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カラダを使って出世した唯一の女管理職 最大のお仕事は歴代社長の愛人 R企業22

就職・転職活動

アール会社唯一の女性管理職として君臨するナオミ課長。
川島なおみ似の美人なのでナオミ課長と名付けました。
またナオミ課長は松田聖子っぽくもある。
ここぞというときに、涙を使うからである。

さて、ナオミ課長は女を使って出世したとまことしやかにささやかれていた。
このブログを読んでくれている人が、わたしにどういう印象を持っているかは知らない。
が、どちらかというとナオミ課長と間逆のタイプ。
女を使ったり、男に媚びたりができない性格なのです。

乙女課長が言うには、
「ころんさんって絶対に服従しないし、服従したフリもしないよな。」だってさ。

そもそもわたしはこの服従するという意味が分からん。
意味の分からないことができるわけもない。
男や上司の言うことを聞けってことだろうか。

自分では従順に従っているつもりだが、他人から見たらまだまだなのだろう。
そして周囲の人は、わたしが思うよりもっと、色んな人に服従しながら生きているのだろう。
とにかく、服従するの意味が分からんわたしの辞書に、服従という文字はないのです。

ならばナオミ課長は、服従したフリが上手い女なのだろう。

そしてまた社員になりたいとナガイ部長に相談したわたしに、乙女課長はこうも言った。
恐らくナオミ課長がわたしを社員にすることはないって。

ナオミ課長にそんな人事権があるのかはさておくとして、その理由は、自分にないものを持っている女性を、ナオミ課長が社員にするはずがないってことでした。

「ナオミ課長になくて、わたしにあるものなんて、ないですよ。」
とわたしが謙遜して乙女課長に言うと、

「若干の若さがある。」

だってさ。

ナオミ課長の年齢を正確には覚えていないんだけど、わたしより、6~7歳ぐらい年上だったのかなぁ?
ウロ覚え。

人間は自分にできないことをするヤツを、尊敬するか軽蔑する。

わたしは、ナオミ課長が出世のために様々な男と寝てきたというウワサを半信半疑で聞いていた。
出世なんかのために、好きでもない男と寝る女なんているのかなー。
あの女は、出世のためにカラダを使ったというのは、その女と寝ることができない男の嫉妬だ!
当初はそう思っていた。

だがナオミ課長が社長と関係していたという証拠が出てきたんだから仕方がない。

ナオミ課長のような女をわたしが軽蔑するのは、わたしにできないことをするからだ。
アール企業程度の中小企業で出世するために、好きでもない男と寝るとか、わたしにとってはものすごい罰ゲームでしかない。

だって、ころん、初老にして心は少女のように純真無垢。
と言えば、聞こえはいいが、どちらかというと神経質でヒステリックな高齢処女タイプだわな。

そのようなことで、この記事は、ナオミ課長が歴代社長と寝てきたという前提によって書くことにします。

19歳でできちゃった結婚をしてパートとしてアール企業に入社したナオミ課長。
つまり学もキャリアもないわけである。
もともとアール企業は家族経営の小さな中小企業だった。
学もキャリアもそれほど必要とする企業ではなかった。

そこで若さと美貌だけはとびっきりだったナオミ課長は、それを使って出世したと言われている。
ナオミ課長の業務は経理、つまり金庫番だった。
家族経営の会社が、よそ者にお金をまかせるなんて相当な信頼を置かないとできないこと。
それこそ足をなめるぐらいの屈服の証を見せないと、お金なんて預けてもらえないって、アール企業の誰かが言ってたな。

そのようなことから、ナオミ課長はアール企業の創業者である、当時の社長と愛人関係にあったのでは、と言われています。

そして一時期は、取締役員まで上り詰め、会社の登記簿謄本に名前が記載されていた。
当時はバブルの影響もあり、ナオミ課長の年収は1000万を越えたという。

しかしバブルは崩壊し、アール企業も不景気のあおりを受ける。
倒産しかけたアール企業は、誰もが知っている大手企業に買収されるというわけである。

新社長は当時40代の若い、左翼社長。
また、その時期ぐらいに、華麗なる大企業にいたワンマン常務が左翼社長の紹介により、鳴り物入りでアール企業立て直しのためにやってきた。

ひとめでナオミ課長がアール企業の癌だと見抜いたワンマン常務は、彼女への攻撃を開始する。
どのような事情でそのような流れになったかは知らない。

ある管理職会議で、ワンマン常務はナオミ課長を皆の前で怒鳴りつけたという。

「会社辞めるか、平社員に戻って一からやり直せ!!」

するとナオミ課長な泣きながら懇願したという。

「管理職がいいんです~。」

よー分からんなー。

この会社のために頑張りたい、とか、この仕事をしたい、とか皆の役に立ちたい、とかでなく、管理職がやりたいってのが、ナオミ課長の野望なの?

どうしてそこまで管理職にこだわるのか分からんと乙女課長に言うと

「『通達』とかいって、皆に自分の部署で決めたルールを送りつけるのが、気持ちいいんとちゃう?」

やって。

つまり、いばりたいだけってことだよね。
アール企業には実にいばることだけが目的みたいな管理職が多い。
ワンマンとか乞食とかヘタレとかね。

いばりたいためだけに管理職を目指す。
いかにも教養も品もない地頭の悪い女が目指しそうな到達点だ。

そしてアール企業をあわや追い出されそうになったナオミ課長。
しかし、ある日突然ワンマン常務はナオミ課長への攻撃をぴたりと止めたのだという。

おそらくナオミ課長がハニーートラップをしかけて、ワンマン常務と関係を持ったのではないかと言われています。
ナオミ課長はすんでのところで、アール会社に居座ることができました。

しかしその力は削がれ、部長から課長に降格したらしい。

アール企業では、ある段階まで上り詰め、取締役員クラスになったときに、ナオミ課長と寝る権利が与えられるのではないか…。
とは、まことしやかにささやかれているウワサです。

それからすこーし、時が流れ、わたしが入社する。
そのすこーし後ぐらいに、当時の左翼社長の前に社長を務めていた人が亡くなったらしい。
で、左翼社長とナオミ課長が、その前社長のお葬式にアール企業代表として弔問に出かけたというわけ。

するとナオミ課長は、一緒にいた左翼社長が恥ずかしくなるぐらい、号泣していたという。
つまりこんなに泣くってことは、前社長と関係があったのではないかと憶測を呼んだわけ。
ちなみに左翼社長とナオミ課長は仲が悪かったらしいよ。

 

続く

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