今年はユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の最大の冬イベント、ユニバーサルクリスマスが新しくなりました。
中でも最大の見どころは、プロジェクトマッピングや花火を駆使し、ダンスや歌もあるミュージカル調のクリスマスライブショーではないでしょうか。
このライブショー、昨年10年間続いた「天使のくれた奇跡」が終了し、今年からは「クリスタルの約束」として新しく生まれ変わりました。
このショーは基本無料で観ることができます。
しかし無料の観賞エリアは少し見にくいので、見えやすい特別観賞エリアが有料で販売されています。
この新クリスマス・エンターテイメント「クリスタルの約束」は、無料で観るべきでしょうか。
それともお金を払って、特別観賞エリアで観るべきでしょうか。
クリスタルの約束のあらすじと上映時間(ネタバレ)
クリスタルの約束のあらすじは、幼馴染で相思相愛の男の子と女の子の物語です。
男の子の方が引っ越すことになり、二人は離れ離れになってしまいます。
だけどいつか必ず会おうねという約束が、クリスタルの約束なのでしょう。
もちろん二人は約束通り再会を果たすのですが、それをクリスタルの妖精たちが応援、祝福するというもの。
20分程度のショーで、見せ場はダンスや生歌、プロジェクトマッピングや花火、クリスマスツリーの点灯などです。
なので、ショーのあらすじ自体はちょっと薄っぺらいですね。
8歳の頃に愛を誓いあった相手を20年間お互い想い続けて再会を果たす。
ロマンティックですが、20年間も8歳の相手を想い続けるって、二人とも子供の頃から成長していないようでちょっと怖いです。
詳しくは公式ホームページの動画をご覧ください。
クリスタルの約束の上映スケジュール
上映期間は2019年11月14日(木)~2020年1月13日(月)です。
上映回数は、一日1~2回。
日によって違います。
クリスタルの約束の見どころ
「クリスタルの約束」はやはり生ライブなので見どころはたっぷりです。
どこが見どころかは好みによるでしょうが、わたしのベストランキングを紹介します。
オペラ調の生歌
これ、本当に生なの?というぐらい迫力のある美しい歌声を聞くことができます。
ミュージカル風のショーなので、登場人物のほどんとが歌います。
しかし一番よかったのは、最初と最後にクリスタルの精が歌うオペラ調の歌声ですね。
ヨウツベで動画がありました。
幼馴染の男女二人も歌いますが、やっぱりこの高らかな澄んだクリスタルの精のソプラノが一番よかったなぁ。
曲もドラマティックで神秘的な響きが印象的ですね。
プロジェクトマッピング
このライブはプロジェクトマッピングショーです。
ですから、一番の見どころといえば、やはりプロジェクトマッピングではないでしょうか。
今年は丸形のスクリーンが三つ並んで、それぞれ違った風景を映し出します。
一瞬一瞬で色を変えてゆくその美しさは、非常に幻想的で夢のようです。
プロジェクトマッピング技術の進化は、本当にわたしたちがファンタジーの世界で生きることをかなえてくれました。
プロジェクトマッピングだけを楽しみたいなら、無料席でも十分体感できます。
花火
わたしは個人的に花火が好きです。
今年は例年より花火の数が多かったような気がします。
最初にドドンと上がって、クリスマスツリー点火時にも上がります。
それとラストにも上がります。
花火自体はシンプルな打ち上げ花火ですね。
でも夏の風物詩である花火が冬に上がると、何となく嬉しいではあーりませんか。
空飛ぶクリスタルの精
動画を観ていただければ分かりますが、ショーが始まると建物の上からクリスタルの精が舞い上がります。
非常に幻想的で夢のある演出ですよね。
昨年は確か物語後半の見せ場で、天使が舞い上がった記憶があります。
しかし今年は贅沢なことにしょっぱなから精が舞いあがり、ダイナミックにショーを彩ります。
キラキラとしたクリスタルをイメージした衣装も素敵ですね。
この空飛ぶクリスタルの精がいるかいないかで、このショーの出来栄えが全然変わってきます。
やはりクリスマスは空を飛ぶ演出が必要不可欠だと思うのです。
ダンス
大きな野外の舞台で、バレエ風のダンスを繰り広げるクリスタルの精やトナカイたちは、クリスマスぽくてとてもいいですね。
クリスマスの夜にかなえられた願いの喜びや幸福を表現しているようです。
わたしは時々USJで一心不乱に踊り続けるダンサーになりたいと思うことがあります。
現実から離れ、別世界にトリップしているようではないですか。
踊り狂っている間は、イヤなこと、つらいことが忘れられそうだからです。
クリスマスはやっぱりバレエが似合いますね。
くるみ割り人形の印象があるからでしょうか。
