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刑事コロンボ#13-1 ロンドンの傘/ DAGGER OF THE MIND 1972年 あらすじとネタバレ解説(前半)

刑事コロンボ

刑事コロンボ第13話、「ロンドンの傘/ DAGGER OF THE MIND」はそのタイトル通りコロンボがアメリカロサンゼルスを飛び出して、イギリスロンドンで大活躍します。

ロンドン警視庁の視察にやってきたコロンボが、おのぼりさんと化してロンドンの観光地を巡るシーンは、こちらまで楽しい旅行気分を味わえます。

また今回の犯人は、舞台劇「マクベス」を演じる落ち目の役者夫婦です。

「マクベス」はご存知の通り、最も優れた英文学の作家と言われる「ウィリアム・シェークスピア」の四大悲劇作品の一つです。

とても高名な作品で、イギリス、ロンドンを舞台にした今回のコロンボにはうってつけのバッググラウンドではないでしょうか。

さあ、シリーズ初の海外ロケ作品と一緒に、コロンボと楽しいロンドン旅行に出かけましょう。

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ロンドンの傘/ DAGGER OF THE MIND 1972年

刑事コロンボ:ピーター・フォーク(小池朝雄)

殺人犯:舞台俳優夫婦
妻 リリアン・スタンホープ/オナー・ブラックマン(岸田今日子)
夫 ニコラス・フレイム/リチャード・ベースハート(高橋昌也)

被害者:サー・ロジャー・ハビシャム/ジョン・ウィリアムズ(辻村真人)
サー・ロジャーの執事:タナー/ウィルフリッド・ハイド=ホワイト(松村彦次郎)
犯罪捜査局刑事部長:ダーク/バーナード・フォックス(西田昭市)

演出:リチャード・クワイン
脚本:ジャクソン・ギリス

殺害の動機:過失致死 ハニートラップがばれて争いになった末のうっかり殺人

コロンボが証拠ねつ造。殺害時もみ合いになったときに壊れたパールのネックレスの一粒を、被害者の傘に忍び込ませ、殺害の証拠品とした。

 

人物関係

今回の殺人犯はマクベスを演じる落ち目の役者夫婦

モーガン4/4(フォーフォー)というイギリスの少量生産のスポーツカーに乗って、ロンドンロイヤルコート劇場にやってきたのは、今回のゲストスターであるリチャード・ベースハートが演じる舞台役者ニコラス・フレイムです。

