職場で7歳年上のバツイチ男性グリーソンさんに恋するプチ初老ころん。
少しずつ距離を近づけていく何度目かの春。
春は出会いと別れの季節。
ころんとグリーソンさんの関係をゆる~く動かす出来事があった。
ころんの直属の上司バーバパパ総務長が転勤し、新しい総務長に変わったのである。
結論から言うと、ころんはこの上司と全く合わなかったのである。
ころんが超嫌いなタイプ。
まずびっくりするほどエラソーで高圧的。
ん?エラソーと高圧的は同じ意味か?
そして支配的な性格は、ころんの自由な性格と相反するものであった。
で、細かくてネチネチしてて自分に都合の良いルールには厳しい。
つまり自分に甘くて、人に厳しいのだ。
さらに頭おかしいんかというぐらい、デリカシーがなかった。
不思議な因縁で、名前がかつてころんがお見合いし、結婚を前提として付き合っていたセー
ブタと同じ。
頭がトロ過ぎてころんが切れ散らかし、豊田真由子を発動させた、あのセーブタである。
詳しくはこちらの記事から。
結婚相談所でお見合い ハゲでデブのアラフィフ男性は許せる? セーブタさん-1
セーブタとこの新しい上司は、どことなくだが共通点があり、ころんはセーブタを思い出し
て、ますますこの上司にイライラするのである。
主な共通点5つ
・名前が同じ
・デリカシーなさすぎて愚鈍である
・三浪(実は留年?)
・声がしゃがれていて気持ち悪い
・悪い意味で打たれ強い
ちなみに、フェイスブックで調べあげた結果、この上司の高校卒業から当社入社まで、大学
4 年を加算した上で 3 年のブランクがあった。
だから勝手にセーブタと同じ三浪だと思い込んでいたが、1 年は留年らしい。
あとの 2 年は浪人か留年か分からんが、文系の地方国立大学出身であった。
文系のくせに、理系みたいな顔していばってるわ。
名前はセーブタにちなんで、タカピマ上司とする。
どうちなんでいるかは秘密。
個人情報漏洩しちゃうからね。
セーブタは一見腰がひくくておっとりしていい人そうに見えるのに反して、タカピマは当
初からいばっていて高圧的で、それゆえ下品だった。
いばっている人って下品に見えるやん。
そしてかわいそうなほど、タカピマには愛嬌とかわいげがない。
ころんはフラット過ぎる性格なので、上下関係に厳しい人が苦手で、とにかくいばっている
人がきらい。
ころんがグリーソンさんのことが大好きなのは、一見腰が低くて、おっとりしていて、品が
あるからである。
ちなみにころんのセフレ、元カレのフレディもエラソーでいばっているが、ヤツは年下でま
だ可愛げがあるから、なんとなく許せてしまうのよね。
ころんはセーブタを発達障害ではないかと最後疑っていたが、おそらくこの上司もそうだ
と思う。
セーブタは発達障害というよりも、ただ単に知能が低いだけかも。
タカピマ総務長はいわゆるASD((Autism Spectrum Disorder)、かつてアスペルガーと呼ばれた症状で、今は自閉スペクトラム症っていうんだね。
ちなみにフレディもそうかもしれない。
★主なアスペの特徴
こだわりが強い
空気が読めない
人間関係がうまく築けない
特定の音や光が苦手
タカピマ総務長はすべてあてはまるのだが、音にたいするこだわりがヘンだった。
危険運転した社員が、音楽聞きながら鼻歌歌っていたからだと言って、全員に運転中は音楽
鑑賞禁止令を出した。
のちにグリーソン所長がこの音楽禁止令を、くつがえした。
ほかにもわたしの携帯の着信音を変えろと言ってきたり、誰かの携帯が鳴っていたらすぐに出ないと怒ったり、誰かが鼻歌を歌ってたら注意したり、どうも音にたいする反応が神経質すぎるように思えた。
なのにタカピマ本人は、いたって声が大きい。
声が大きいと、威嚇されているように思えるし、威圧的だよね。
いつも大声で他人批判と自慢話を繰り返していた。
そして人の話はほとんど聞いていない。
他人批判と自慢話なんで、聞かされて不愉快な話の、1 位、2 位を争う話題やんね。
その昔、ころんが小学校図書室司書として働いていた頃のことである。
音に敏感な発達障害の子供たちは、音楽の授業が苦手でよく静かな図書室に逃げ込んでき
た。
そして音が苦手な子供たちは、不快な音を打ち消すために、自らが大声を出すときく。
タカピマの威圧的な大きな声も、おそらくそれではないかしら。
そのような事情をふまえまして、ころんの中ではアスペ認定。
ちなみにセフレのフレディなんだけど、あるときASDについて熱く語るのよね。
例えば有名なのが、イーロン・マスクやイチロー。
大谷翔平もそうだという説もある。
実はころんの甥っ子、弟の息子が強めのASDで手帳も持ってる。
その甥っ子の父母、ころんの弟と弟嫁が声をそろえて、大谷翔平は絶対にASDだっていうのだからそうなんじゃない?
成功している経営者や理系の人には、ASDが多いとかフレディが肩を持つようなことを言うもんだから、おそるおそる
フレディはASDじゃないの?
と聞いてみた。
するとフレディが
「可能性はある。」
とすんなり認めるものだから
なんで自分がそうかもしれないって思ったの?
聞いてみるとフレディは言った。
「ASDという症状があると知ったときに、そう思った。」
これ、ガチよね。
本人がASDの症状を見て、全部自分に当てはまるって思ってるんだからさ。
ころんの甥っ子のASDについては、発達障害は遺伝の影響もあると聞く。
弟嫁がなかなかできた女性で育ちの良いお嬢様なので、甥っ子のASDは絶対ころん家の血やでと、家族で話てる。
ころん父や、叔父がかなりの変人だから、今にして思えば由緒あるASDの血を引き継いでいるのかもね。
ころん父も中小企業の経営者だったよ。
今、その会社は倒産してない。
ころんも幼稚園までは一人遊びが好きで友達のいないコだったし、こだわりや執着が強い一面もある。
で、フレディ先生に
ころんもASDかもしれないよ。
って言ってみたら
「絶対違う!」
って全否定された。
フレディの印象では、ASDは優秀な天才肌が多く、成功者のほとんどはアスペなんだと。
だからころんのような、これといって突出した才能がない非凡な女はASDではないという診断でした。
ころんがASDだったら、ASD上司とこれから血みどろの争いが期待できるのにね。
安心してください。
皆さまのご期待の通り、これからころんとこのタカピマ上司との壮絶な戦いが幕を開けるのです。
かつてころんとセーブタが修羅場を繰り広げたようにね。
違う違う!
このエントリーは、ころんとグリーソンさんの切ない老いらくの恋を綴ったシリーズです!
さあ、壮絶なバトルが始まるか、切ない恋物語が始まるか、ぜひ最後まで見届けて。
何はともあれ何だか周囲にASDの人が多くて、これって引き寄せの法則なのかなぁ…。
続く
ころんが最近買って、毎日職場で飲んでる黒酢。
コメント