされる
コロンボは捜査ではなく、単にアレックスのファンだから押しかけたようなことを言ってます。
屋敷の奥にコロンボを通そうとするアレックスに
いやいや…。
うちだったらカミさんにどやされますよ。
朝っぱらから押しかけたりしてね。
と、コロンボは遠慮しています。
本日二度目の定番セリフ「うちのカミさん」登場ですね。
コロンボはアレックスの屋敷を絶賛し、「まるで夢の豪邸ですね。」と、お宅拝見みたいなことやってますよ。
あげくの果てには固定資産を聞き出して、豪邸の価格をはじき出しています。
もう一つだけ-1 家具の金額
さらにコロンボは定番セリフ「もう一つだけ」を用いて
ついでにもう一つだけ。
家具どのぐらいになります?
とまあ、さっきから他人の財布をのぞくようなマネばかりして、コロンボは意地汚いことこの上ない。
コロンボはもっと品のある人かと思っていたのに、これにはわたしもがっかりです。
アタシはお金が好きでね。
なんて恥ずかし気もなく言い、とうとうアレックスの収入まで計算をし始めました。
ちなみにコロンボは年俸1万1000ドルだそうです。
1972年当時、1ドル301円として、年収331万1000円?!
やっす!!
しかし1970年に新卒で入社したわたしの母の月収が、3万円弱だったそうですよ。
今の貨幣価値だと、年収330万ってことはなく、倍以上の価値はありそうですね。
うちのカミさん-3 アレックスの大ファン
お金の話ばかりするコロンボにアレックスもとうとう
「ハハハ…。それで要点は?」と、苦笑い苦笑いですよ。
わたしもお金にしつこいコロンボに苦笑いしかでません。
うちのカミさん
先生の大ファンなんでしてね。
と、定番セリフを使ってコロンボはどうやらカミさんのために、アレックスにサインをねだりに来たようなのです。
刑事の奥さんは亭主の顔の広さを張り合うので、アレックスのサインを持っていると自慢できるのだそうです。
小池朝雄さんと銀河万丈さんの声の見分け方のポイント
わたしは今回のコロンボのしつこさに、始めてコロンボが薄気味悪く思えてきました。
だってコロンボのしつこさは、必ず殺人犯を逮捕するという執念から、生まれたものだったのに。
ある意味刑事としての矜持、このしつこさがコロンボの魅力、かっこよさでもあったのです。
それが今回ときたらどうだろう?
事件や捜査に関係のないお金の話ばかりネチネチネチネチしつこくしつこく聞き出して!!
初めてコロンボがストーカーに見えてきて、うんざりしました。
実はただしつこいだけのこのシーン、やはり尺をのばすために後から足されたものだったらしいのです。
本来は不要なシーンですから、全く事件に関係ない話と、無駄にコロンボの会話を引き延ばすためのしつこさだったんですね。
正直、このシーンは要らなかったと思います。
コロンボ全く仕事してませんからね!
コロンボの価値を下げただけの余計なエピソードです。
そして後から足されたシーンなので、アレックスの髪が短くなっており、前後の辻褄も合わなくなっていますね。
刑事ドラマでも映画でも、長けりゃいいってもんでもないですよ。
いえ、コロンボがしつこいのではない。
銀河万丈に乗っ取られたときだけコロンボがしつこくなって、小池朝雄のときが通常運転だと、そう解釈することにしました。
すると小池朝雄さんと銀河万丈さんの声が聴き分けられるようになります。
明日へ続く
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