スターウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年・米) 闇落ちしそうなアナキンの心の葛藤を追ってみよう

映画
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遠い昔、はるか銀河の彼方で・・・
A long time ago in a galaxy far, far away….

アナキン・スカイウォーカーの半生を描いた新三部作(プリクエル・トリロジー)も、「エピソード3/シスの復讐」でいよいよ完結です。

この「シスの復讐」のあらすじを一言で説明すると、「アナキン・スカイウォーカー、闇落ちか?」ですね。

前作の「エピソード2/クローンの攻撃」でアナキンは、母という大切な家族を失ってしまいます。
その悲しみと激しい怒りは、アナキンをダークサイドへ引き込みます。

そしてまた、アナキンは執着心が芽生えるため、恋愛や結婚を禁じるというジェダイの掟を破って、パドメ・アミダラと結婚していまうのです。

この結婚は、アナキンの精神にどんな影響を与えるのか。

今回は、「エピソード3/シスの復讐」をもとに、映画では説明されなかった事情を加筆して、アナキンの心にせまっていきます。

 

「エピソード3/シスの復讐」 説明不足な設定とアナキンの心情

「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」トレーラー

なぜ、スターウォーズシリーズには、丁寧な説明がないのか。

前作「エピソード2/クローンの攻撃」が中途半端な終わり方だったのに、いつの間にやら3年も経っています。

スターウォーズの分かりにくさは、話がいつの間にか飛んでるところです。

おそらく、ジョージ・ルーカスが魅せたい、映像化したいところだけつまんで映画化してるからなんでしょうね。

前作であれだけ、クローン戦争をあおっておきながら、実際そのシーンは映画では描かれておりません。
いつの間にか始まって、いつの間にか終わっているのです。

実はこのシーン、アニメや小説では描かれているらしいんです。
だからスターウォーズの世界をより正しく理解するためには、アニメや小説のストーリーも合わせて知っておかないといけないというわけですね。

ちなみにわたしはアニメも小説も見てません。
スターウォーズで疑問に思うことがあれば、ネットで検索すれば、だいたい答えは出てきます。

アナキンの愛と憎悪

このエピソード3では、アナキンがダークサイドへ傾向していく様子が描かれています。
アナキンが暗黒面の力を必要としたことは、その後のシリーズでも、重要な要素となります。

アナキンが闇へ引きずられる理由は、主に三つですね。

「家族への愛」「ジェダイへの不信感」「ダークサイドからの誘惑」です。

家族への愛

前作で、母を失ってしまったアナキン。
わたしは、何でアナキンは母を呼び寄せなかったんだろう?

そばに置いておけばよかったのに、ジェダイならお金あるだろうと思ったんです。
が、アナキンの母は奴隷なので、勝手に引っ越しできないという設定があるみたいですよ。

またジェダイは、生後半年で家族から引き離されて、洗脳教育を受けるのですって!

家族への愛は、執着心を生むという理由からだそうです。

9歳でジェダイを目指し、すでに母の愛を知ってしまっているアナキンは、異色のジェダイだったと言えます。

なかなかジェダイになじめなかったのも、恋愛や結婚して家族を持つことに抵抗がないのも、仕方がなかったのかもしれません。

というわけで、母を失った悲しみと激しい怒りをずっと抱えてゆくことになったアナキン。
また、大きな力を持ちながら、母を守れなかったことは、後悔の気持ちをも呼び寄せます。

そして新たに、パドメという妻を得たことにより、失う不安も生まれてゆくのです。

アナキンは、パドメが出産で亡くなる悪夢を見るようになります。

そこでパドメを守るために、より強い力、暗黒面の力を求めるようになるのです。

ちなみに優れたジェダイは、予知能力を持つことがあります。

このパドメが亡くなる夢というのは、果たして予知夢なのでしょうか。
ただの思い過ごしなのでしょうか…。

その夢が本当になるのかどうかは、映画で確かめてみてね!

