USJデートで、紆余曲折ありながら、やっとハピネスカフェでランチにありつけたセーブタさんとプチ初老のデブデブカップル。
しかしこのランチタイムでも、セーブタはころんをドン引きさせるようなことをしでかすのだ。
店内はとても空いていたので、水毒という水飲み病にかかっているころんは、なるべくドリンクバーに近い場所に席を決めた。
これで何杯でも、ジュースがおかわりできる。
で、紙コップに最初の一杯をついで、席で待っていた。
するとセーブタさんはドリンクバーの前を独占して、水かお茶かジュースかしらないけど、何度もコップに継ぎ足しながら必死の形相で水分を飲み干していた…。
その日は確かに暑かったから、ずっとのどの渇きを我慢していたのかな…。
と、この行為に同情的な気持ちもあったけれども、どちらかというと引き気味でわたしはセーブタさんの水飲み行為をながめていた。
ちなみにわたしはペットボトルのお茶を持ってきて、待ち時間などにときどき飲んでいた。
だからセーブタさんのように、一気に水分補給しなければならないというほど、のどはかわいてはいなかった。
やっと席にセーブタさんが戻ってきて、このように言い訳を始めた。
「水筒にお茶を凍らせて持ってきたんだけど、氷が溶けてなくて…。」
つまりセーブタさんが家から凍らせて持ってきたお茶は、読みが浅く氷がまだ溶けていなかった。
だからお茶を、飲むことができなかったというわけ。
炎天下の中、水分補給ができずのどがカラカラのセーブタさんを、わたしが連れまわしたのは、嵐山で連れまわされた仕返しというわけでは、決してない。
だってときどき、セーブタさん水筒で水分補給してるみたいにわたしからは見えたもん。
まさか凍っていて飲めてなかったなんて知りませんでしたよ。
しかもUSJってあちこちに水飲み場があるんだよ。
特に屋外で並ばなければならないアトラクションには、待ち時間中に水分補給できるように必ずある。
最初に並んだエヴァンゲリオンでも、途中に水飲み場があった。
また公衆トイレの前には必ず水飲み場が設置されている。
そこで水飲むか、氷の入った水筒に水を入れればいいやん!
確かわたしは水を飲みすぎるだけあって、トイレも近いから1時間に一回ぐらいは、トイレ休憩してるはずだよ。
女性の方がトイレ時間長いんだから、待ってる間に、水飲み場の水飲めばすむことやん!
それか、どこかの自動販売機でジュース買えばいいやん!
そういうことを、ころんに言い出しにくかったとか?
お前は初めてデートする女子中学生かよ!
何だかどこまでもどんくさい男だなー。
そしてさらに…。
ハピネスカフェでわたしたちが注文したメニューは、多分キーマカレープレートかなぁ?
以下の写真左下のように、透明のふたつき容器に入ったサラダがついている。
奥に写っているチェックシャツの男性は、セーブタさんです。
で、この透明容器に入っているサラダにドレッシングをかけて、再度ふたをしてしゃかしゃか振って混ぜるようになっている。
だからこのサラダをクルーからもらうとき、
「ドレッシングを混ぜた後、振れば振るほどハッピーになりますよ!」
とアドバイスを受けるわけ。
これは相当振らないと、ドレッシングがまんべんなく混ざらないという理由からである。
わたしはせっかくクルーがにこやかに、振れば振るほどハッピーになれると言ってくれたわけだから、振りに振ったわけ。
セーブタさんは、このクルーの親切なアドバイスを、少しバカにした様子で、ほとんどドレッシングをかけたサラダを振らなかったのである。
で、USJのサラダのドレッシングですから、やはり少し濃い目なのね。
一つで十分なわけ。
なのに、途中セーブタさんは、席を外し、クルーに何か言いにいっていた。
セーブタさんがもどってきたので、
「どうしたんですか?」
と聞いてみたら、
自分がクルーの振れば振るほどハッピーになれるというアドバイスを聞かないもんだから…、
バカにしたような態度をとるから…
とにかくドレッシングをかけたサラダを振らないもんだから…
何と、ドレッシングがきちんと全体にいきわたらず、上部にしか届いてなくて、途中で足りなくなって、もう一つもらいにいったらしい…。
で、お1人様一つまでです、と断られたらしい…。
そらそーだろ。
だってサラダに、袋入りのドレッシングがセロテープで貼り付けてある状態でもらうんやで。
どう考えても、サラダ一つにドレッシング一つがセットで金額に入っているって分かるやろ!
予備がほしかったら、もう一つ買えって話だわな。
何てずーずーしい!
何てマヌケな!
何て恥ずかしいヤツ…。
自分がクルーの言うこと、聞かなかったからやんね!!
自分がバカやったからやんね!!
しかもけっこう濃い味付けのドレッシングを、あんな少量のサラダで二個も使うとか、味覚やば過ぎ!!
とまあ、ころんはドン引きだった…。
さらにわたしが、フリードリンクでまったりしながら、USJの待ち時間アプリを眺めていたときのことである。
わたしが
「次にどこ行こうかな~。」と計画を立てていると、セーブタさんは
「この後は、ブラブラする感じですか?」
と聞いてきた。
この言葉にわたしはイラッとして
「ブラブラはしません!!」
とキツい調子で言い返してやった。
ここでなぜころんが怒ったか不思議に思う人は、今までのセーブタさんエントリーを読み直してほしい。
前回のふくろうカフェデートのときに、ブラブラしましょうかというセーブタさんの提案に
「目的もなくブラブラするのは苦手かな…。」
とはっきりと、ブラブラするのが嫌いだと伝えているのである。
なのにまた、ブラブラするということを提案するセーブタさんに怒りが爆発して、
ブラブラは嫌いだって何度も言ってるやろ!
いい加減、理解しろや、このマヌケがー!!
このハゲー!!
違うだろ、違うだろ、ちーがーうーだろー!!
と豊田真由子が降臨したのである。
そして豊田ころんは、
「ブラブラはしません!!」
とキツく言ってやったのである。
それと同時に、あの、嵐山の地獄の歩行訓練の苦しみもありありと蘇ってきて、ころんの怒り倍増。
こんな男とブラブラなんかしたら、どこまで歩かされるか分からなくて、熱中症で倒れてしまうで。
そしてわたしはとうとう言ってやった。
何度も何度も同じ話をさせられる苦しみに耐えかねて、とうとう言ってやったのである。
セーブタをにらみつけながら
「わたしの話、あんまり聞いてませんよね。」
とな。
続く