ただこのダンス、無料エリアからはほとんど見えません。
有料エリアでも前の方でないと、ダンサーの細かい動きは見えにくいのではないでしょうか。
クリスマスツリーの点灯
このクリスマスショーの後半の見せ場は、クリスマスツリー点灯ではないでしょうか。
正式名称は、ユニバーサル・クリスタル・ツリーというのですって。
クリスマスツリーではなく、クリスタルツリーですね。
このツリーに一斉にライトがともされるとやはりパッと周囲が華やぎます。
数秒ごとに色を変えるんです。
このツリーは二つのギネスの称号を持っています。
電飾の数と高さですね。
「Most lights on an artificial Christmas tree / 人工クリスマスツリーに飾られた電飾の最多数」として、ギネス世界記録™認定。(59万1,840個、2019年10月28日現在)
「Largest Christmas snowflake ornament / 最大の雪の結晶型オーナメント」として、ギネス世界記録™認定。(3.196m、2019年10月28日現在)
この画像では4色ですが、ほかにホワイトにも色を変えてました。
オーロラ
今年からレーザーを使った光の演出が行われることになったそうです。
何か空から色とりどりの光線が出てるなぁと思ったら、やはりレーザービームが出ておったというわけですね。
動画を観ていただければ分かりますが、より一層このクリスマスショーの奇跡的な雰囲気を盛り上げています。
もう北欧やカナダまで行かなくても、大阪でオーロラが見られるちゅーこと!
「クリスタルの約束」の観賞エリアと金額
「クリスタルの約束」の観賞エリアは、この地図の通りグラマシーパークです。
USJに入場したらまっすぐ進むだけなので、分かりやすい場所と言えますね。
観賞エリアは、無料エリア、有料の特別観賞エリアがあります。
特別観賞エリアも、通常とプレミアの二つに分かれており、それぞれ日によって金額が違います。
平日なら、当日でも購入できるでしょう。
無料エリア
この地図は、上方が南、下方が北です。
通常の地図と逆と考えてください。
無料エリアは有料エリアのグラシーパークの南側と北側です。
赤枠で囲ってあるエリアです。
グラシーパークが、ショーをちょうど真ん中で観賞できるような位置です。
正直無料エリアは、ショーの一部が必ず見えなくなってしまうエリアなんです。
椅子も何もなく地面に座っての観賞です。
一番前で観たければ、2時間前には場所取りしないと厳しいですね。
土日だと、2時間では厳しいかも。
レジャーシートなどで場所取りができますが、必ず誰かがお留守番をしないといけません。
一人で行ったら、トイレも行けないですよ。
何人かで訪れて、順番でお留守番するしかないですね。
ちなみに冬なんで当然冷えます。
防寒対策をしっかりね。
特別観賞エリア(通常) 税込1600円~
通常の特別観賞エリアは、グラシーパーク前方です。
日によって金額が違いますのが、平日が税込1600円、土日が1900円のことが多いです。
ダンサーや役者たちの踊りや演技を間近で観たければ、このエリアがおすすめです。
気を付けてほしいことが一点。
あまりに前方だと、見上げることになりますので首が疲れるかも。
しかしこのエリアも特に椅子などが用意されているわけでなく、地面に座っての観賞です。
当然、早めに行っての場所取りが必要です。
とはいっても有料エリアなので、在庫が決まっております。
ギリギリに行っても、入れない、観ることができないということはないはずです。
無料エリアはやはり、あまりに混雑する日は場所が足りないというケースがあります。
特別観賞エリア(プレミア) 税込3500円~
プレミア特別観賞エリアは、グラシーパーク後方です。
通常エリアの後ろということになりますが、高い位置に作られており、全体が見渡せます。
木のベンチもあり、座ってゆっくり観賞することができます。
ただし、この席も早いもの勝ちです。
金額は平日が3500円、土日が3800円のことが多いです。
また、収容人数が少ないエリアですので、すでに売り切れてしまった日もあります。
クリスタルの約束は結局特別観賞エリアで観るべきなのか。
クリスタルの約束を、お金を払って特別観賞エリアで観るべきかどうかと聞かれたら、あますことなくこのショーを楽しみたければ、もちろん特別観賞エリアで観るべきです。
やはり無料エリアは、しょせん無料エリア。
意地悪なことに、無料エリアでは必ず死角になる部分が出てくるのです。
さて、わたしはある11月の平日に、1時間ぐらい前から無料エリアの場所取りをしました。
その見晴らしがコチラ。
これ、カメラを少し高くして映してるからダンサーが見えています。
しかし、普通に座っていてはダンサーは全く見えません!!