ジェダイへの不信感

「シスの復讐」全般を通して、アナキンにジェダイへの不信感がつきまといます。
信頼されていない、仲間外れだと、ずっと悩み続けているんです。

この不信感の理由は主に二つです。

優秀なのに評価されない

類まれなる強いフォースを持つアナキン・スカイウォーカー。
物語冒頭で、前作では適わなかったドゥークー伯爵を軽々と倒してしまいます。

ものすごい成長を遂げ、ジェダイの騎士として功績もたくさん残しているんです。
なのに昇進もできず、大きな仕事は、アナキンの師匠のオビ=ワン・ケノービにまかされてしまいます。

アナキンの心の中に、ジェダイに信頼されていないのではないか、という不信感が強くなってゆきます。

心を開くことのできる仲間がいない

アナキンはまだ若く、9歳でジェダイを目指した異色の騎士です。
生後半年から受ける洗脳教育ができなかった、未熟なジェダイなんです。

ですから、もう少し周りが気をつけてあげたらなぁ~って思いますね。
この当たり、ちょっとジェダイたちも放置プレイが過ぎやしませんかね。

別に、アナキンが男前だからかばってるんじゃないですよ。

「君はまだ若いし、とてつもないフォースを持ってるから大切にゆっくりと育てたいだけなんだよ。」
ってコンコンと言い聞かせなきゃダメ。

ジェダイの騎士たちも忙しいから、アナキンばかりにかまってられないのかもしれないですけどね。

アナキンを最初に見出した、クワイ=ガン・ジンがご健在ならよかったのかもしれないですね。

師匠だったクワイ=ガン・ジンを失ったことにより、オビ=ワン・ケノービは、アナキンを育てる役割をまかせられます。

オビ=ワン・ケノービにとって師匠を失ったと同時に、弟子を持つなんて、重い任務だったと思います。

本来は兄弟子として、アナキンにとって身近で頼れる存在になるはずだったのに、いきなり師匠と弟子という関係。

そういう事情から、アナキンは本当に孤独で、同じ目線で話ができる仲間がいませんでした。
だから、パドメという家族を求める気持ちも強かったのかもしれませんね。

アナキンには実は弟子がいた?

これも映画には描かれておらず、小説やアニメで描写されているエピソードです。
実はアナキンには、アソーカ・タノという女性の弟子がいたのです。

わたしもこの記事を書くまで知らなかったわ。

この弟子が、免罪でジェダイに死刑にされそうになるんです。
しかしあわやのことろで、免罪であることが発覚し、命はとりとめました。

そしてジェダイを信頼できなくなったアソーカ・タノは、アナキンの引き留めにも応じず、ジェダイを去るんです。

また大切で信頼できる弟子を失ったアナキンも、ジェダイへの不信感を強くします。
こんな悲しいエピソードがあったことを知れば、アナキンを見る目も変わってきますね。

ちなみに、アソーカ・タノは宮崎駿監督の『もののけ姫』のヒロインをモデルに作ったキャラクターだそうですよ。
アソーカのほほの模様はもののけ姫のヒロインであるサンへのオマージュなんですって。

ダークサイドからの誘惑

ジェダイはアナキンに行動の怪しいパルパティーン最高議長を監視するように命じます。

ジェダイに信頼されてないと不満がつのるアナキン。
パルパティーン最高議長はそんなアナキンの心につけいります。

パルパティーン議長は妻パドメを守るにはもっと強い闇の力が必要だとアナキンに説きます。

母親を守れなかった後悔、そしてまた新しい家族パドメを失ってしまうかもしれないという恐怖。

アナキンはより強い力を欲し、暗黒面の力への関心が強まります。

ネタバレ

 

 

 

物語冒頭で誘拐されたパルパティーン最高議長ですが、実は彼こそが悪の力を信奉するシス卿ダース・シディアスだったのです。

当初の誘拐事件は、自分の秘密を知っているドゥークー伯爵を始末するためと、アナキンを闇に近づけるための、策略、狂言でした。

アナキンは、パルパティーン最高議長に命じられ、ドゥークー伯爵を迷いなく殺してしまいます。
このときから、パルパティーンはアナキンの残酷な一面を知っていたということになります。

で、ここで疑問なんだけど、このシス卿はどうやって誰にも気付かれずに最高議長に入り込んだのでしょうか?
ラストボスなんですよ。

いきなり身近にいた人が実は悪者でしたって言われてもねぇ。
こいつを当選させたおまいらが悪いんじゃないの。

シスがどっからやってきてどこから現れたのやらさっぱり。

そういう細かな設定を飛ばしてるのか、それとも映像化したいシーンが先にあって後から無理やり設定づけたのかけっこうスターウォーズって荒いところがあるんですねぇ。

ちなみにこのシスが政治に入り込むのは、ドイツの独裁者ヒトラーが政治に入り込んだ手法をモデルにしているのだとか。

演説が得意で民衆の支持を得て、相手の弱みにつけこむのが上手かったそうです。

 

