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無限婚活男が過去に結婚しようとした話 婚約破棄の慰謝料は何と十万円! セーブタ-23

婚活レポ

結婚相談所で知り合った殿方セーブタさんと、お見合い時から入れて6回目のデート中のプチ初老ころん。

セーブタさんがそろそろ結婚に向けた話を、というので、わたしはヤツの過去に結婚しようと思った話について聞いてみた。

セーブタさんが今までに結婚を考えた女性は二人いたという。
ちょっと衝撃的なことに、二人とも結婚相談所で出会ったのですって。

コイツ、いつから婚活してるんだよ。

ではまず、順番を負って一人目の女性のエピソードから書くとしよう。

それはセーブタさんが、40歳前後の頃のことなので、今から約7~8年前のことでしょうか。

セーブタさんのお姉さんが、大阪女子大学だか、大阪国際女子だか、かつてそんな名前の大学に通っていたんだと。

その女子大学が作った結婚相談所があって、卒業生や在校生の紹介によってのみ入会できるという。
セーブタさんはお姉さんの紹介で、その相談所に入会し活動をしていた。

元々女子大ベースの結婚相談所だから、きっと女性会員が多いだろうし、男性からしたらウハウハの入れ食い状態に違いないだわな。

で多分その大学の卒業生である、システムエンジニアの女性と知り合った。
結果的に、婚約して多分結婚式場も決まっていて、住むところも決まっていたという。

そこで当然のことながら、セーブタ側が結納金を準備するよね。
すると女性側の家族が、娘をお金で売るみたいだから、結納金は入らないと断ったという。

少々頭の固い家族だとは思うが、いまどき結納なんて堅苦しいからやらないって人が大多数だし、別にそういう考えはそういう考えでいーんでねーの?

と、わたしは思うのだが、まずこの結納金固辞事件で、両家に亀裂が入ったのだという。

「別に結納金なんて結婚資金として使えばいいんだし、無理に受け取ってもらわなくてもいいやん。」

とわたしは言ったのだが、セーブタは、どうせ使うなら受け取ってくれたらいいのに、とグチグチグチグチ言っておった。

女性側の家族がはっきりと、「娘をお金で売るみたいでイヤだ。」と嫌悪を感じる理由も言ってるのに、何で強引に結納金を渡そうとするかなー。

嫌いやわー。
セーブタのこういう頭が固くて融通のきかないところ、ホンマ嫌いやわー。
相手の気持ちを考えないところ、ホンマ嫌い。

それでまあ、両家に亀裂が入ったんだけどもさらに、結婚式の招待客についてもひともんちゃくあった。

女性側の招待客がたった4人だったという。
その女性、親しい友達がおらず、親族も4人しかいなかったんだって。

で、セーブタは友達がいないなんておかしいおかしいと言い出して、その女性のことがすっかりイヤになったという。

「わたしも友達いませんけどね。」

ってわたしは言ってやった。

とはいえ、いくら何でもわたしは結婚式に呼ぶ招待客が4人だけってことはない。
わたしの場合、家族だけでも4人になるし。
今まで披露宴に招待してくれた友人だって、数人はいる。

わたしが友達いないなんて、ごくごく普通のことですよ、わたしもそうですよ、こんな友達いない女でいいのですか?とその女性をかばったにも関わらずセーブタは

「友達がいないなんておかしい。

友人に相談したら、『友達がいないなんておかしい、そんな女やめとけ。』と言われた。

友達はいるもんだ。」

と、友達にこだわることこの上ない。

いい年をしたおっさんが、友達友達ってうるせーな。

どうせお前の友達関係なんて、モテない男がいい年をして結婚もできずに、男同士でつるんでるだけの傷をなめあうみっともない関係やないか。

そんな結婚の足を引っ張る友達なんて、いない方が結婚できるで。

わたしの友達は口をそろえて、お前みたいなハゲデブでも我慢して結婚しろと後押ししてくれるいい友人やで。

それに引き換えあんたの友達は、40歳の男が自分で選んで婚約した女に、結婚直前に文句をつけるなんて、人間性が腐っておるな。

あんたが幸せなることの足を引っ張ってるしか思えんな。

40歳にもなる初老の男どもが、寄ってたかって弱い立場の女の体面に傷つけることを推奨しあうとはとんでもないクソどもやな。

クソが!!
クソが!!
クソが!!

で、セーブタさんは結局その女性がいやになって結婚をやめたとのこと。
で、慰謝料として10万円払ったという。

「じゅうまんえん!!?