かといって背を高くして観ると、後ろの人の迷惑をかけることになります。
やはり有料エリアに行けばよかったな~と思いました。
この画像を見てください!
こちらのブログより拝借いたしました。 https://castel.jp/p/4496#i-3
この青い幕のせいで、全然ダンサーたちが見えないのです!
わたしはこの幕のすぐ近くに席をとっていました。
そこでわたしは、スタッフに、
「この幕のせいで全然見えないので、取ったらダメですか?」
と聞いてみました。
すると案の定、ダメだって言われました。
そらそーだ。
取っていいのなら、最初から幕なんてつけないわな。
どうやらこの幕をつけることで、有料と無料のエリアの差別化を図っているようです。
幕でわざと無料の視界をふさいでいるのです。
ホンマ、大阪の企業だけあって、商売上手やわ~。
やらしいわ~。
この幕から少し離れた位置にいれば、ダンサーは見えます。
しかし今度は、クリスタルツリーの点灯が死角になって見えないという…。
無料エリアで全てを観るには、この幕に邪魔されない一番前のエリアを早めに押さえるしかありません。
しかし南側の無料エリアは、舞台とクリスタルツリーを、顔を右左に動かしながらキョロキョロと観ないといけませんね。
北側の一番前方の無料エリアだったら、ツリーも視界に入るのではないでしょうか。
そこでわたしは苦肉の策として、こっそり幕をずらしてやりました。
どうもマジックテープでくっつけてあるだけなので、案外簡単にはがれそうでした。
それがこの視界です。
この少しだけ幕をずらした間から、懸命に舞台を覗き見るというセコい鑑賞法です。
ですから、ダンサーまでちゃんと観たければ、やはり有料エリアなのです。
ダンサーや演者が見えないと、いまいちストーリーが飲み込めません。
セリフしか聞こえない感じ。
ただプロジェクトマッピングや花火はそれなりにきれいに見えます。
有料エリアを選ぶポイントは、ダンサーや演者を観たいかどうか、ですね。
結局わたしが選んだのは無料エリア
実は昨年もこのクリスマスショー、当時は「天使がくれた奇跡」を無料エリアで観賞しました。
そのときは確か正月休みだったので、大変混んでおりかなり後ろの方での観賞となりました。
その時の視界です。
左手がプレミア席ですね。
このプレミア席のせいで、左側がさえぎられて全然見えてません。
あまりの混雑具合に、特別観賞エリアを購入しようと思ったのですが、すでに売り切れていたのです。
今年は早めの11月中の平日に行って、無料でも前の方の席を押さえたら見えるだろうと思ったのですが、甘かったのです。
やはり前の方でも無料は無料。
思ったより視界は悪かったということです。
でもまあ、毎年あるショーだし、一回観れば十分かな。
再度お金を払って、有料で観ようとは思わないですね。
わたしは年間パスポートを持っているので、来年は一度有料エリアで観ようと思います。
たった20分のショーに1600円は高いと思います。
結局無料で観るか、有料で観るかは自分にとってのコストパフォーマンスに合うかどうかですよね。
たった20分のショーに、1600円は高いと思います。
1000円ぐらいが妥当じゃないですか。
しかも1600円も払って椅子一つない。
自分でレジャーシート用意して地べたに座るんですよ!
結局早めにいって席取りもしないといけないし…。
だって浅田真央サンクスツアーの大阪公演A席でも3500円ですよ!
90分でオリンピックメダリストが主演のショーでも3500円です。
20分で、無名の役者しか出ていないショーで、1600円、あるいはプレミアなら3500円って、高すぎますよ!
ただし!浅田真央サンクスツアーでは、プロジェクトマッピングも花火もないし空飛ぶ演出もありませんけどね。
じゃあ無料席で観るかといえば、前の方の席を押さえるなら平日でも2時間前には到着した方が賢明です。
でも2時間って、時給1000円でも2000円が稼ぎ出せる時間です。
1600円をケチって、2時間ムダにするというのは、コスパが良いと言えるでしょうか。
結論から言うと、毎年あるショーなので、一回ぐらいは有料エリアで観てみるのもいいかもしれませんね。
でもわたしはプレミアの金額は出さないかな。
通常席の1600円止まりですね。
ただし通常席でも良いエリアを押さえようと思ったら、1時間前には入場した方がよいでしょう。
というわけで、わたしにとっては20分のショーに、有料エリアは高すぎるので無料でけっこうです、という結論でした。
またUSJでお会いしましょう!
ばいちゃ。