このスポーツカーモーガンは、今作品でなかなか良い味を出しています。

ニコラスは、これまた今回のゲストスターであるオナー・ブラックマンが演じる妻リリアン・スタンホープのために、花を買います。

その妻リリアンは、舞台劇「マクベス」でマクベス夫人を演じるのですが、演出家とバトル中です。

演出家のメモ係がダドレーという女性で、ニコラスは彼女に声をかけています。

ニコラスこそが、この舞台劇でマクベスを演じる主演役者でした。

夫をみて機嫌がよくなったリリアンに、ニコラスは「サー・ロジャーから金を引き出して映画のスターになるか?」なんて軽口をたたいています。

スポンサー、サー・ロジャーの突然の来訪

夜、雨の降ったロンドンのロイヤルコート劇場に、傘をさして訪れる老紳士が一人。

老紳士はサー・ロジャー、リリアン・スタンホープとニコラス・フレイム夫妻のスポンサーであり、リリアンの愛人のようです。

今までは舞台稽古中に顔を見せることなんてなかったサー・ロジャーは、リリアンの楽屋を訪れます。

楽屋の傘立てに傘を立て、誰にも見られずに楽屋まで来たとリリアンに告げます。

サー・ロジャーの来訪をリリアンは喜んでみせて、次の逢引の計画を口にします。

するとサー・ロジャーは、

「私を一体何だと思ってるんだ。この売女!」

と怒りをあらわにし、リリアンの舞台衣装である豪華なパールのネックレスを引きちぎり、彼女を突き飛ばしてしまいました。

リリアンとサー・ロジャーの次のデートであるシンフォニーの切符を買ったのは、実は彼女の夫であるニコラスでした。

夫婦は協力してリリアンの色仕掛けを使い、名プロデューサーであるサー・ロジャーをだましてマクベスの舞台を開催させることに成功したのです。

そのことを知ったサー・ロジャーは、妻の楽屋の騒ぎに気がついて駆けつけたニコラスを罵ります。

「お前はまるでジゴロと同じだ。
落ちぶれた俳優のすり切れた才能をカムバックさせるスポンサーに利用したんだ!
ふん!見事にだまされた。大根役者と売春婦にな。」

そしてロジャーはこのマクベスの舞台を中止し、今後この夫婦をロンドンのどの舞台にも立てなくすると言って、舞台中止を告げに楽屋から出て行こうとします。

夫婦は慌ててサー・ロジャーを止めようともみ合いになります。

そしてリリアンが投げた化粧瓶が、サー・ロジャーの頭に命中し、あっさりと彼は死んでしまいました。

殺すつもりはなかったと言うリリアンですが、夫婦は大きな衣装箱に、サー・ロジャーの遺体を隠し、舞台稽古に入りました。

楽屋番フェンウィック

出番を終えたリリアンが楽屋に戻ると楽屋番ジョー・フェンウィックが、壊れた暖房のパイプを修理しているところでした。

サー・ロジャーの遺体が入った衣装箱を動かそうとしているので、リリアンは、修理は明日にするように、フェンウィックに頼みます。

怪訝な様子で楽屋を後にするフェンウィックですが、何と、ここで間違えてサー・ロジャーの傘を持っていくのですね。

これは二回観ないと気がつかないですね。

舞台稽古を終えたニコラスは、サー・ロジャーの車を見つけて隠します。

サー・ロジャーの車はロールスロイスですね。

ニコラスは楽屋番のフェンウィックに飲み代を渡して、先に帰らせます。

そしてサー・ロジャーの遺体を運び出します。

ロジャーの傘も忘れずに運んだつもりが、実はフェンウィックの傘でした。

殺人の偽装

サー・ロジャーの邸宅はロンドンから50㎞郊外にあります。

ニコラスのスポーツカーモーガンの後ろに、ロジャーの遺体の入った衣装箱をくくりつけます。

そしてサーロジャーのロールスロイスはリリアンが運転して、邸宅へ向かいます。

ロジャー邸に入り込み、リリアンはサーロジャーのコートや傘を衣裳部屋にしまっておきます。

ニコラスはロジャーの二階の居間に並べられた本から、適当な一冊を選びます。

そしてその本を開いたまま、背を上にして椅子の横にある再度テーブルに置きます。

椅子に腰かけて読みかけの本を置いて、途中で立ったように見せかけるためです。

ロジャーの遺体は、階段下に転がしておきます。

これで階段から落ちたように見えますね。

車の鍵は、遺体のポケットに入れておきます。

偽装工作を終えて、サー・ロジャー邸宅を立ち去る夫婦。

「やっつけてそれで片がつくものなら早くやってしまうのがいいのだ。」勝ち誇った笑いを浮かべるニコラス。

一方リリアンは、「あいつ、ひひじじいだった。」と悪態をつきます。

ひひじじいとは、好色な老人のことです。

夫婦でマクベスの舞台に立つためとはいえ、サーロジャーを誘惑することは、リリアンにとってはあまり面白い行為ではなかったようですね…。

 

物語開始約16分 コロンボ登場

うちのカミさん-1 花模様のスーツケース

ロンドンのヒースロー空港では、ロンドン警察庁が、アメリカの重要人物を見失ったと慌てています。

その重要人物は、ロンドン警視庁を視察しに来たバリバリの刑事ということで、間違いなくコロンボのことでしょう。

そこでスーツケースを失くしてしまった刑事コロンボが、物語開始約16分で登場です。

コロンボ
コロンボ

失礼ですがスーツケース見ませんでしたかね?

