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絶対体験パビリオン! シグネチャー➁ いのちの未来 石黒 浩 (ロボット工学者) 世界最高のロボット博物館

大阪・関西万博

ジャパン アズ ナンバーワン!!

「Japan as Number One」とは、日本が世界で一番優れた国という意味で、戦後の高度経済成長期を高く評価して1975年にアメリカで出版された本の名前です。

こんなろくな資源もない、世界地図では東最果ての国である「日本」ですが、実は世界一優れた技術をたくさん持っているとはよく知られたことです。

そのなかの一つがロボット技術。
日本は世界最大のロボット生産国なんです。

みんな、もっと日本を誇ろうぜ!

世界的にロボットはあくまで人間に奉仕する高機能装置という解釈です。
それにたいして日本では、ロボットは友人どころか家族と同等であったり、独自の愛着を持った優しいとらえ方をしていますね。

このロボットに注ぐ日本人特有の愛情が、わたしは世界最大のロボット大国に成りえた一つの要因だとにらんでいます。

そう!
まさに日本人とって、ロボットは感情を持ったいのちそのもの。

ふーっと吐いた息にさえ、命が宿る。
それが八百万の神々を持つ日本の美徳ですから、ロボットに命を感じるなんてたやすいこと。

シグネチャーパビリオン「いのちの未来」では、いのちを持つロボットが、より発展する未来を体験できちゃいます。

約20体のアンドロイド、約30体弱のロボットが展示される予定です。

ざっくり分けると、アンドロイドは人に似せたロボットのこと。
アラレちゃんや鉄腕アトムはアンドロイドで、ドラえもんは猫型ロボットです。

さあ、世界一のロボット大国日本で、世界一のロボットたちに会いに行こうではありませんか。

 

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いのちの未来 石黒 浩

 

公式HP

大阪・関西万博 公式サイト

いのちの未来

 

位置

「大屋根リング」内、中央から少し南に下がった位置が、シグネチャーゾーンです。
「いのちの未来」は、東側の北から二つ目ですね。

北隣は「Better Co-Being 宮田 裕章」、南隣は「いのちの遊び場 クラゲ館 中島 さち子」です。

 

プロデューサー 石黒 浩 (ロボット工学者)

プロデューサーは、世界的にも人間酷似型ロボット研究の第一人者石黒浩博士です。

1991年、大阪大学基礎工学研究科博士課程修了。工学博士。
2009年より大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻教授。ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。
2017年から大阪大学栄誉教授。研究対象は、人とかかわるロボットやアンドロイドサイエンス。
2009年には、メディアアートの世界的なイベントの1つであるアルス・エレクトロニカ・フェスティバルのフィーチャードアーティストとして招待された。
2011年、大阪文化賞受賞。
2015年、文部科学大臣表彰受賞およびシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム知識賞受賞。
2020年、立石賞受賞。

 

作品

博士の姿をしたイシグロイド

 

マツコロイドと黒柳徹子アンドロイド「totto」

石黒博士から生まれた二人は、兄妹??ですね!
実年齢は別として、先にマツコロイドが誕生し、その後「totto」誕生です。

建築コンセプト 水

「いのちは渚から拡がっていった」をコンセプトに「渚(なぎさ)」をイメージしたパビリオンです。

無生物(ロボット)と生物(人間)を結びつける“水”。
“水”の都大阪。
いのちの拡がりの源である“渚”。
固体、液体、気体がぶつかり合い、ゆらぎながら境界を描く“渚”。
“水”と“渚”がいのちの未来パビリオンの象徴となる要素です。

プロデューサーの石黒パビリオンだけあって、黒い石のオブジェのような外壁です。
12mの高さの屋根から流れる「水」のヴェールが、パビリオンを包み込みます。

この水のヴェールを潜り抜けて未来への旅が始まります。

 

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体験できること 約30分

テーマ いのちを拡げる

人間は動物として生物的進化を遂げただけではなく、科学技術による進化でもいのちをつむいできました。
未来に向かってさらに科学技術を発展させることで「いのち」の可能性はどんどん拡がってゆきます。

技術と融合することでカラダや場所、時間の制約がなくなり、自分自身や人間社会、環境や生態系を自ら設計してゆく。

いのちの人間とロボットの距離をもっと縮まったら、心が解き放たれ、新しい生き方が増えるかもしれない。

技術が支え技術が設計する「いのち」
技術(ロボット)に宿る「いのち」

シグネチャーパビリオン「いのちの未来」では、多様な企業やクリエイターが考えた50年後の社会や製品、日本文化の在り方、1000年後のいのちの姿、さまざまなロボット・アンドロイドで「いのちの未来」を展示し、「いのちを拡げる」を体感できます。