やすッ!

ちょっとセコ過ぎじゃないですか?

普通100万ぐらい払うでしょ!」

って思わず言ってしもうたわ。

「いや…、払えませんよ…。」

ってセーブタは言い訳しておった。

いくら何でもセーブタの一方的な都合で婚約を破棄しておいて、慰謝料が10万円って…。
安過ぎ!!

婚約破棄の慰謝料10万円って安過ぎて恥ずかしいからもらわん方がマシなレベルやで。

しかも女性側に特に落ち度ないしなぁ。
強いて言えば、友達がいない。
そんなん、婚約破棄されるほどの落ち度でもないし。

10万円!
安すぎ!!

通常は100万ぐらい用意して、両親土下座やろ!
って乙女課長も言っておったよ。

嫌いやわー。
セーブタのこういうケチなところ、ホンマ嫌い。
嫌いやわー。

最後は、その女性泣いておったという。

そら泣くわ!!

別にセーブタと別れるのが悲しいとか、結婚が無くなって悔しいとかじゃなくて、10万円で済まされたことが情けなくて泣いてしまうわ。

わたしには10万円の価値しかないのかってな。

明治34年生まれのおしんは、米一俵で奉公に出された。
そのぐらいの価値やわな。

もしもころんにこんな仕打ちをしたものなら、絶対に豊田真由子が降臨するだろうね。

このハゲー!!
違うだろ!!
違うだろ!!
ちーがーうーだーろー!!

グレタさんも降臨するわ!

よくもそんなことが!!

で、最終的にこのハゲの残りの毛を全てむしりとってやるわ!!

それでも気がすまないから、職場に乗り込んで、

「10万円!10万円!わたしの慰謝料10万円!」

と作詞作曲ころんの謎の歌を歌って、絶叫してやるわ!!

その姿は、騒ぎ立ててコトを大きくしてお金を請求する韓国人の手口やわな。

 

「ご自身が自分で選んだ女性ですよね!!」

ってこの話を聞いて、ころんは責め立ててやった。

「まあ、そうですね。」とセーブタは言っておった

セーブタはこの女性に恋愛感情があったという。
だがこの女性は、セーブタには恋愛感情がないと言ってたらしい。

恋愛感情がないのに、結婚するなんておかしい、とセーブタは言っておった。

あんたの目の前に、全く恋愛感情がないけど、仕方なく結婚をすすめようとしている女がおりますが。

というより、そのセーブタの元婚約者も、恋愛感情もないけど、まあ、いい人そうだしこのへんで手を打とうと、必死に自分に言い聞かせてたんだろうね。
このわたしのように。

というより、セーブタと結婚しようなんて女は、最終手段として必死でお前程度のブタ野郎で我慢してやってるんだから、皆恋愛感情なんてないよ。

セーブタのまわりの女たちは、皆セーブタに恋愛感情がない。
これ、フツーです。

よって、そういう女たちが大多数を占める以上、おかしいのは女ではなく、セーブタってことになるね。

おかしいのはお前だ!!

 

嫌いやわー!
セーブタの自分は悪くないといって、弱い立場の女性のせいにする姑息なところ、ホンマ、嫌いやわー。

ああ、嫌だ嫌だ。

わたしはセーブタに

「その女性と結婚していたら、今頃子供の一人でも生まれてたかもしれないのにね!」

って嫌味を言ってやった。

しかしあまりにも愛情のない嫌味かな~と考え直し(実際セーブタに全く愛情はないのだが)、とってつけたように

「でもその女性と結婚してたら、こうしてわたしとは出会えませんでしたね。」

と、心にもないことを言ってフォローした。

わたしの本心は「その女性と結婚していたら、今頃子供の一人でも生まれてたかもしれないのにね!」であるが、心にもないお世辞が「でもその女性と結婚してたら、こうしてわたしとは出会えませんでしたね。」である。

だけどセーブタは頭が悪いから、その女性と結婚していたら、わたしと出会えなかった、がころんの本心だと思うんだろうな。

バーカバーカ。

今にして思えば、こんなおためごかし言うんじゃなかったね。
セーブタはお世辞や社交辞令が通じないんだから、はっきりとお前はクソだ!って言ってやった方が何倍もヤツのためである。

お世辞や社交辞令が通じない…。
こちらの言うことが全く伝わらない…。

これって発達障害ってヤツか?
40歳を越えて独身の男性には、発達障害が多いと聞く。

これいかに?

 

続く

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