花模様でカミさんのなんですが。

と、コロンボは定番セリフのうちのカミさんを口にして、税関に話しかけます。

 

コロンボは似たスーツケースを持つ女性のかばんを次々とチェックしてまわり、うっかりある女性の荷物をばらまいてしまいました。

コロンボ
コロンボ

これじゃないや。

アタシのパジャマが入ってないから。

とうとうコロンボはスリと間違われて、事務所に連行されてしまいます。

ですが税関がコロンボから取り上げた旅券のおかげで、ロンドン警視庁が探していた重要人物が彼だと判明しました。

コロンボは荷物をばらまいてしまった女性のもとへ戻り、平謝りしながら荷物整理を手伝おうとしています。

わたしはコロンボはおっちょこちょいのフリをしているのかと思っていたのですが、どうやら本当にドン臭いようですね。

でも優しいですね。

コロンボを向かえにきたロンドン警視庁のオキーフ刑事と出会えて、コロンボはとても嬉しそう。

ロンドン警視庁が、カミさんのスーツケースも必ず見つけてくれるとのことです。

うちのカミさん-2 弟から借りたカメラ

まず最初にコロンボはバッキンガム宮殿に駆けつけ、衛兵交代の行進を必死に写真におさめています。

コロンボのおのぼりさん具合、浮かれ具合がとっても楽しいシーンです。

コロンボはロンドン警視庁に、バッキンガム宮殿で車を止めてもらったお礼を言います。

Columbo
Columbo

弟に見せてやりたいと思ってね。

勝手言ってすいません。

弟から(カメラ)を借りてきたんです。

弟はボーイスカウトでね。

派手な制服が大好きなんですよ。

コロンボは家族の話をよくするので、ここでは弟の話も「うちのカミさん」として数えています。

コロンボのこのはしゃぎっぷり。

本当に弟のためなんでしょうかね。

うちのカミさん-3 スーパーに寄れ

ロンドン警視庁についたコロンボ。

新しくなった警視庁を、観光気分で写真におさめています。

そこへ現れたダーク犯罪捜査局刑事部長は、完全なるおのぼりさんと成り果てたコロンボの様子にドン引き。

オキーフ刑事は、ダーク部長がコロンボの視察旅行の案内役だとお互いに紹介します。

ダーク部長は、警察大学を視察する予定だったのですが、妻から電話があり、スケジュールが狂ってしまうことを、コロンボに詫びます。

Columbo
Columbo

うちのカミさんもよくスーパーに寄れってかけてきますよ。

というコロンボに、ダークは親類に不幸があったのだと説明し、二人は役者夫婦に殺されたサー・ロジャー邸に向かうのでした。

 