展示空間は「太古から現代・いのちの歩み」」「50年後の未来」「1000年後のいのち“まほろば“」の3つのゾーンで構成されています。

 

ゾーン1 太古から現代・いのちの歩み

太古の昔から現代に至るまで、日本人は土偶や埴輪(はにわ)など、人のカタチをした「モノ」に命を吹き込もうとしてきました。

「モノ」がいのちを宿してきた歴史を展示します。

ゾーン2 50年後の未来

いのちの未来パビリオンのメイン展示です。

「2075年のある家族」をテーマに、人間がアンドロイド達と共存し、高度な技術を用いたさまざまなプロダクトを活用しながら暮らす様子を、物語の中に入って追体験できます。

たくさんのロボット、アンドロイド、アバターがみどころです。

来場者誘導アバター(分身)

画像左から、プニカ(Punica)、ペトラ(Petra)、パンジー(Pangie)

フラワー・ロボティクスの代表でもあるロボットデザイナー/美術家の松井龍哉氏が担当したロボットです。

パビリオンの訪れた人々を誘導する案内役ロボットです。

 

ペトラ / Petra

石の意味を持つペトラは未来の人類と共存する道具としてのロボット。
人類は古代, 石と木を使い狩の道具を作って大きく進化しました。

未来の道具はその原点に帰り石や流木さらに神社の円鏡や禅寺の苔を材料にデザインされ過去と未来を繋ぐ存在感を放っています。

 

プニカ / Punica

プニカとは赤い種の果実を持つザクロの属名で約2000年前ペルシャからシルクロード経由でアジアに伝わり日本には平安時代に中国から伝来しています。

世界の文化が集まる万国博覧会の意味を象徴するザクロの物語をモチーフにした生命感あふれるロボットです。

 

パンジー / Pangie

身体に植物の花粉をつけ受粉を助けるポリネーター/Pollinatorのように、会場で来場者と繋がり新しいコミュニケーションを促進する天使のようなロボット。

建築家の磯崎新が設計し、1970年の大阪万博で発表となった伝説のロボット“デメ“のデザインをプニカ同様継承しています。

 

デメ #EXPO70

1970年の大阪万博で発表された日本初の巨大ロボット「デメ」です。
プニカとパンジーのモチーフですね。

目のような大きな球体が頭部にあるから、「デメ」なのでしょうかね。

 

アンドロイド

画像前列左・中央はアスカロイド、前列右と後列左右はヤマトロイド)
来場者を向かえ、微笑んでくれます。

ヤマトロイド/Yamato roid

大人の顔をしたアンドロイド。
大阪・関西万博を機に生まれたアンドロイドアバター。

関西の奈良にある日本の歴史発祥の地や日本全体を表す言葉、日本に古代より息づく精神性を体現する言葉である“大和”を名前に持ち、日本の心を宿しています。

アスカロイド / Asuka roid

大阪・関西万博を機に生まれた“子どもの”アンドロイドアバター。

世界最古の木造建築である法隆寺や色鮮やかな壁画を持つ高松塚古墳などが生まれた時代“飛鳥”を名前に持ち、受け継がれてきた日本の高度な技術、文化を愛しています。

ゾーン3 1000年後のいのち“まほろば”

「1000年後のいのち“まほろば”」では、1000年後の世界をイメージした音と光に包まれた幻想的な空間の中で、科学技術と融合し、「からだ」の制約から解き放たれた1000年後の人間と出会うことができます。

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ころんの視点

この記事の冒頭でも触れましたが、日本は世界一のロボット産業国です。

トップ企業が最先端の技術を披露しあう、これが万博の一つの醍醐味です!

ロボット大国日本で、50体もの最先端ロボットを会うことができるなんて、このパビリオン一つ体験できただけでも、万博に行く価値はあるでしょう!

この記事を読んでくれているあなたが何歳かしりませんが、こんなチャンス、あなたの生涯に二度と訪れることはないかもしれませんよ。

万博に反対する声も多いでしょう。
やれーやれー!!もっと反対しろ!

そしたら空いてて抽選当たりやすいからね!

と、いつものごとく自分のことしか考えてない、こどもを生み損ねた初老の女なのでした。

ではまた、いのちの未来パビリオンでお会いしましょう!

 

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