テネシーワルツ/Tennessee Waltz,The Tennessee Waltz
1948年に出版されたアメリカのポピュラー/カントリー歌曲です。
作曲:ピー・ウィー・キング
作詞:レッド・スチュワート
日本でも様々な歌手にカバーされている有名な曲ですが、本家の歌詞はとても悲しいものです。
あるカーニバルの夜でしょうか。
大好きな恋人とテネシーワルツを踊っていたら、幼馴染と出くわします。
恋人にその幼馴染を紹介すると、なんとまあそのまま恋人を奪われてしまいます。
あの美しいテネシーワルツ流れる夜、大切な人を失ってしまったとだけ歌う短い歌 詞ですが、その後ろにこめられた、深い悲しみ・苦しみ・後悔、切ない恋人への愛などを想像させます。
それはこの曲の持つ豊かなメロディーがあればこそでしょう。
あまりに人気の曲で、1965年にテネシー州の州歌となったそうです。
この曲は男性が歌うバージョンと女性が歌うバージョンがあります。
奪われてしまった恋人は、歌う人の性別で、男だったり女だったりします。
ピー・ウィー・キング&ゴールデン・ウエスト・カウボーイズ
1948年1月に発売された「ピー・ウィー・キング&ゴールデン・ウエスト・カウボーイズ/PEE WEE KING & HIS GOLDEN WEST COWBOYS」バージョンです。
作曲者がリーダーのバンドに、作詞者がボーカル、まさに元祖のテネシーワルツと言えるでしょう。
カウボーイ・コパズ
1948年3月に発売されたゴールデン・ウエスト・カウボーイズの元ボーカリスト、「カウボーイ・コパス/Cowboy Copas」バーションです。
渋みのある深い声がすてきですね。
ゴールデン・ウエスト・カウボーイズのボーカルは、エディ・アーノルド→カウボーイ・コパス→、レッド・スチュワートに代わっていったようですね。
パティ・ペイジ
1950年に発売された最もヒットした「パティ・ペイジ/Patti Page」バージョンです。
ペイジは一つの楽曲で多重録音の手法を用いた最初の歌手だそう。
多重録音の二重奏により、より壮大で何とも言えない情感が心を打ちます。
まるで行ったことのないテネシー州で本当にワルツを踊っている気分になりますね。
レス・ポール&メアリー・フォード
ペイジ版のヒットを受けて1950年に発売された「レス・ポール&メアリー・フォード/Les Paul & Mary Ford」バージョンです。
ジョー・スタフォード
「ジョー・スタフォード/Jo Stafford」バージョンです。
フォンテイン・シスターズ
「フォンテイン・シスターズ/Fontane Sisters」バージョンです。
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