派遣から正社員になるためにはかけひきも必要
派遣から正社員になるためには、時流を読むしたたかさも必要かもしれません。
ここでは、わたしが正社員になるために行ったかけひきを紹介します。
さて、今年の1月。
まだわたしが派遣社員で、コロナ禍前のことです。
直属の上司と面談があったわけです。
その上司より、りょうさんが総合職に転換したため、彼女の仕事を引き継いでもらいたい。
その分、新しい仕事も請け負い、わたしの業務が増えるという話をされました。
わたしは
「別に業務が増えるのはかまわないのですが、私、派遣期間である3年が今年で終わるんですよ。
派遣の仕事って、4月スタートが8割と言われています。
ですから、派遣期間終了後に新しい仕事を探すよりも、今年の4月スタートの派遣を探した方が、良い仕事に恵まれる確率があがるらしいんです。
なので今年の3月で、こちらを辞めようかと悩んでるんです。」
という話をしました。
すると上司はとても驚いていました。
すぐに所長にこのことを報告したそうです。
所長はその場で、わたしを正社員にすると決めたそうです。
そのあと再び上司から呼び出されて、4月から正社員で働いてもらいたいと言われました。
即決です。
所長は本社に相談もなく、自分の権限だけでわたしを正社員にすることを秒速で決めたのです。
とにかくしつこいようですが、所長のわたしに対する評価がとても高かったからです。
なぜこんなに評価が高かったか、自分でもよく分かりません。
まあ、覚えがあるとしたら、社員旅行に参加したから?
その前にいた派遣先なんて、所長に嫌われて派遣切りされたみたいなものだったのにね!
だけど実はわたし…、
なんと所長にわいろを渡していたんです!