いよいよシリーズ化された刑事コロンボの記念すべき第一作「構想の死角/MURDER BY THE BOOK」です。
タイトルの意味がよく分からんと思ったら、「MURDER BY THE BOOK」は直訳すると「本による殺人」という意味です。
「BY THE BOOK」は「規則に従った・型通りに」という意味を持つようで、おそらく 「マニュアル通りの殺人」という意味じゃないでしょうか。
「構想の死角」よりもこちらの方が、推理作家が犯人であり被害者であることが暗示され、よかったんじゃないでしょうか…。
この作品は若き日のスティーヴン・スピルバーグが演出を務めたことで有名です。
これぞスピルバーグ作品!とはあまり感じることはできませんでしたが、ラストがあっさりしており腑に落ちない結末が、何か意味がありそうです。
コロンボお決まりの「うちのカミさんが…。」というセリフは少なく、「あともう一つ」は連発していました。
途中で殺人の目撃者になる女性の怪演も、みどころです。
今回もあらすじを追いながら、ネタバレ、コロンボの疑惑ポイントをまとめてみました。