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大阪・関西万博 2025 民間④ パナソニックグループ パビリオン「ノモの国」 モノの世界を反対に

大阪・関西万博

4つめに紹介する民間パビリオンは、パナソニックグループ パビリオン「ノモの国」です。

「経営の神様」との異名を持つ松下 幸之助さんが1918年に創業したパナソニック(旧松下電気器具製作所)。

日本のお家芸「モノ作り」で世界を圧巻する、いまや誰もが知る電気メーカーですね。

そのパナソニックのDNAともいえる「モノ作り」のモノに着目した今回のパビリオン。

「モノ」を反対にすると「ノモ」!!→「ノモの国」!!!

ココロの持ちようによって、モノのとらえ方は大きく変わります。

この「ノモの国」では、あなたのココロはどんな風に映し出されるのでしょうか。

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パナソニックグループ パビリオン「ノモの国」

公式HP

大阪・関西万博 公式サイト

パナソニックグループ公式 2025大阪・関西万博サイト

ノモの国WEBサイト

位置

場所は、東ゲート入ってほどなく。

国内パビリオンが固まっている場所ですね。お隣は「三菱未来館」があります。

出展

パナソニック ホールディングス株式会社

 

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展示体験 ノモの国 (要予約:1時間)

ノモの国 コンセプト

様々なモノはココロの持ちようによってとらえ方が大きく変わります。

ココロによって見え方が変わる「モノ」は、今のじぶんの写し鏡でもあります。

ここでいう「モノ(物)」とは、地球環境や、自分の周囲の世界、人の営み、自然の営み等全ての事象のことです。

ココロによって「モノ」も変わるということから、「モノ(物)」を逆さまにした言葉「ノモの国」が生まれました。

「ノモの国」では、常識や思い込みから解き放たれ、豊かな想像力で新たな世界や未来が広がるような体験型パビリオンを実現。

その体験を通じて自身も気づいていない秘められた力や可能性を「Unlock」するきっかけを提供します。

コンセプトは「解き放て。こころと からだと じぶんと せかい。」

タグラインは“Unlock your nature”

「ノモの国」はUnlock体験エリアと、それを支える展示エリア「大地」の二つのエリアがあります。

 

Unlock体験エリア

「ノモの国」のタグライン「Unlock your nature」

「ノモの国」Unlock体験エリアでは、自分が主人公となって様々な生き物や自然が循環するせかいを冒険。
光・音・風など空間で五感を刺激し、感覚(カラダ)を研ぎ澄まし、感性(ココロ)を解き放ち、ソウゾウする力を「Unlock」するきっかけを提供します。

 

一人ひとりの異なるストーリー創出

「ノモの国」では、自分が主人公となって結晶に秘められた力を解き放つ物語を体験します。

パナソニックグループが蓄積してきた「ひとの理解」研究に基づく行動解析・表情解析などの技術と独自開発した感性モデルが、わたしたちの個性や特性を物語に反映させてくれるのですって!

一人ひとり、違った可能性やストーリーを描き出して、「蝶」というモチーフに表現されるそう。

ということは、体験するたびに反応が変われば、少しずつストーリーも変化するということでしょうか。

楽しみですね!

 

ミスト映像演出

拡散を抑制して遠方まで気流を届ける技術で作られた粒径6 μmの極微細ミストの映像スクリーン「ミストウォール」の大きさは、「幅7 m×高さ3.5 m」。

通り抜けができる巨大な映像を空中に映し出し出します。

渦輪気流にミストを閉じ込めて遠方まで飛ばす技術で作られたミストの輪「ボルテックスリング」は、直径1.3 mもの映像が天井から目の前に降り注ぐ演出が楽しめます。

 

イマーシブ空間

立体音響や360°映像、振動や風を用いた演出ハプティクスなどパナソニックグループの光・映像・音・空気に関する「空間演出」技術を駆使。

五感を刺激するイマーシブ(没入)空間を演出します。

Unlock体験エリア 4つのゾーン

 

ZONE1:カガミイケの奥深く ~ノモの国に迷い込む

画像:ZONE1:カガミイケの奥深く

「ノモの国」に迷い込むと、立体音響や映像、ハプティクスの技術によってクロスモーダル(感覚複合的)に感覚(カラダ)が研ぎ澄まされます。
「風、水、光、生命」など普段は意識しない当たり前に感じている世界を全身でとらえ、Unlock体験が始まります。

 

ZONE2:ノモの森 ~未知の世界を探索

画像:ZONE2:ノモの森

「ノモの森」に足を踏み入れると「結晶」が見つかります。
そこには生命やエネルギーが巡る美しい森が広がり、自分の感性(ココロ)の赴くままに未知の世界を探索。
結晶をかざすと森はまるで生命のように光や音や風を発し、感性に反応します。

