若い女の子をドン引きさせた瞬間
とっくに子供を2~3人産んでいてもおかしくないアラフォー女性が、コンドームごときで大騒ぎしたこの事件。
わたしはこの話を、職場で仲良くしている後輩さんに言いたくてたまらなかった。
後輩さんは、バブル姫の後輩だから後輩さんと呼んでいるだけで、年齢はわたしより一つ上。
わたしがこの職場で一番仲良くしている女性です。
何度か説明しており、繰り返しになりますが、わたしと後輩さんは同じグループ会社の別会社勤務。
同じフロアにある親会社勤務が後輩さん、子会社勤務がわたしね。
で、ある日の昼休み、こっそり後輩さんと二人で女子更衣室で過ごそうとしたのに、その場に派遣の富永さんと、吉高由里子風清楚系新入社員のゆりこさんもやってきたのである。
多分二人とも、りょうさんの話がつまらんから昼休み一緒に過ごすのがイヤなんだろうね。
ちなみに派遣の富永さんについてはコチラの記事で
派遣女が派遣女を嫌いになる瞬間 派遣同士で給料を探り合わないのはオフィスのマナーである
で、わたしは同僚であるこの二人の女の子の前で、りょうさんのことを悪く言うのはどうなのだろうとは思った。
思ったのだが、どうしてもコンドーム事件の話を後輩さんに聞いてほしかったので、そのようにした。
わたしの結論としては、アラフォー女がコンドームが落ちてたぐらいで、あんなに大騒ぎして話を引っ張るのか、という愚痴を聞いてほしかったのである。
後輩さんもその話を聞いて、りょうさんにあきれているようだった。
すると派遣の富永さんが
「私、あの話聞いているときずっとイヤでした~。」
と言うと、ゆりこさんも
「私もいやでした~。」と同意した。
わたしはまさかコンドームが落ちてたぐらいであんなに大騒ぎするとは思わなかったので、落ちていたモノが何かさっぱり分からなかった。
しかしこの二人はとっくに落ちていたものがコンドームだと気がついていたようで、それを言えない長い時間がずっと苦痛だったようなのである。
わたしも落ちていたものがコンドームだと分かったとたん、話題を終わらせようとはしたのだが、りょうさんはその話をしつこく続けたのである。
富永さんが
「コンドームを久しぶりに見たというりょうさんの自虐、その長い時間を思うとやり切れなかった。」
と本当に苦痛そうに怒りをこめ言った。
すると見た目は清楚系だが実はそうでないゆりこさんは
「え?私、りょうさん生派なんだ、って思った。」
というもんだから、一同大爆笑。
いやあれは、どう考えても最近ご無沙汰で、コンドームなんてみる機会もないっていう意味だろうと、わたしと後輩さんと富永さんは同意見。
生派だと思ったゆりこさんが、たぶん一番お盛んなんだろうね。
ほとんどの女性は常にセックスする相手がいて当たり前ぐらいの前提があって、コンドームを最近見てないの答えが生派なんだと思うの。
通常は、コンドーム最近見てないって聞くと、セックスする機会がないんだなって解釈すると思うの。
富永さんが、あまりにもあの話は苦痛だったと言うものだからわたしが

そやなー。さすがにわたしも富永さんみたいな年下の女の子に、コンドーム久しぶりに見たとか、とても言えないな。
と言ったとたん、りょうさんが荷物を取りに更衣室に入ってきたのである。
わたしたちは無言になって、りょうさんはそのまま荷物を取って出て行った。
で、わたしが富永さんに

今の話、聞こえたかもしれないね。
と、しまったという感じで愚痴った。
すると富永さんは
「りょうさんも職場であんな話をすることが悪いことって気がつくために、聞こえた方がいいんですよ。」
と言ってのけたもんだからわたしは

あんたホンマ失礼やなぁ。
わたしも失礼なこと言うけど、わたしはちゃんと人の悪口言ってます~って顔をしてるもん。
富永さんは清楚な顔をして、わたしよりひどいこと言うよね。
とぴしゃりといってやった。
しかし富永さんは、わたしの注意にたいして、どこ吹く風といった様子で応えていないようであった。
こういう図太いデリカシーのない女である。
ちなみにわたしはりょうさんのことは嫌いではないが、富永さんのことは大嫌いでーす。
しかし富永さんの言うことも正しくて、20代の女の子のまえでアラフォー女が、しつこくコンドームの話をするのはまあ、セクハラともいえるし、モラハラとも言えますね。
さらにコンドームごときでこんなに興奮されちゃあ、20代の女の子たちからも、
「この人いったいいつから彼氏いないんだろう。」
と思われても仕方がない。
なぜりょうさんはこんなにも誰も得しないコンドームの話なんてしつこく嬉しそうにしたのか。
久しぶりに見たコンドームが、駅に落ちていたものなんて。
そしてそのことであんなに興奮して喜々と語るなんて、よほど男に抱かれないわびしい毎日を送ってるんだろうね。
なんだかりょうさんがかわいそうになってきた。
下手すれば彼女、処女じゃないと思うほど、なんとも言えない気持ちの悪い事件でした。

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