男というものはとっても残酷な生き物である。
それは女性もそうなのかもしれないが、相手によってコロコロ態度を変えるものなんです。
わたしが結婚相談所に勤めていた頃、プロのマリッジカウンセラーだった頃にこんな出来事があった。
結婚相談所の会員さんである女性が、こんなクレーム?というかグチというか不満を言ってきたのである。
ある男性と何度かデートしたけどちっともおごってくれない人だった。
もうあんなケチいらねとさんざん愚痴ってぷりぷり怒っていた。
わたしも頻繁にブログで、お見合い相手がおごってくれなかったって愚痴ってるけどな!
わたしたちマリッジカウンセラーとしては、男性がおごってくれないという愚痴にたいして考えが合わないなら、そんなケチな男ならやめとけばと遠まわしに言うしかない。
でもわたしの友人が、デートでいつも割り勘にされると言ってたときは
「経済観念がちゃんとしている人だからいいんじゃない?」
ってプロのマリッジカウンセラーとして言っておいたなぁ。
結局その友人、その男性と結婚しました。
結婚してからはその男性特にケチでもないみたいで、上手くやってるみたいよ。
さて、わたしがつとめていた結婚相談所で、男性がおごってくれないといって交際をやめた女性の話です。
そのケチな男性、別な女性と何と結婚が決まったらしく成婚の報告に彼女と来てくれたという。
それでベテランカウンセラーが、その女性にそれとなくデート代は出してくれてるのと聞いてみたらしい。
ほぼ100パーセント出してくれてたらしい。
つまりこの男性は、
奢る価値のある女
奢る価値のない女
きちんと分けていたのである。
男としてセコいと言えばセコいが無理のないことかもしれない。
自分にとって何の価値も持たないことに、お金だって時間だって誰だってかけたくない。
しかも結婚相談所は、複数の異性と同時進行で交際するのが当たり前。
男性不足の結婚相談所では、素敵な男性が2~3人ぐらいの女性を抱えこんでいるのも当たり前。
そら全ての女性におごってなんていられないわな。
わたしはこの話を聞いて、女としてちょっとだけ傷ついたわ。
わたしたち女性はいつも男に差別され価値を計られてるのだ。
わたしはぜひとも奢っていただける側に行きたいものです。
実際そっち側ですけどね。
だって松井愛莉似でアラフォーなのに29歳に間違われる美魔女っすからね!!
そして女達がこれほど奢ってくれるくれないにこだわるのは、そこで自分の価値が計られていることに気がついているからだ。
奢ってくれなかった男性にあれほど憎しみをつのさせるのは、奢る価値のない女と判定されたことへの屈辱への裏返しなのだ。
女性はケチだから怒ってるんじゃない。
自分の価値を安く見積もられたことに怒っているのだ。
こっちはお前と会うために、時間かけて化粧して美容院言ってヘアセットしてるんだから、食事代ぐらい男が持て!!
女性のプライドを傷つける簡単な方法。
奢らない。
それにつきますね。