ZONE3:古木の谷 ~結晶から蝶を解き放つ

画像:ZONE3:古木の谷

古木をのぞき込むと、ZONE2での行動解析データの分析に基づいた一人ひとりの感性とその可能性がストーリーとなって映し出されます。

蝶は結晶から解き放たれ、「ミストの滝」の向こうへと導かれます。

ZONE4:大空へ ~解き放たれた蝶たちは羽ばたき、響き合う

画像:ZONE4:大空へ

「ミストの滝」を抜けて、新しい世界へ。。
ZONE3で一人ひとりが解き放った蝶は、風に乗って音を奏でながらやがて周囲の蝶たちと響き合い、大きなエネルギーとなって大空へと羽ばたきます。

「解き放て。こころと からだと じぶんと せかい。」

大地エリア

「大地」はUnlock体験エリアを支える展示エリアです。
ひとと自然の営みが循環する未来社会のアイデアを具現化した展示が体験できます。

ひとの営みと自然の営み、それぞれ360°の循環が作用し合ってひとめぐりする720°のつながりをより実現させる研究開発中の技術を展示します。

技術の具現化は、シアノバクテリア(光合成微生物)、ペロブスカイト太陽電池、生分解性セルロースファイバー、バイオライトと、バイオフィリックデザインの考え方を活用した5つのテーマで構成されています。

シアノバクテリア(光合成微生物)

画像:シアノバクテリア

 

解き放て。光合成微生物のチカラによる食の未来。

光合成微生物の一種であるシアノバクテリアの力を活用し、CO2の有効利用と食糧生産力の向上を同時に実現するアイデア。

野菜や果物の成長観察し、CO2活用による環境負荷の低減と持続可能な食糧生産を両立する“720°の循環”を実感できる展示内容です。

ペロブスカイト太陽電池

画像:ペロブスカイト太陽電池

 

解き放て。「発電するガラス」によるエネルギーの未来。

「発電するガラス」を活用して、まちやくらしに調和しつつ、人々に再生可能エネルギーをもたらし、さらには地表の植物や微生物にも木漏れ日を届けるアイデア。

ペロブスカイト太陽電池にアートの感性を取り入れた吊りオブジェやハンズオン型の展示でをデザインの自由度の高さを体感。
街中の至るところで発電しながら植物との共生を両立する“720°の循環”を体験できる展示です。

生分解性セルロースファイバー(植物由来成形材料)

画像:生分解性セルロースファイバー(植物由来成形材料)

 

解き放て。自然に戻るモノづくりの未来。

生分解性と強度を高めた新たなグレードの生分解性セルロースファイバー「kinari」を活用した高強度とデザイン性を兼ね備えた多様な生活必需品の可能性を示すなど、石油由来プラスチックの使用量を減らすためのアイデア。

子どもたちとのワークショップからつくられたさまざまな形のハンズオン用小物や3Dプリンターによる大型オブジェを展示。

新たなものづくりの可能性を感じ取り、、機能性を維持・向上しながらも自然界にごみとして残らない環境性を両立する“720°の循環”を実感できる展示です。

共創パートナー:株式会社積彩(3Dプリントデザイン・製造)

バイオライト(発光微生物)

画像:バイオライト(発光微生物)

 

解き放て。発光微生物のチカラによるあかりの未来。

大阪・関西万博の準備開催期間を通じて発光微生物の長期培養技術の経験値を蓄積するとともに、未来の日常生活を彩るあかりについて議論するきっかけとなるアイデアを紹介。

発光微生物を培養している展示水槽に酸素を送り込むことで、微生物が発光する様子を観察できるハンズオン型展示を行います。

ひとの営みに彩りを与えつつ、発光微生物との共生を実現する“720°の循環”を体感できる展示内容とです。

バイオセンサリードーム

画像:バイオセンサリードーム

 

解き放て。ひとと自然の営みが循環する未来。

外界からのノイズを軽減しつつ、さまざまな感覚刺激により自然環境に包まれる心地よさを感じることのできる、バイオフィリックデザインの考え方を取り入れたドーム空間のアイデアを紹介。

リラックスと適度な集中が調和した空間で、来場者に自己対話や自己解放を促します。

光、音の技術に加え、自然な香りや質感のある菌糸をパネルにして建材として活用し、五感を心地よく刺激する空間を創出。

自然の心地よさに触れながら「つながる世界の中の自分」に気付き、“720°の循環”の世界について深く考えるきっかけとなる展示です。

共創パートナー:株式会社BIOTA(菌糸パネル制作)

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建築コンセプト 循環

「ノモの国」のコンセプトは「解き放て。こころと からだと じぶんと せかい。」
そして「ノモの国」の建築コンセプトは「循環」です。
「循環」とはすべてがつながっていること。
また地球環境問題も、素材やエネルギ―を循環させ続けていけば、果てることはありませんね。
「ノモの国」「解き放て。こころと からだと じぶんと せかい。」と「循環」をコンセプトにした建築デザインです。

