出会い系に毛が生えた程度の
婚活サイトでユーブライドで
年齢を4歳若くごまかして
活動するプチ初老ころん。
ころんのご尊顔が拝めるかもしれない
ユーブライドのご登録はコチラから
youbride
そのサイトで
メッセージをくれたのは
わかめさん。
家が少し遠いことは
気になったが
以前にもこの県の人と
お会いしたことがある。
よって当然、
会う段階になった場合は
男性がこちらの地元まで
出向いてくれますよね。
その前提で
とりあえずやりとりを
始めてみたのであーる。
施設職員ってことで
介護士かなと思ってみたけど
年収はそれほど低くはなかった。
メッセージの交換は
旅行の話が多く無難なもの。
これといって
心惹かれる点はないが
これといって
嫌な部分もなく
よくも悪くも
無難な男性というイメージ。
面白みはないが
丁寧で礼儀正しい印象は
ありました。
何度かやりとりして
喫茶店はよく行かれますか~と
お誘いの一歩手前のような
メッセージが届いた。
もうさっさと誘えばいいのにと、
「たまに行きます。」とお返事したら
予想通り
今度一緒にどうですかとのメッセージ。
まだ早ければ
引き続きメッセージ交換
お願いしますとの一言が
そえられていた。
控えめでていねいな
殿方だのー。
婚活なんだから
もっとガツガツ行った方が
いいのにのー。
遠慮されすぎると
受け身でいることが
美徳とされる女はどうしていいか
分からなくなるよー。
と思いつつ
さっさと会ってしまいたいころんは
会う段取りをつけることにした。
しかも向こうがお茶と提案してるのに
ころんときたら
せっかく京都までお越しになるのだから
ランチにしましょうと
遠慮のないこと、この上ない。
だって
たかだかお茶するだけのために
交通費払って電車のって
わざわざ市内まで
出かけていくの、面倒やん。
向こうもランチということで
オッケーくださいました。
さて会う約束ができたところで
わかめさんは
写真を掲載していなかったため
お顔が分からない。
そこでわたしは
待ち合わせがスムーズに行くように
写真等で雰囲気をつかみたいと
メッセージを送った。
写真公開リクエストってヤツ?
すると
わかめさんは
写真を掲載するのに
抵抗があったのだろうか。
どうやって写真を
見せればいいのでしょう、
メールアドレス教えてくれたら
送りますよって返事だった。
何言ってんだコイツ。
お前の使っているサイトに
写真掲載システムが
あるだろーがよ。
しかもお前は
有料会員なんだから
わたしだけに見せるという
方法を使えるだろーがよー。
別にわたしの
メールアドレスを
お知らせする必要は
全くないだろーがよー。
という無言の抗議をこめて
しばらくコイツを
放置してやった。
わざと放置したわけではなく
実際のところは
忙しくてお返事できなかったのが
正確な放置理由です。
するとある時
サイトを見て
ふと気がついたら
わかめさんの
顔写真が掲載されていた。
写真を見た感想だけど
その何ていうか…。
自分の写真を
掲載したくなかったんだなーという
納得のお顔でした。
目が離れていて
蛇のようというか
爬虫類系の無機質な表情。
髪は薄くなり
はげを隠すために
のばしているのか
おでこにたれかけた毛は
脂っぽくかたまり、
海を漂うわかめのよう。
わかめのような
髪型なので
わかめさんと名付けたのです。
詳しくは
似顔絵を見てくれたまえ。
顔でお断りするなどと
非人道的なことは
心やさしいころんには
できませんので
そのまま会う段取りメールを送る。
「写真掲載ありがとうございます。
これで人間違いせずに
すみそうです。」
するとわかめさんは
「会っていただけることに
感謝します。」
とたいへんご丁寧な
お礼を述べてくださったのです。
ネットで軽く知り合って
軽く会うだけなのに
そこまで感謝されると
恐縮だわな。
誰からも会ってもらえないような
モテない男が来るのかと
感謝されすぎると怖いわな。
ころんはそこまで
へりくだってお礼なんて
述べはしない。
むしろ
わたしが会ってやって
ブログに書いてもらえることに
感謝しろよぐらいの勢いですわ。
そのようなことで
わかめさんと会うことが
決まったのです。
続く