刑事コロンボ#3-3 追記 構想の死角/MURDER BY THE BOOK 三谷幸喜作品「古畑任三郎」との共通点は?

刑事コロンボ
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刑事コロンボの第三作、「構想の死角/Murder by the Book」の追記です。

殺人者と被害者がコンビのミステリー作家という設定、どこかで見覚えがあると思ったら、和製コロンボ、古畑任三郎でした。

構想の死角とラストダンスの共通点

コンビの作家

和製コロンボとして、人気脚本家三谷幸喜が生み出した伝説のドラマ古畑任三郎シリーズ。

倒叙形式で描かれ、毎回人気スターが犯人役を演じるところなど、刑事コロンボと同じですね。

三谷幸喜と主演の田村正和の代表作になりました。

この古畑任三郎ファイナルシリーズの最終話「ラストダンス」の犯人と被害者が、松島奈々子演じる双子の人気脚本家という設定でした。

三谷幸喜はコロンボファンなのでしょうか。
古畑任三郎にはところどころ、コロンボのオマージュを感じるシーンがあります。

この「ラストダンス」の設定も、人気脚本家の双子姉妹は、地味な姉は主に執筆活動を行い、華やかな妹が主に広報活動を担当するというものです。

「構想の死角」のケンとジェームスの設定に似ていますね。

双子のトリック

また「ラストダンス」では、双子の入れ替わりトリックを使って、アリバイを成立させ完全犯罪を行います。

「構想の死角」で芝居を観た後のケンのセリフに、

「これだけは覚えておいても損はないだろうね。ミステリーで双子の兄弟が出てきた時には推理を複雑にするためのカムフラージュで犯人は別な人間なんだ。」

とありますが、これを逆手にとったように、「ラストダンス」は双子のトリックを使っています。

三谷幸喜の遊び心、オマージュでしょうか。

「ラストダンス」の双子の殺人の動機は、華やかな妹に比べられることに疲れた姉が、妹を殺して成り代わり、自分が死んだことにするという切ないお話でした。

トリック自体はそこまで複雑ではなく、古畑任三郎がいかにして、妹のふりをした姉を見抜くかといったところがみどころでしょうか。

ステキな金縛りにも双子トリックが…

また三谷幸喜は映画「ステキな金縛り」でも双子の入れ替わりトリックを使っています。

この双子の入れ替わりトリックが、なぜ解かれてしまうのかは、映画を観てのお楽しみ。

まあ、普通のミステリー作家じゃ、思いつかないでしょうね。

素敵な金縛りは、幽霊を法廷の証人にするという、現実ではありえないストーリーです。

ですから、ありえないような方法で、双子トリックを見破るのです。

古畑任三郎と刑事コロンボの魅力の違い

三谷幸喜も類まれなる才能を持った、マルチ作家です。

古畑任三郎もすばらしい。

でもやっぱり、古畑任三郎より、刑事コロンボの方が魅力的なんですね。

田村正和が演じる古畑任三郎は、やっぱりかっこいいんですよ。

どこか手の届かないような、完璧なヒーローなんです。

でも刑事コロンボは、一見冴えない鈍くさそうなおじさん。

そのさえないおじさんが、鋭い観察力と推理力で、社会的地位の高い殺人犯を追い詰めてゆくのがサイコーに面白いんです。

誰が見ても素敵な古畑任三郎よりも、素朴な風体のコロンボに、わたしたちは親近感と憧れを感じるのです。

わたしたちが愛してやまないちょっと冴えないアメリカンヒーロー、それが刑事コロンボなのです。

実はおしゃれな刑事コロンボ

ちなみにヨレヨレのレインコートとボロ車がアイテムの刑事コロンボですが、この作品、わたしはとてもおしゃれだと感じます。

やはり舞台が、ファッションの発信地、ロスアンゼルスだからでしょうか。

洒脱とでもいいましょうか、刑事コロンボはどこか洗練されていておしゃれです。

刑事コロンボのテーマ曲は実はテーマ曲ではなかった?

コロンボのテーマ曲ですが、この音楽がおしゃれに感じるのでしょうか。

刑事コロンボのテーマ

ちなみに刑事コロンボのテーマ曲として有名なこの曲は、ヘンリー・マンシーニの作曲です。

ヘンリー・マンシーニは「ティファニーで朝食を」の「ムーン・リバー」や、「ピンクパンサー」「ピーター・ガン」などの作曲で有名です。

日本では刑事コロンボのテーマ曲としておなじみのこの曲。

実は、正確にはコロンボのテーマではなく、「NBCミステリー・ムービー」のテーマ曲であり「MYSTERY MOVIE THEME」という曲名なんだそうです。

「NBCミステリー・ムービー」は1971年9月から1977年5月まで米国のNBCで放送された、90分から2時間のテレビドラマ枠のことです。

「刑事コロンボ」以外に、「警部マクロード」「署長マクミラン」他1作品をローテーションで放送していたドラマ枠に流れていたのがこの「MYSTERY MOVIE THEME」ということです。

やがてこのドラマ枠は打ち切られたそうですが、人気のある刑事コロンボのみ生き残り、ときどき単発で放送されていたそうです。

ですから刑事コロンボのテーマ曲のように思われているのですね。

この曲の持つ何ともいえない高揚感は、華麗なるコロンボの推理力のようで、もう、コロンボのためのテーマ曲としか思えません。

ドラマティックで美しく、口笛のような響きもおしゃれでコロンボそのもの。

わたしたちはこの曲を聞くたびに、コロンボのあの魅力を思い出すのです。

懐かしく、懐かしく、

コロンボは永遠にわたしたちの胸に生き続けるのです。

 

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ぜひ「構想の死角/MURDER BY THE BOOK」の名ゼリフ「請求書って嫌ですからね。」を聞いてください!

 

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