建築家 永山祐子

「ウーマンズパビリオン」を手がけた建築家永山祐子さんがデザイン。
詳しくはこちらの記事を。

「循環」を表現したファサード

立体的な形状のモチーフを2つ組み合わせたイメージ

画像のような立体的な形状のモチーフを約1400個組み合わせて「循環」を表現したファサードとなります。

このモチーフ、ノモの国を舞う、蝶の羽のようにも見えますね。

このモチーフに薄いオーガンジーの膜を張り、その時々の条件で軽やかに風に揺らぎ、自由な見え方を楽しめるデザインです。

「膜」が動くことにより、膜から「解き放たれる」イメージです。

透け感のあるパステルカラーは、シャボン球のようでもあり、空を舞う蝶のようでもあり幻想的ですね。

3つの循環で生まれるパビリオン

パビリオン「ノモの国」は、3つの「循環」によって生まれる創出される資源循環型の建築です。

使用済み家電を主要部材として活用

「商品をつくる」「商品をつかう」「資源にもどす」という家電のリサイクルへの取り組み。
「商品から商品へ」をコンセプトに、使用済み家電から貴重な資源(樹脂・非鉄・鉄など)を高純度で取り出し、その資源を使って再び商品を作るという資源循環のスキームを構築。

使用済み家電をパビリオンへと生まれ変わらせました。

工場から出る端材・廃材をアップサイクル

「工場端材を『主材』に」という考えの下、「データ活用」「二次利用エコシステム」「クリエイターとの協業」という3つのアプローチにより、工場から出る端材のアップサイクルに関するノウハウや仕組みの構築に力を入れています。
(参照:工場端材「そのまま」を新たなプロダクトへ~端材活用エコシステム開発プロジェクト)

データ活用

工場から出た端材の形状を図面データ化し、別の用途に活用しやすい環境を提供

二次利用エコシステム

データ化された端材を「限りなく無駄なく使う」ことを促す設計支援環境を開発

クリエイターとの協業

サステナビリティに貢献するモノづくりに熱意のあるクリエイターや有識者との協業

このような取り組みをパビリオンに活用。
パビリオンの応接室では、以下のようなアップサイクルを目指しています。

換気扇のパイプフードのステンレス板を用いた照明
システムキッチンなどの製造で使用する「人造大理石」の端材を使った洗面カウンター
テレビに使用する「プリズムシート」を用いた照明

世界中で廃棄・焼却されていた廃材を活用するPALM LOOP®

マレーシアのヤシ農園で収穫時期を終えたアブラヤシ廃材を再生する技術「PALM LOOP®」

植物生まれの万能な油として人気が高いパームオイル。
パームオイルの収穫のために植えられるアブラヤシは、伐採後に腐敗や分解が進むとメタンガスを含む温室効果ガスを排出し、環境に大きな負荷をかけています。

パナソニックでは世界中で廃棄・焼却されているこの廃材を「循環」させるべく、独自ボード化技術により木質ボードへとアップサイクルする「PALM LOOP®」の事業検証を推進しています。

この木質ボードを使用し、応接室用のオリジナルのバーティカルブラインドを試作品として制作。
また洗面所の自動ドアの面材などにも活用予定。

 

「ノモの国」のロゴ

 

ノモの国のロゴは、パビリオンの外観をそのまま文字にしたようなおしゃれなデザイン。
丸みとうねりが、∞(無限大)、循環を感じさせます。

無限の可能性を秘めた子供たちが「ノモの国」の体験を通してこころが変化する瞬間(=Unlock)の躍動感を表現しているそうです。
モノの見方・捉え方はこころの持ちようで様々に変わるというメッセージも込められているのだとか。

<こころの変化や見方・捉え方の変化をロゴデザインで表現>

 

ユニフォーム

「ノモの国」のユニフォームは、「人によって見方が変わるデザイン」を採用し、見る角度や着こなしによって色合いや形が変化します。

「軽やかで風にゆれる形状」、「左右の非対称性」、「既存の型を崩した有機的なライン」、「ファサードを想起するオーロラカラー」を採用。

まさにパビリオンの外観そのまま映し出した世界観にあったデザインで、スタッフは「ノモの国」の住人として、お迎えしてくださるそうですよ。

パンツは1パターンで、性別・年齢に関係なく誰でも着用できるインクルーシブなデザインですが、トップスが4種類あるのがいいですね。

プリントは同じで統一性があるのに、個性的。
妖精さんみたいでかわいいですね。

 

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ころんの視点

パナソニックグループ パビリオン「ノモの国」の対象年齢は小学生~中学生ですが、大人も体験可能ということです。

HPも柔らかなパステルカラーと、ふわふわ飛ぶ蝶をモチーフにとても幻想的なイメージです。

童心に返って、この不思議な「ノモの国」ぜひ体験してみたいですね。

体験後は、どんなじぶんに会えるのでしょうか。

 

では、4月にパナソニックグループ パビリオン「ノモの国」でお会いしましょう!

………………………………………

以下は、わたしがアマゾンで購入した商品のご紹介。
こまーしゃる。

 

風邪をひいてのどが痛くなったのでこちらの加湿器を購入。
のどの痛みはとれなかったけど、睡眠時に使うと鼻づまりがましになった。

買ってよかった。

https://amzn.to/40bMazZ

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