 

そんなわけでアナキンもとうとうヒトラー、ではなくシスに取り込まれてひどい裏切りをします。

まあ、アナキンはもともと弱い、情に薄い人間だったんだろうと思いますが、今まで命がけでともに戦い抜いてきた人たちに、あんなことができるのでしょうか。

ちょっと、いろいろあり過ぎて情緒不安定になっていたのでしょうか。

アナキンは、ジェダイの中でも重要なポジションにあったメイス・ウィンドゥをうっかり攻撃してしまいました。
そしてとうとう後に引けなくなってたのです。

 

うっかりひき逃げしてしまい、今さら名乗り出れないみたいな…。

 

アナキンの恐ろしい裏切りにジェダイは未曾有の大危機に陥ります・・・。
裏切りが裏切りを呼び・・・。

もうここからはすごい鬱展開ですね。
ナチスのユダヤ人ホロコーストなみのジェダイ撲滅運動。

 

そしてアナキンの裏切りに気付いた師匠オビ・ワン・ケノービとの師弟対決が始まり・・・。

「弟のように思っていたのに・・・。」

とつぶやくオビ・ワンが切ない。

本当にアナキンは薄情な男だよ。

何年も命がけで助け合ってきた師匠をあんなにあっさり裏切れるか、フツー。

アナキンは闇に堕ちたっていう設定らしいけど、ジェダイを裏切らなければならなかった理由がちょいと弱いような気がしますね。

身重の妻、パドメを守るためにより強い力が必要だったていう理由らしいですが、すでに圧倒的な強さを持ってるアナキンにそこまで強さが必要だったのでしょうか。

母を失ってしまった後悔とパドメを失うかもしれない恐怖が、強い力を求める動機ではあるのですが、本当にそれで守れるのかという疑問がわかないのが不思議ですね。

ドラゴン・ボールの悟空やベジータがより強くなろうとする理由の方がまだ納得できますね。

多分、日本の漫画のほうが、その辺が繊細に描かれてるからだと思う。

日本の優れた漫画を読みなれているわたしたちには、アナキンの悲しみがいまひとつ弱く感じられましたね。

「愛などいらぬ。」というラオウのほうがまだ切ないわ。

まあ、あくまでスターウォーズは映画。
映画ならではの世界観、迫力だけを
観るんであれば、余計なお世話かもしれないけど・・・。

 

火焔の星でアナキンを倒したかにみえたオビ・ワン・ケノービ。

しかし溶岩に焼け爛れたもののアナキンはなんとか一命をとりとめます。

火傷を隠すためいつも黒い仮面を身につける、ダース・ベイダーの誕生でした。

美しいアナキンがすっかり火傷でただれちゃうんだけど、あの時代の技術力なら皮膚再生技術で
完璧に再生できそうなものなのに、そのへんも荒い。

おどろおどろしいダース・ベイダーの外見を作りたかっただけでしょうね、きっと。

アナキンの裏切りにほぼ壊滅状態のジェダイ。

パドメが双子を生み、ヨーダとオビ・ワン・ケノービがなんとか逃れ、わずかな希望は残されたかに見えるが・・・。

パドメは、アナキンの予知夢通り、双子を出産して亡くなってしまいました。
アナキンの心に、善が残っていると信じながら…。

これものちのエピソードの伏線になっています。

もう、こんな終わり方されるとね、やはり続きが見たくなりますよ。

しかしエピソード3は制作順でいえば、最新作でもあり、最終作でもあった。

続三部作ができるまでは。

こんな鬱結末になってしまいましたが、この続きは、エピソード4につがなっています。

この鬱展開が、エピソード4の「新たなる希望」というサブタイトルをより心にせまるものにしています。

朗らかな気持ちになるためにも、闇に落ちたアナキンの心の救済を信じて、エピソード4を見逃すな!

フォースとともにあらんことを

 

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スターウォーズ、「エピソード4/新たなる希望」は440円、最新作の「エピソード8/最後のジェダイ」はなぜか385円でした。

この差は何?

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