派遣社員から正社員を目指す3つの手段
まず最初に派遣社員から正社員になるには、主に3つの方法があるので、ざっくりと説明しておきます。
派遣社員で働きながら、正社員の募集を探す
実はこの方法、当時は派遣ではなく契約社員だったのですが、わたしは失敗しています。
30代後半の頃、正社員の事務職ばかり探して20社以上応募しましたが、結局仕事は決まりませんでした。
大きな理由は年齢かと思いましたが、わたしはすっかりくじけてしまい、簡単に職が決まる派遣におさまったというわけです。
派遣社員の就職率は、わたしの体感では、二つ会社を紹介されたら、一つは決まるといった50%ぐらいの就職率ではないでしょうか。
いきなり正社員の仕事を探しても採用されなかったため、わたしは派遣で働きながら、その派遣先で正社員を目指す方法を選んだのです。
紹介予定派遣に応募する
紹介予定派遣とは、派遣期間の後に派遣先の企業と直接雇用を結ぶことを前提にした派遣のことです。
派遣期間が試用期間のようなもので、最長六カ月の派遣期間の後、双方の合意があれば直接雇用となります。
ここで一つ注意してほしいのが、その企業に直接採用されるだけであって、必ずしも正社員とは限りません。
契約社員の可能性もあります。
就業前に企業との事前面談がありますので、そのときに雇用形態を確認しておくとよいでしょう。
ちなみにわたしが働いている企業の親会社で、この紹介予定派遣から直接雇用に採用された女性がいます。
このブログでは千子さんという名前で時々登場します。
千子さんは、実は正社員ではなく契約社員として勤務していますが、大手企業なのでボーナスも支給されているそうです。
そして採用から3年経つと、千子さんは正社員になれるそうです。
現在派遣で働いている企業で、正社員雇用を目指す
わたしが今回派遣から正社員になったのが、この方法です。
通常派遣社員の満了期間は最大で3年です。
この3年の切り替え時に交渉するか、早い段階で願い出る方法もあります。
わたしは3年を待たずとして正社員になることができましたが、実は案外この方法、よほど頑張らないと厳しいです。
最初から正社員を探しているのならば、企業側も前述した紹介予定派遣という方法を選びます。
直接雇用を前提としない派遣社員で人材を探すということは、企業側に正社員を雇う意向がないということですね。
正社員ではなく派遣社員を使うという理由は、予算不足や、業務内容の難易度が低い、ある時期だけ忙しいなど、事情はさまざま。
企業としては、正社員を雇うより派遣社員を雇う方が、予算が安くすみます。
ですから、派遣社員から正社員になるためには、新たに派遣社員を雇うよりも、このまま派遣を正社員にした方がメリットが多いと、企業側に思わせる必要がありますね。
しかし当初から派遣で予算を取っている仕事なんて、誰でもできるような簡単な作業がほとんどです。
どうしても「この人でなければならない。」と言う存在感を、示すことが難しい状況ですね。
そのような中で、わたしが派遣先で正社員になれた決め手は三つです。