サー・ロジャーの事故死を疑うコロンボ

サー・ロジャーの大きな邸宅に、

Columbo
Columbo

よっぽどの大家族ですな。

と、見惚れるコロンボ。

しかしダーク刑事は、妻の5親等の親類の老人が一人で住んでいる家だと説明します。

その老人サー・ロジャーとは、めったに会うこともありませんでした。

儀礼的な弔問で簡単にすますだけでよかったのですが、見どころのある古い屋敷なのでコロンボを案内したというわけでした。

屋敷には地元の駐在が待機しており、サー・ロジャーが事故で亡くなったことを説明します。

遺体は身分にふさわしい棺で、運び出したようです。

この駐在、なまりがひどいらしくコロンボは聞き取れなかったようで、ダーク部長に通訳を頼んでいますね。

ロジャーが事故死と聞いてコロンボは、刑事という職業病からか、何か勘付くことがあったのか、詳しい説明を聞きたがります。

駐在による推理では、サー・ロジャーは二階居間で読書していた途中、階段を降りようして転落したとのことです。

ダークが召使と話ている間、コロンボは自由にお屋敷を見学させてもらうのでした。

コロンボの疑惑-1 うちのカミさん-4 不自然な本の置き方

コロンボは早速、サー・ロジャーが亡くなる前に本を読んでいたという2階の居間へと向かいます。

居間には、サーロジャーを殺害したリリアン・スタンホープの写真と、彼女が出演する舞台マクベスの看板が飾られています。

ここでコロンボは、リリアンの存在を知ることになります。

まずコロンボは、読みかけのページを開いたまま背を上にして置かれた本を見つけます。

わたしは図書館司書なのでもちろん知っていましたが、本を開いて背を上にして置くと、本は傷んでしまうんですよ。

Columbo
Columbo

ある日おふくろの料理の本をそうやって置いたおかげで大目玉を食いましてね。

と、コロンボの定番セリフ、家族とのエピソードです。

サー・ロジャーが呼んでいたであろう本は「不思議の国のアリス」の初版本で、非常に価値の高いものなのですって。

そんな高価な本を傷みやすい状態で放置しておくだろうかというのが、コロンボの疑問です。

コロンボの疑惑-2 夜間は屋敷に誰もいなかった

コロンボは続いて居間にある紐をひくと鳴るベルを引っ張ってみます。

するとそのベルを聞きつけて、執事タナーが現われました。

コロンボは、サー・ロジャーがベルを鳴らして人を呼ばず、自分で階段を降りようとしたことに疑問を感じます。

執事タナーは、昨夜は7時には使用人を全て下がらせたことをコロンボに伝えます。

コロンボの疑惑-3 サー・ロジャーのドレスアップ

続いてコロンボは、くつろいで本を読んでいるはずのサー・ロジャーが、背広を着てネクタイをつけていたことに疑問を感じます。

どこかに出かけていたのではないか、あるいは来客があったのではないかと思われますね。

コロンボの疑惑-4 老眼鏡がない

コロンボはまた、年寄りであったサー・ロジャーが、老眼鏡を使っていたと考え、執事タナーに尋ねます。

タナーによると、ロジャーは胸ポケットに老眼鏡をいつも入れていたということでした。

だけどサー・ロジャーが階段から転げ落ちたなら、胸ポケットの老眼鏡は壊れてしまうはずです。

ダーク部長にコロンボがそう伝えると、もういちどサー・ロジャーの遺体を調べることになりました。

うちのカミさん-5 本物のイギリスの執事

コロンボは執事タナーに挨拶して、ロジャー邸を後にします。

Columbo
Columbo

カミさんに本物の執事に会ってきたって話したらさぞたまげることだろう。

さよなら。

五回目のうちのカミさん登場です。

残された執事タナー、何か気がつくことがあるようですね。

サーロジャーの告別式

ダーク部長とコロンボは、ロイヤルコートで行われたサー・ロジャーの告別式に参加します。

殺害犯であるリリアン・スタンホープは、おおげさに棺に崩れ落ちて泣いています。

訪れたマスコミからも演出かと疑われるほど。

物語冒頭で演出家のメモを取っていたダドレーという女性も泣いています。

座り込んで泣いているリリアンに声をかけたのはコロンボ。

コロンボはサー・ロジャーの屋敷で、リリアンの写真を見ていますので、当然何か聞き出したくて声をかけたのでしょう。

今回はコロンボがどの時点で、犯人夫婦を疑ったのかはっきりとは明示されていません。

しかしこの当たりで、すでにコロンボの中の犯人候補としては挙がってるんではないでしょうか。

コロンボはリリアンにハンカチをわたし

コロンボ
コロンボ

サー・ロジャーとは世界中の誰よりも親しかったんでしょうね。

と言いますが、嫌味のように思えるのはわたしだけでしょうか。

今夜サー・ロジャーがスポンサーを務めた舞台劇マクベスの初日公演と聞いて、コロンボはリリアンにチケットをねだります。

そして自分が刑事であることを名乗り、犯罪捜査局刑事部長ダーク部長の腰ぎんちゃくだと説明します。

サー・ロジャーに密告したのは誰?

