海外旅行大好きなわたしが、万博大好きな理由の一つは、気軽に海外旅行気分を味わえるからです。
全く気にもとめてなかった海外パビリオンにふらりと入って、え!?こんな国あったの?いつか行ってみたいと感じることも、万博の大きな魅力。
わたしが初めて行ったヨーロッパは、ある4月の南イタリアでした。
歴史ある古い遺跡ポンペイ、青の洞窟、おとぎの国のようなアルベロベッロ、数々の名作映画の舞台になったシチリア島。
本当にすばらしかった!
ローマやミラノ、ベネチア等の北イタリアにはまだ行ってないので、生きているうちに必ず行くとここで誓おう。
今回はわたしがヨーロッパ旅行に目覚るきっかけとなったイタリアのパビリオンについて紹介します。
といっても、イタリア、ロシア、スイス、チェコ、スロバキア、ハンガリー、オーストリアに行ったぐらいなので、欧州旅行経験はそんなに多くはないですね。
イタリアパビリオン
公式HP
位置 セービングゾーン
海外パビリオンは大屋根リング内の三つのゾーンに分かれて配置されています。
イタリアは、西側に位置するセービングゾーンにあり、パビリオン内にバチカンの展示もあります。
コネクティングゾーン
「Connecting Lives(いのちをつなぐ)」をテーマに、「大屋根リング」内、北側に位置するゾーン。
ドイツ館、オーストラリアパビリオンなど、海外パビリオンが集結。
エンパワーリングゾーン
「Empowering Lives(いのちに力を与える)」をテーマに、「大屋根リング」内、東側に位置するゾーン。
アメリカ合衆国、フランス共和国などの海外パビリオンが集結。
セービングゾーン
「Saving Lives(いのちを救う)」をテーマに、「大屋根リング」内、西側に位置するゾーン。
イタリア館、ベルギー館など、海外パビリオンが集結。
建築テーマ Art Regenerates Life
イタリア館は、建築家マリオ・キュシネラによる3階建ての木造建築です。
マリオ・キュシネラは、サスティナブル建築の第一人者として世界的に活躍する著名な建築家。
「Art Regenerates Life (芸術は生命を再生する)」をテーマに、「ルネッサンスの理想都市」を近代的に再解釈。
長らく広大な文明を築いた古典古代(ギリシア、ローマ)の伝統的素晴らしさを表現しつつ、最新技術を融合した最高級の“Made in Italy”を体感できます。
劇場、アーケード、広場、イタリア庭園など、パビリオンにはイタリア都市の魅力が散りばめられています。
パビリオン内部は「宇宙」「街と社会(インフラストラクチャー・ネットワーク・モビリティ・都市計画)」「人間(医学とライフサイエンス・ホーム・オートメーション・ロボット工学・食育)」という3つのエリアで構成されています。
piazza (ピアッツァ) 広場
イタリアの都市であちこちに存在する広場(Piazza)は、ヨーロッパでは伝統的な公共の場所。
人々が出会い交流し、市が開かれたり、様々なパフォーマンスが行われ、毎日違った表情をみせる生きた空間です。
イタリアパビリオンでは、まず人々が交流するための「広場(Piazza)」が用意されています。
portico (ポルティコ) ポーチ・柱廊玄関
パビリオンの正面はにある劇場を囲むような大きな「ポルティコ(屋根付き柱廊)」は、まさにイタリア建築のシンボルですね。
ポルティコは主に公共的な建築物に使われた構造で、街路を機能的に美しく整えるだけでなく、人々の交流の場や、商業活動の場として発展してゆきました。
その伝統に習い、イタリアのすべての地域の職人を迎えて、材料の加工のライブデモンストレーションや、製品、調理器具の展示が楽しめます。
Teatro(テアトロ) 劇場・演劇・シアター
イタリアパビリオンに入ると、コロッセオのような構造物があります。
そして座席80ほどの没入型劇場が、訪問者を迎えます。
パビリオン内を紹介したり、毎晩約30分程度のパフォーマンスが行われるステージとしても使われます。
開催時間:毎日17時30分から30分間
場所:イタリア館劇場(イタリアパビリオン内に設置)
定員:80名
予約方法:今後発表
イタリアの代名詞ともいえるオペラ、ジャズ、ダンス、憲兵海軍のショーなど、特に若い才能にフォーカスしたプロのエンターテイメントが楽しめます。
オペラは絶対行きたい。詳細発表が楽しみです。
La Piazza ザ・スクエア 広場
古典的な外観のと違って、イタリア館に入ると宇宙を思わせる長方形の空間が広がります。
パビリオンの中心となる広場で、中央には、2世紀に制作されたファルネーゼ・アトラスの大きな大理石像が置かれています。
「私」(個人)、「私たち」(社会)、「領土」、そして「スピリチュアリティ・バチカンパビリオン」の展示エリアがあります。
ファルネーゼ・アトラス
「ファルネーゼのアトラス」彫刻像は、西暦150年頃に制作された古代ローマ時代の世界的な文化遺産です。
高さ2メートル、重さは2トンもあり、所蔵するナポリ国立考古学博物館でも代表的な傑作とされ、この万博で日本初公開となります。
アトラスはギリシャ神話に登場する巨人神です。
最高神ゼウス率いるオリンポスの神々に敗れ、世界の西の端で天空を双肩で支える罰を科せられました。
