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お昼休みの休憩室から邪魔な女性社員を追い出そうと画策するバブル姫 しかし本当に邪魔だったのは誰?

バブル負の遺産バブル姫
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バブル姫の務める親会社、わたしの務める子会社、ともに女性事務員が増え続け、お昼休憩をとる和室が手狭になってきた。

和室の休憩室とは別に、打ち合わせ室や会議室、カフェスペースもあるので、別れて休憩をとろうかという話が持ち上がってくるようになる。

現に、和室が苦手である親会社勤務のカラさんや千子さんは、打ち合わせ室でお昼休憩をとっている。

普通に考えて、親会社の女性社員が打ち合わせ室に引っ越してくれれば、人数過多は解決なんだよね。

しかしバブル姫がカラさんと不仲で険悪なため、それができない。

といっても、カラさんが入社してくる前から、バブル姫は和室で休憩をとりたいという執着を示していた。
座って足をのばせる和室がどうしてもいいんだとさ。
その執着が、こだわりの強い発達障害っぽい。

実のところ、わたしもデブいので、畳に座るのが苦手。
だから打ち合わせ室の椅子で食事をとりたかったんだけど、子会社の中で一人だけ別行動するのもヘンな話だしね。

 

そんなある日のこと。

わたしがちょうど休憩室に入ろうとしたときのことである。

休憩室のなかには、親会社のバブル姫、後輩さん、子会社の肌ピカちゃんがすでにいた。

で、バブル姫が、肌ピカちゃんがいるにもかかららず、

「何で子会社は外でごはん食べないんだろう。
ここから出ていけばいいのに。」

と言い放った。

わたしは「ん?」と思って、そのまま和室に入ると、バブル姫はその話をやめた。

会話の端っこだけ聞いたので定かではないが、

和室が狭くなってきたので、子会社の事務員が、出ていけばいい、っていう意味で言ったんだよね?
それともわたしの耳の錯覚?幻聴?

まさか、子会社のバブル姫の娘ぐらいの年齢の肌ピカちゃんがいるまえで、そんなこと、まともな大人なら言えるわけないよね?

でもまともな大人じゃないのがバブル姫。

その後のお昼休みの時間に、その話が出ることはなかった。

その日、帰宅するときにたまたま後輩さんと鉢合わせたので、わたしはこの件について聞いてみた。
バブル姫、わたしたちに出ていけと言ってませんでしたか?とな。

すると、和室が手狭になってきたので、別れて食べようという話が持ち上がっている。
1階のカフェスペースや会議室で、お昼を食べようかという提案がある。

とのことだった。

わたしは言った。

「そもそもバブル姫が、同じ親会社のデキル子さんや、とじ子さんに口も聞いてもらえず、誰にも相手にされていないわけじゃないですか。
だから、仕方なーく、仕方なーく、昼休みだけは、わたしたち子会社が手分けして面倒見てあげてるのにね!

それが子会社に出ていけって。何勘違いしてんだか。
立場をわきまえてほしいですね!」

親会社で、和室でお昼休みをとるのは、バブル姫と後輩さんととじこさん。
時々、ローラさんも来る。

が、子会社はわたし、りょうさん、肌ピカちゃん、ザイさん、たまにもう一人来る。
ちょっとだけ子会社メンバーの方が多い。

で、バブル姫の画策としては、多分とじこさんと後輩さんと三人でおしゃべりしたいんだと思う。

たとえば、わたしがスイス旅行の話をして、盛り上がっていたときのこと。
とじこさんも海外旅行が好きなので、スイスの話に入りたかったそう。
なのに、バブル姫が横から無理やりに自慢話ばかりしてきて、スイスの話聞けなかった~と後から愚痴っておった。

バブル姫は海外旅行に行ってくれる友達がいないからね。
海外旅行の話題になると、さっぱりついていけず、無理やり別の話をしようとする。

わたしはそれを無視して海外旅行の話を続けるけど、そういう場合は、バブル姫はだれか適当な人を捕まえて無理やり自分の話を聞かせる。

またあるとき、とじこさんは、朝から通勤電車でバブル姫につかまって、自慢話ばっかり聞かされたってグチグチ言っておった。

つまりとじこさんは、バブル姫の自慢話を聞かされるのにうんざりしているのである。

バブル姫はね、最初の一か月は面白いんだよ。
こんな人、いるんだ~という、衝撃。

トンチンカンな会話を聞いているのが、物珍しくて面白い。
だが、それも一か月で終了。

一か月も経つと、同じ自慢話ばかりぐるぐるまわっていることに既視感を覚え、うんざりしてくる。

バブル姫が狭い世界しかしらないうすっぺらな人間なので、基本話題は同じで話は退屈である。

だからもう、わたしたち以前からいるメンバーは、バブル姫にうんざりきて、相手にしなくなってきた。

そこにやってきたのがとじこさん。

当初は年齢も近いことがあって、バブル姫の話相手になってあげていた。

一時期話を聞いてくれる人がおらず、おとなしかったバブル姫が、生き生きと元気をとりもどしたのである。

だからお昼休み、わたしたち子会社メンバーがいれば、バブル姫はゆっくりとじこさんや後輩さんと好きなだけ話ができない。

後輩さんは、どちらかというと自分から話をふるというより、聞き役にまわり、誰とでも打ち解けるタイプ。

バブル姫の理想は、聞き役のとじこさんと後輩さんに思う存分自分の自慢話ができるお昼休みだったってわけ。

最近バブル姫の周りから人がサーッとひいて、孤立していたのを心配していたザイさんは、

「とじこさんが、仲よくしてくれているみたいでよかった。」

と胸をなでおろしていた。

だがわたしは、とじこさんが影でバブル姫を悪く言っていたのを知っていたので、このままの状態が続くわけはないと思っていた。

そのうちとじこさんに愛想をつかされる。
そのとき、バブル姫はどうなるんだろうなってね。
そのときが見もの。

その日は思っていたより、早くやってきた。

ある日、お昼休憩をとろうと和室に行った。
すると、親会社のとじこさんと後輩さんが、突然和室に顔を出さなくなってのである。

 

続く

本日のバブル姫の衣装です。

流行のワンピースonワンピースを取り入れた斬新なファッションのようです。

どうやって着ているのか、疑問に思ってめくってみました。

確かにこのシャツ型ワンピを、さらにワンピの中に着こんでいるようです。
さすがおしゃれ番長のバブル姫!

さらりと流行のワンピONワンピを取り入れ、まだまだ若いものには負けてないぞと頑張っているようです。

 

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