コロンボが刑事だと知ったリリアンは、ダーク部長との会話を盗み聞きします。

サー・ロジャーの胸ポケットに入っていた老眼鏡は、階段から転げ落ちていたにも関わらず、ひび一つありませんでした。

そこでサー・ロジャーの遺体は解剖することに決まったのです。

慌てるリリアンとニコラス・フレイム夫婦。

サー・ロジャーが昨夜リリアンの楽屋を訪れたことは誰も知らないとしましょう。

しかし、夫婦がロジャーを騙してマクベスの舞台を開催させたことを密告した人物がいます。

リリアンはメモ係のダドリーという女性を疑いますが、ニコラスは彼女を気に入っている様子。

あのかわいい娘なら何とかできる、なんて言ってます。

それに怒るリリアン。

リリアンがあのときアガサ・クリスティーの芝居に出ていれば困らなかったのに、なんて過去を蒸し返すところがいかにも女性的なキャラクターですね。

一方ニコラスは、「あんな田舎芝居に出られるか。」と男性特有のプライドの高さです。

しかしニコラスはこのとき、悪だくみを思いついたようですよ。

そしてこの夫婦がサー・ロジャーをだましてお金を引っ張ったことに気がついて密告したのは誰でしょうか。

この人物も物語の展開を握る鍵になります。

ロンドン観光を楽しむコロンボの声が変わる

イギリス観光を楽しみ、必死で観光地の写真を撮影するコロンボ。

コロンボが巡るのはテムズ川クルーズに、跳ね橋タワーブリッジ、ダブルデッカーと呼ばれる二階建ての赤いバスなど。

刑事のくせに交通ルールを無視して、はしゃぎまわっています。

そしてロンドン塔を守る衛兵ヨーマン・ウォーダー(別名:ビーフィーター)に話しかけています。

このヨーマン・ウォーダーは最低軍歴22年の軍歴を必要とする名誉職で、観光カイドも務めるのだとか。

観光後、ダーク部長の案内でコロンボはクラブで食事をします。

このシーンからコロンボの声が、小池朝雄→銀河万丈に変わってますね。

今回のコロンボは吹き替えを務める小池朝雄さんののどの調子が悪く、当初から声がヘンだったので、わたしはさっぱり気がつきませんでした。

イギリスのクラブの位置づけがわたしにはよく分かりませんが、上流階級が集まる社交場みたいなものでしょうか。

アメリカ人のコロンボも、

コロンボ
コロンボ

クラブって言うからスポーツクラブか何かだと思いました。

やっぱり女人禁制ですか。

 

なんて言ってますね。

 

ちなみにこのクラブ女人禁制ではないようで、コロンボがどうしてそう思ったのかが、作品で説明されていません。

イギリス人はホモと変態が多いので、ホモの社交場だと思ったのか、ちょっと解釈が難しいですね。

サー・ロジャーは殺害されたことが断定

クラブで豪勢なお料理が運ばれてくると同時に、検死解剖医のダイバーが、サー・ロジャーの検視結果を持ってあらわれます。

ダイバー医師とダーク部長とコロンボの三人で食事しながら、解剖結果の写真を見ることになりました。

ダイバー医師の見立てによると…

・解剖するまでもなく殺人だと分かった

・左もも辺りに紫色の斑点→死後、遺体が動かされている

・腹部の血液の凝固→死亡推定時刻は夕方から夜半にかけて

・ケンカをしたような後と、後頭部に打撲の後があり脳内出血

 

コロンボ
コロンボ

間違いなく殺人ですな。

というコロンボですが、解剖結果の写真のせいで、食欲がなくなりクラブのごちそうが食べられませんでした。

せっかくのイギリス料理、残念!

