刑事コロンボの第二作目は、シリーズ化を前に制作されたパイロット版(試作品)です。
パイロット(pilot)には、試験・試写という意味があります。
放送開始や一般公開に先行して試験的に製作される映像作品の事を、パイロット版というのですって。
今回は腕力の弱い女性を犯人にすえたことで、よりスリルある心理戦がみどころで、それぞれのキャラクターが生き生きと描かれています。
コロンボの感じる違和感や、完璧なアリバイが際立つ作りとなっています。
前作から3年経っており、短髪でギラギラして若々しかったコロンボが少し年をとっています。
心なしか表情にシワが増え、髪ものびてボサボサ頭でまあるいフォルムのほんわかおじさんというおなじみのコロンボ像が出来上がってきてますね。
今回も刑事コロンボ「死者の身代金」のあらすじやネタバレ、おなじみのセリフやみどころを紹介します。