この彫刻はアトラスが天球儀を肩に担ぐ姿を描いています。
西の果て天空を支えることから、アトラスの名に由来して大西洋を「the Atlantic Ocean(アトランティックオーシャン:アトラスの海)」と呼ぶそうです。
またアトラスは「支える者」「耐える者」「歯向かう者」という意味もあります。
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IO 私
スクエアの入り口寄りのスペースです。
「私」という個人に捧げられた空間は、高齢化が進む社会でウェルビーイング、より良い現在と未来を提案します。
健康と環境の問題を、現代アートのインスタレーションと科学技術を結びつけたプロジェクトを通じ、人工知能、ホームオートメーション、ロボティクスの活用に対する意識を高めてゆきます。
環境と調和して人に還元する未来に向けた新たな解決策を提供します。
NOI 私たち
スクエア入口に位置する「IO」に隣接するスペースです。
私たちの国(イタリア)が今後数年間で実施する主要なインフラストラクチャと社会プロジェクトに焦点を当てて、社会全体の未来について展示します。
セクションの主役は、領土と主要なスポーツイベントに関連する設計、建築、エンジニアリングプロジェクトです。
Territorio テリトリー 地域
「テリトリー」専用のスペースでは、イタリアパビリオンの主役となる州地域のイベントが週ごとに開催されます。
イタリアには20の州がありますが、そのうちの18州が参加します。
地元の伝統的な文化遺産や無形遺産、美食、職人、工業、技術、科学のすばらすさ、大学や研究、芸術、音楽まで、各地域の特色やライフスタイルを紹介します。
Spiritualità スピリチュアリティ 「教皇聖座(Holy See)」
「スピリチュアリティ」に捧げられたスペースは、イタリアパビリオン内で初めて「教皇聖座(Holy See)」、バチカンパビリオンが設置されます。
バチカンパビリオン hosted by Italy | EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト
バチカンとは
イタリアのローマ市内にある世界で最も小さな国です。
ローマ教皇(聖座)によって統治されており、カトリック教会の総本山といえます。
バチカンパビリオンでは、「美は希望をもたらす」をテーマに、カラヴァッジョの傑作「キリストの埋葬(1603年から1604年)」が展示されます。
パビリオンロゴ
サン・ピエトロ大聖堂と日本の太陽を融合し、キリストを「世界の光」として表現したロゴだそうです。
非常に宗教色の強いロゴですが、「日の本」と書く日本は、日(太陽のこと)が昇る国、つまり太陽をシンボルとし、太陽を神と崇めた、自然にこそ神々が宿るという多神教の国です。
国旗が日の丸という太陽をあらわしたデザインであることからも、日本が太陽を象徴とする国であることは明らかです。
そしてまた日本神道の最高神、天照の大神は太陽をつかさどる女神です。
多神教の日本新道と違って、カトリックは、神様はたった一つの偉大な存在、それ以外を神としてはならぬという厳しい戒律が聖書に書かれています。
ついでに先ほど「アトラス」で登場したギリシャ神話の太陽神はアポロンですが、ヘリオスやヒュペリンも太陽を司る神だと言われています。
アポロンはローマ神話ではアポロ。
随分多神教なパビリオンですねぇ…。
2025聖年 マスコット
2025年12月24日~2026年1月6日は、バチカンでカトリック信者らの過ちに特別の許しを与える「聖年」に当たるそうです。
その「聖年」と大阪・関西万博の公式マスコットが、イタリア語で「光」を意味する「ルーチェ(Luce)」という少女です。
25年の聖年は「希望の巡礼者」をテーマとしていることから、「心の希望の象徴」であるキラキラ輝く目を持つ巡礼者のキャラクターなのだそうです。
ルーチェはキラキラした光をたたえた青い瞳に水色の髪、黄色いフード付きの雨よけカッパを着て、長旅のために汚れた泥だらけの緑のブーツを履き、首には宣教師の十字架をかけ、左手に巡礼者の杖を持っています。
日本のアニメカルチャーに影響を受けたポップなキャラクターが人気のブランド「tokidoki」を手掛けるイタリアのアーティスト、シモーネ・レニョさんがデザインを担当。
カトリックの総本山、バチカンがここまで日本におもねるなんて衝撃です。
繰り返しになりますが、一神教のカトリックは自分たちの神以外を神とあがめる国には原爆をおとしてもいい、ぐらいの厳しい考えなんですよ。
それほど日本に敬意を払ってくださってるのか、アニメブームに屈したのか、カオス…。
さてローマ教皇と似た存在として、日本の天皇陛下がおわします。
天皇陛下は天照の大神の子孫で、国民の安寧と平和を祈る、日本神道の最高司祭です。
ローマ教皇もカトリックの最高司祭ですが、神の子孫ではなく、神の一番弟子という位置づけです。
ですから神を始祖とする天皇陛下の方が格上となります。
日本人ならこのぐらい知っておきましょう。
多機能スペース