コロンボは刑事のくせに、遺体が苦手という設定があるそうです。

コロンボの捜査開始

窃盗事件に見せかける夫婦

ニコラス・フレイムとリリアン・スタンホープ夫妻は、サー・ロジャーが事故死ではなく殺害されたことが明るみになる前に手を打つことにします。

二人はロジャー邸を訪れて執事のタナーに、故人に貸していたマクベスの本を返してほしいと伝えます。

シェイクスピア作品の役者として有名なサー・ヘンリー・アービングが、所有していたマクベスの本だそうです。

イギリスで最も偉大なる俳優といわれるアービングの書き込みがしてある本で、とても価値が高いそう。

ちなみにアービンは、その風貌がドラキュラのモデルになったことでも有名です。

つまりニコライとリリアン夫婦は、高価な本が失くなったことで、ロジャー邸に泥棒が入ったと見せかけようとしているのです。

そして、サー・ロジャーは、その泥棒に殺されたことにしたいのです。

コロンボの疑惑-6 泥棒が本しか盗まなかった

コロンボは、金目のものがたくさんあるロジャー邸で、泥棒が盗んだのがアービングの本だけであるということに、疑問を抱きます。

もうコロンボの中では、ここで完全にアービングの本が無くなったと言い出した、リリアンとニコラス夫婦を犯人だと確信していますね。

コロンボは、リリアンに今夜のマクベスの舞台の切符を、用意してくれるように念押しします。

コロンボの疑惑-7 サー・ロジャーの車の雨の跡

コロンボはサー・ロジャーの車に雨の跡が残っていたことから、昨夜雨が降った場所で殺されたことを推理します。

ロンドンでは雨が降りましたが、そこから50㎞郊外にあるサー・ロジャーの邸宅付近では、何日も雨は降りませんでした。

コロンボの疑惑-8 壊れたネックレスの破片

コロンボはマクベスの初日舞台が終わった後、リリアンの楽屋を訪れます。

そこで偶然にも、昨夜サー・ロジャーに引きちぎられたリリアンのパールのネックレスの一粒を踏みつけて見つけてしまうんですね。

リリアンに舞台衣装のネックレスだけど、壊れたので新しいのを作らせたと説明されて

コロンボ
コロンボ

ゆうべけんかか何かで切れたつまらないネックレスなんで?

とカマをかけます。

舞台の成功を祝福する人々にもまれているリリアンはあっさりと「そうよ。」と認めます。

そのときニヤリとしたコロンボ。

コロンボはサー・ロジャーの遺体にけんかした後が残っていたのを知っていますから、けんかの相手はリリアンだと、これで裏が取れましたね。

リリアンは、けんかがあったことを喋ったのは、ブロンド娘のミス・ダドリーかと疑いますが、コロンボは作業衣を着た男性に聞いたと説明します。

頻繁に夫婦げんかをしていると、リリアンは言い訳するのです。

コロンボの疑惑-9 うちのカミさん-6 夫婦の会話

コロンボはサー・ロジャーの車の雨の跡や、リリアンと親しかったことから、昨夜ロジャーが楽屋を訪れたのではないかと、夫婦に尋ねます。

しかし夫婦別々に聞き取りをしても、二人の会話は全く一致しました。

サー・ロジャーに会ったのは、おととい三人で会ったのが最後で、ドーチェスターで昼食をしたそうです。

そのとき、今回のマクベスが成功したら、今度はアメリカでするという案が出たそうです。

コロンボに疑われていることに気がついたニコラスは、怒ってみせます。

コロンボは謝罪しながらも、

コロンボ
コロンボ

アタシ疑問が浮かぶとついつい夢中になっちまうたちで。

いや~しかしお二人のような方は初めてです。

と、お得意のにおわせ発言。

コロンボは引き下がると見せかけてさらに

コロンボ
コロンボ

とにかく珍しい方ですね。

と言って、扉をあけて振り返ってからのー

コロンボ
コロンボ

うちのカミさんとアタシが昨日あったことを思い出そうとしてもてんでちぐはぐなんですよ。

 

ところがお二人はちぐはぐどころかセリフまでそっくりおんなじだから立派です。

との捨てゼリフ。

これはもう、アリバイをすり合わせたところで、お前らが殺したって俺はもう分かってるんだからな、というコロンボの宣戦布告でしょうか。

しかしコロンボが帰った後のリリアンの捨てゼリフも負けていません。

「あれだけいい芝居してやったのに、なんてずうずうしい。」

これはマクベスの芝居のことか、アリバイ工作の芝居のことか、どっちでしょうか。

両方でしょうね。

 

後編に続きます。

 

 

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