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セフレの奇行-1 見知らぬアカウントからラインが届いたら、アムウェイの勧誘かと警戒するのはわたしだけ?!

それでも恋は恋

何度かこのブログに書いているけど、わたしにはゆる~くつながっている、セフレもどきのフレディという男がいる。

似顔絵ね。

フレディから週に2~3回電話がかかってくることもあれば、一か月ぐらい音信不通になることもある。

久しぶりに電話がかかってきたとき、フレディは

「仕事が忙しかった。」と言い訳することもあれば

「何でお前から電話かけてこーへんねん。意地張りやがって。」と言うこともある。

基本的にわたしからフレディに電話することは、ほとんどない。

深い理由ではなく、電話代がかかるので、かけてくれるのを待っているというケチな事情です。

そのようなことで、一か月ほど、フレディからの連絡が途絶えたときのことであった。

「まどか」という名前の見知らぬラインアカウントからトークが入ったのである。

ラインのプロフィール画像は、赤い百合の花。

そしてステータスメッセージの欄には、「かなえたい願い事見つけたの。」と記載されている。

わたしはこのラインの送り主が誰だか全く分からなかった。

まどかという名前、花をプロフィール写真に使うことから、おそらく女性だと推測される。

そして「かなえたい願い事みつけたの」という一言。

何だかあやしいラインだなぁ。

「誰ですか?」と、トークを送ろうかと思ったけど、やめておいた。

「用事ないと思うけどある時はこちらにお願いします」とラインが送信されていることから、誰だか分からないぐらい、疎遠になってしまった相手だと思ったからだ。

全く見当もつかない相手に、わざわざ返事をする必要もない。

以前にわたしはアムウェイ軍団とラインを交換したことがある。

そのときは、まさかアムウェイ軍団とは知らなくて、後日、再度遊んだときに知ることとなった。

アムウェイの商品を進められることはなかったのだが、その後、お互いの予定が合わなくて疎遠になってしまった。

ちなみにアムウェイって何か分かるよね?

いわゆるネットワークビジネス、昔はマルチ商法やねずみ講と呼ばれていた販売方法を行っているアメリカの日用品販売企業である。

例えばわたしが誰かにアムウェイの商品を売るとしよう。

するとわたしに紹介料宣伝料広告料が入る。

紹介した相手が、アムウェイの商品を買うたびにわたしにもお金が入る。

さらに嬉しいことに、わたしがアムウェイを紹介した人が、また誰かにアムウェイを購入させると、そこでもわたしに紹介料が入る。

つまりわたしが何をしなくても、優秀な売り子を見つけ出して、その人にアムウェイを広めさせれば、寝ててもお金が入ってくるってわけ。

だからアムウェイの人たちは、仲間同士でつるみ、頻繁に催しを開催しては、新たな売り子を引き込もうとしている。

やたらテンションが高くて、仲間意識が強いのもアムウェイの人たちの特徴。

そして心よりアムウェイの商品を愛している。

素晴らしいアムウェイの商品を知ってもらうことは、相手にとっても幸せなんだと思い込み、多少強引な販売をすることもある。

だってアムウェイが売れれば売れるほど、自分にも紹介料が入るんだもの。

その信望の強さは、まるで神を崇拝するような、宗教じみた行き過ぎた情熱を感じる。

わたしはそのようなアムウェイの人たちが開催するホームパーティーに誘われて、みんなでライン交換をしたというわけ。

アムウェイの人たちは、やたら夢とか願い事とか感謝とか仲間とか、ふわふわしたものを情熱的に語る傾向がある。

その姿は、まさにアムウェイ教の信者と呼んでも過言ではない。

そこでわたしは、「まどか」という名前のラインを送ってきた相手が、以前にライン交換したアムウェイ軍団の誰かかなって思った。

「かなえたい願い事みつけたの」という紹介文の中の、願い事という宗教的な行為を感じさせる要素も、いかにもアムウェイっぽい。

もしもこのラインを送ってきた人が、あのときのアムウェイ軍団の誰かだったとしたら、もう何年も連絡をとっていないし、顔すら覚えていない。

何より誰だか分からないし、アムウェイ売りたくて連絡してきたのかもしれないし、ほっておこうと、そのラインを無視することにしたのである。

するとその日の夜、フレディから電話がかかってきた。

開口一番、フレディは

「お前、何で無視すんねん!」

と、電話口で怒った。

「え?わたし無視なんてしてないけど、電話でもくれてた?

着信入ってなかったよ。」

と答えた。

フレディは

「よく考えたら、俺、自分の名前書いてなかったなって思って…。」

というので、わたしはやっとピンときて、

「え?あのライン、フレディやったんか。

お花のプロフィール画像やったから、女の子かと思った。」

と言うと、フレディは

「赤ユリや!」と言った。

さらにわたしは、「叶えたい願い事見つけたの」という一文が、宗教っぽくて、宗教の勧誘かと思ったからフレディを無視したことを伝えた。

フレディは

「まどマギや!」と言った。

まどマギとは、「魔法少女まどか☆マギカ」というアニメの略称である。

フレディはいい歳をして、このアニメが大好きなのである。

フレディの新しいラインアカウントの名前「まどか」もこのアニメからとったのね。

そして「叶えたい願い事みつけたの」とは、このアニメの主人公鹿目まどかのセリフらしい。

そのようなことで、見知らぬ女性からと思ったラインの相手は、セフレのフレディでした。

何も女の子風のアカウントで送ってくることないやんね。

ヘンな男だな。

「まどマギ」って、実は離婚した元妻のところにいる、娘がはまってるアニメじゃないのぉ?

ま、「まどマギ」のスロットもあるらしいので、フレディはこちらにはまってるかもね。

そういえば、フレディの家に行ったとき、マドマギのスロット台があったと記憶している。

いずれにせよ、変わった男だ。

 

続く

 

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