spazio multimediale スパッツィオ マルティファンクショナル 多機能スペース
イタリアパビリオンマルチメディアスペースでは文化、芸術、科学、テクノロジーの世界が融合する場を提供します。
文化遺産や社会・環境問題に関する科学専門家、経済フォーラム、試食会、会議、ワークショップなど、あらゆる分野の地域、大学、アカデミー、企業、官民機関が提案するエキサイティングなイベントプログラムが開催されます。
文化間の対話を生み出し、他国や他パビリオンとの新たなコラボレーションを模索するスペースです。
Giardino all’italiana ジャルデーノ イタリアーノ イタリア式庭園
イタリア館の屋上には、ルネサンス時代の迷宮をアレンジしたイタリア庭園があります。
彫刻や噴水、芸術家と技術者によってデザインされた緑地は、イタリアを代表する草花が植えられます。
イタリア人そのものである陽気でにぎやかなピアッツァとは対照的に、穏やかで自然と調和するようなひとときもまた、イタリアのもつ一面なのかもしれません。
大屋根リングも見え、大屋根リングからも見える絶景映えスポットです。
Ristorante Eataly リストランテ イータリー イタリアレストラン
屋上庭園を眺められる場所にイタリア料理を楽しめるレストラン「イータリー」があります。
「イータリー」は、高品質なイタリア料理を楽しめる世界15カ国で50店舗以上を展開する名店です。
イタリア館に週替わりで出展する18のイタリア地域とのコラボによって、伝統的な強度料理を味わうことができます。
この日本、大阪でイタリア美食の旅が楽しめるわけですね。
予約不要 11時から21時まで無休営業です。
何回行けるかしら?
世界三大料理は、フランス料理、中華料理、トルコ料理と言われています。
わたしは中国とトルコには行きましたが、正直イタリア料理と日本料理の方がおいしいと思います。
イタリアはね、海に囲まれてるからお魚もおいしいんですよ。
デザートも美味しいよー!!
マスコット イタリアちゃん
イタリアパビリオンのマスコットキャラクターは、イタリア文化と日本文化の融合の象徴となる「イタリアちゃん」。
キャラクターデザインは、バチカンパビリオンのマスコットと同じSimone Legno (シモーネ・レーニョ)さんです。
イタリアと日本らしいモチーフが散りばめられています。
瞳に輝く星は、日本の少女漫画独特のキラキラアイズの特徴でもありますし、イタリア共和国の紋章なのですって。
髪飾りの右側はオリーブの枝でイタリアの平和への意志を、国内和合と国際的な兄弟愛を象徴します。
左側はオークの枝でイタリア国民の強さと威厳を象徴しています。
この2つの植物は、イタリアの森林の中で最も多く見られる種のひとつでもあります。
イタリア・トゥッリタ(Italia Turrita)
イタリア・トゥッリタ(Italia Turrita)とは、イタリアという国をイタリアを擬人化やもしくは寓意化した女性の姿で描く風習があります。
トゥッリタ(Turrita)とは「砲塔の」を意味して、市民権の象徴だそうです。
イタリア・トゥッリタとして描かれる女性は、若くて美しく砲塔がある城壁冠を頭上に頂いています。
イタリアちゃんの頭上にも砲塔がある城壁冠がありますので、名前の通りイタリアそのものですね。
イタリア国旗
イタリアちゃんの瞳と着物の色は、トリコローレと呼ばれるイタリア国旗三色旗のカラーです。
般的な解釈では、緑は「国土」、白は「雪・正義・平和」、赤は「愛国者の血・熱血」を表します。
またフランス国旗由来であるため、緑は「自由」(フランス国旗の青を置き換えたもの)、白は「平等」、赤は「友愛(博愛)」を表すという説もあります。
イタリア文化を引き継ぐイタリアそのものであるイタリアちゃんが、伝統的なスタイルを残しつつ、日本の民族衣装をまとって、日本のアニメ風キャラクターにデザインされるのは、日本へのリスペクトを感じて嬉しい限りです。
マスコットキャラクターのグッズ、絶対買い!ですね。
あ~楽しみ♪
レオナルド・ダ・ヴィンチの直筆メモやデッサン展示
イタリアどころか世界的に超絶有名な天才芸術家、発明家、レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452年4月15日 – 1519年5月2日)の、直筆メモやデッサン展示がされます。
直筆メモやデッサン展示
フィレンツェ共和国(現在のイタリア)のルネサンス期を代表する芸術家。フルネームは、レオナルド・ディ・セル・ピエーロ・ダ・ヴィンチ(Leonardo di ser Piero da Vinci)。
参考資料
海外パビリオン初 EXPO2025大阪・関西万博“イタリアパビリオン” 起工式を開催 | 在大阪イタリア総領事館のプレスリリース
「EXPO2025大阪・関西万博」にイタリアの理想都市が出現!「イタリアパビリオン」の情報をキャッチ | IGNITE(イグナイト)
【大阪万博2025】イタリアパビリオン完全ガイド – Osaka Expo 2025 Blog
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