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今彼のバカさ加減を元彼やお気に入り男性に愚痴る! ヨチヨチ、ころんは悪くないってしてもらえました♡ セーブタ45

婚活レポ

結婚相談所で出会ってお付き合いしている殿方セーブタさんと、飲みに行ったものの、世間が狭く物分りが悪いお人柄に、ほとほと愛想が尽きてしまったプチ初老ころん。

イライラムカムカしながら家に帰った。

セーブタに言われたぐらいの10倍ぐらいを言い返してやったものの、まだわたしの気はおさまらん!
おさまらんたい!

そこでわたしは愚痴を聞いてもらおうと、すぐさまフレディに電話した。
フレディはわたしの元彼で、フレディ・マーキュリーに似ているからフレディね。


後からフレディが言うには、電話に出たとたん、わたしから愚痴を聞いてほしいオーラ満開だったのを察したという。

だからなのか

「どうしたん?何かあったんけ?」

て、フレディは優しく聞いてくれた。

そこでわたしは、セーブタに転職が多いことを何度もしつこく責められて、イヤになったらすぐ仕事をやめるのだろうと繰り返されたことを愚痴った。

するとフレディは一言、

「そいつは世間が狭いな。」

と、わたしと全く同じ感想を口にしたのである。

「そうやねん!!

だからわたしも『世間が狭いですね!その狭い世間をわたしに押し付けないで!!』って何度も言ってやってん!!」

とまあ、わたしは水を得た魚のように生き生きと愚痴り出した。

これよこれ!
わたしがちょろっと愚痴っただけで、わたしと全く同じセリフを口にして、共感してくれる。
この感じ!
この感じなの!

セーブタのようなモテない男には、一生できるようにはなるまい。

やっぱりわたしとフレディは価値観が似てるのかしら。
というより、セーブタの価値観が世間からずれていて、わたしとフレディの価値観の方が、まともだと思うよ。
この件に関してはね。

さらにわたしは、セーブタに長く続けられる仕事をした方がいいと説教されたことを愚痴った。

するとフレディは

「そんなん、ソイツに言われなくても分かってるやんなー。
長く続けられる仕事を探してても、今事務職ってあんまりないし。」

とまあ、これまたわたしと全く同じ考えを口にしたのである。

お前はわたしか?

というよりフレディはいたって当たり前の一般論を言っただけ。
セーブタがズレ過ぎてるんだよ。
世間からズレてるヤツとしゃべると本当に疲弊するわ。

同じものをみたとき、同じ感想を持って、同じ価値観で話せる相手って、本当にいいよね~。

「俺らの世界やったら転職をして給料上げていくのが一般的やけど、専門職でもない同じ企業に勤めるヤツやったら、そういう感覚が分からへんのかもな。」

とフレディは、セーブタの言い分も一理ぐらいはあるかもね、という言い方をした。

それからわたしは、セーブタに嵐山を連れまわされて体調不良になったために、「目的もなくブラブラ歩くのは苦手かな。」と伝えたら、全く意味を理解してもらえなかった話をフレディにした。

「『目的を言ってくれたら歩きますよ~。』って何度も言ってるのに、『ブラブラ歩くの嫌いですか?』って繰り返されて、全く意味が伝わらへんねん。」

と愚痴ったら、フレディは

「目的が分かってたら、自分の体調管理ができて目安もつけられるって意味で言ってるんやろ?」

と答えた。

「そやねん。でもそれが全然理解してもらえへんねん。
フレディはすぐに察して理解してくれるのに、なんで分かってもらえへんねんやろ…。
わたしの言い方が悪いんかな…。」

と言うとフレディは

「そいつは頭が悪いからや。
俺は頭がいいからな。」

と言った。

このフレディのセリフは、まさにわたしにとって膝を打つものだった。

セーブタは頭が悪い?
今までのことは、全てこの一言で説明がつくのです。

わたしはセーブタさんエントリーで何度も、セーブタはバカだとか頭が悪いとかまぬけだと綴ってきている。

しかしそれは今振り返って分かることであって、当時はセーブタがそこまで頭が悪い人だという認識はなかった。

その理由をフレディに伝える。

「そやけどセーブタさんは、三浪とはいえ大学も出てはるで。
かんぽ生命の営業をしてるけど、保険の営業ってけっこう難しい仕事じゃない?」

と言うとフレディは

「狭い世界で同じ仕事をし続ける分にはできるんちゃう?
でも臨機応変な対応はできひんのとちゃう?」

と答えた。

そーか…!
そうだったのか!!
セーブタはわたしが思っている20倍ぐらい、頭が悪かったんだ…。

全ての謎は、これで説明がつく。

そらそーだわな。
近畿大学を三浪だよ。
むしろ三浪して、近畿大学受からないヤツとかいるの?

フツーに高卒で働いている人も、三浪したら近大ぐらい、そら受かるわな。
三浪なんて時間のムダだから働いた方がマシって誰もチャレンジしないだけでさ。
あるいは金銭的な事情や家庭の問題で、三浪なんてなめたこと、できないだけでさ。

そしてマンモス独占企業郵政グループのかんぽ生命勤務というステイタス。
よく考えたら保険の営業なんて、いつも募集してるもんね。
保険金殺人で有名な死刑囚林真須美も、保険営業のトップセールスマンだったって聞くしさ。

わたしが思っているほど難しい仕事でもないのかもしれない。

そんな頭の悪いバカに、あれこれ真摯に説明しようとしていたわたしが愚かだったんだな。
バカは相手にしないに限る。

それからわたしはフレディに、セーブタに随分なことを言ってやったのに、あまりダメージを受けてなかったみたい、という話をした。

別れ際にものすごく冷たい態度をとったにも関わらず、セーブタに

「次、いつにします?」

と、次回のデートを提案されたことをフレディに話した。

フレディは驚きながらもケラケラ笑って

「え!
ソイツ、お前と合ってるんちゃうけ?
もうお前ソイツと結婚しろ。

今から謝りの電話をかけろや。」

と言った。
この意見も全くわたしと同じ考え。

お前は本当にわたしなのか!

「わたしも一瞬、この人とわたし合ってるんじゃないの?って思ってん!
でもいやや。

一緒にいたららめっちゃイライラするもん。
嫌いな人とは結婚できません!」

というと、

「俺からすると、お前ら同じレベルやけどな。」

って言われたわ。

そのようなことで、フレディがわたしに共感して話を聞いてくれたので、わたしはずいぶん気持ちが晴れた。

でもまだだ!
まだ完全には気はおさまらんたい!

そこで今度は乙女課長にメールした。
乙女課長はわたしに同情して、飲みに連れていってくれた。

乙女課長がどのようにわたしを慰めてくれたかというと、今までのセーブタエントリーに、
だいたい書いてある。

乙女課長もこのように言ってたよって感じでね。
なので、ここでは割愛する。

わたしは二人の憎からず思っている男たちに、今回の愚痴をさんざん聞いてもらって慰めてもらったのである。

ヨチヨチ、ころんちゃんは悪くないよ、ってね。

それでも!
それでもわたしの気は完全にはおさまらんたい!

これはやはりセーブタに制裁をくわえねばならない。
わたしを怒らせたこと、地獄の果てで後悔するんだな。

 

続く

 

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