派遣を切るとパワハラで脅迫する性悪係長に死の呪いで逆襲するロスジェネ世代 P企業19

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どうしたら人間こんなにも性格が悪くなるんだろうという性悪係長の意地悪に辟易中の派遣社員プチ初老ころん。

性悪係長は月末、本社での会議が近づくと、わたしがメインで行っている仕事、完了書類の作成数について、ネチネチ文句を言うのだ。

もっと完了資料の数を増やせってことです。
以前にも書いたが、この完了書類はわたし一人だけの努力ではできないのである。

営業、取引先、資料課が、それぞれ必要な資料を提出してくれて初めて完成するのである。

わたしが、性悪ウザイとグチってたら、それを心配した、国立大学卒業の才媛さんがこう聞いてくれた。

「その業務って、ころんさんの努力次第でなんとかなるものなの?」

「まあ、多少は数を増やせるけど、取引先や営業さんが資料を提出してくれないのは、どうしようもない。

わたしがヒステリーでも起こして、嫌われる覚悟で『早く出して、ギャー!』って大騒ぎして、出さざるを得ないように追いこんだら、できるかもしれませんね。」

と半分冗談で答えた。

すると才媛さんは

「性悪係長は、ころんさんをそこまで追い込んでおいて、ころんさんからプレッシャーを受けた人には、『ころんさんがごめんな。』と言うような人よ。」

と、おっしゃいました。

まさにその通りになりました。

人間というものはね、人から高圧的な態度をとられ、追い詰められると、自分も同じような態度を人にとるようになる。

わたしにその自覚はなかったが、なかなか資料を提出してくれない業者さんに、ヒステリーとまではいかないが、かなり高圧的な態度になっていたみたい。

そんなある日のこと。
またまた性悪に、完成資料の数が少ないとか、ごちゃごちゃ言い出した。
で、わたしはいつものごとく
取引先が何度伝えても資料を提出してくれないとか、資料課が登録してくれないといったことを繰り返し言い続けていたのである。

すると性悪は言った。

「先月以上の数を、作成しないと、更新ないよ。」

と言われた。

???

意味分かりますか?

つまり、わたしが三カ月ごとに更新している派遣契約を切るってことです。
派遣切りってヤツか?

もちろん、わたしは言われてすぐさまその意味を理解はした。

理解はしたけれども、これ、完全にパワハラですよね。
こんなあからさまにパワハラに当たるようなことを、オリンピックスポンサーを務めるぐらいの大企業のいち高卒係長が、簡単に口にしてもいいものだろうか。

と、まさかこんなモラルを逸脱したことを、軽はずみに言うはずないだろうと、ちょっと思考停止になってしまったのです。

思考停止ってことは、もしかして聞き間違えではなかろうかと思ったってことです。
しかし性悪は続けた。

「先月と同じ成果だと、仕事してないってことだからね。」

はい、これで確実にパワハラどころか、脅迫、確定しましたね。

わたしは何も答えなかった。
一瞬、それパワハラですよって言ってやろうかと思ったけど言わなかった。

やはりそれは、あまり深く状況を飲みこめてなかったのである。
まともな人間なら、こういう下品なことを口にするはずはない。

でもまともでもなく、下品な低学歴野郎が、性悪だからね。
わたしのことを「節操がない」とののしっておいて、一番節操がないのはオマエだろーがよー。

人は自分が言われてイヤな思いをしたことを、他人に言うという。
きっと性悪も誰かから、「節操がない」て言われたんだろうよ。

そのようなことで、たいへんお育ちが良く、高貴な姫であるころんは、このような下衆な男にどういう対応をすればよいのか、とまどってしまったのである。
…って、わたしはお姫様どころか、難民の娘やけどな。

ケンカというのは、同レベルの間でしか起こらない。
わたしはこんな下衆とまともな口をきくのがイヤだったし、同レベルの争いをしたくなかったので、黙っておりました。

 

でも後から何度考えても、あれは立派なパワハラだったなという結論が出て、何だかやる気がなくなってしまった。

そして、性悪はわたしのことが嫌いなんだと気がつきました。
わたしもオマエのことなんか、大嫌いやけどなー!
逆に好かれると気持悪いわ!

わたしは、これでも真面目な性格なんで、言われたことは一生懸命やっている。
しかしどれだけ頑張ろうと、あの脳ミソ溶けてる性悪バカの基準のみで、わたしの業務は評価されるのだ。

こんなにバカバカしいことがあろうか。
正社員なら、まだ努力して逆転のチャンスもあるし、しかるべきパワハラ機関に訴えることもできる。

しかし派遣だからな。
派遣切られたら終わり。
虫けらみたいな扱い。

P企業のパワハラ相談室なんて、どうせ派遣は管轄外だろうなと、そのときは相談はしなかった。
だけど今にして思えば相談してもよかったかもね。

この頃から、わたしはP企業を辞めることを考え始めた。
同じ部署の同じ事務員の理子さんに、遠回りに辞めるかもねって伝えておいた。

そして性悪にたいしての嫌悪感はますます強くなる。

コイツ、死なねーかな。
とわたしは思うようになった。

ちなみにわたしのオフィス机だが、まず理子さんと向かい合わせです。
そしてその左隣に、性悪の机が、こちらをむいてお誕生日席のようにある。
まあ、その部署の最高責任者なんで、議長席ってことだわな。
つまり、性悪はわたしのほぼ隣の席に、わたしと理子さんの方を向いて、座ってるってことになるね。

わたしは自分のすぐそばにいる人間にたいして、毎日死ね、死ね、って思っていたってこってす。
性悪に死ね、死ね、と呪いをかけながら、死んでほしいぐらい嫌いな人間と毎日顔を突き合わせて仕事をするというのは、精神衛生上たいへんよろしくないのではなかろうかという疑念がわたしの中に湧いてくる。

精神衛生上よろしくないのは当然で、この頃、わたしはすでにメンタルがやられ始めていたと今になって思う。

毎日仕事に行くのがイヤなので、朝、起きることができなくなっていた。
そしてギリギリに起きて、化粧するヒマがないので、すっぴんで会社に行くようになったのである。

どうせ素敵な男性がいるわけもなく、ヒトラーみたいなキチガイ独裁者とか、性悪みたいに脳ミソ溶けてるクソ野郎しかいないし。
化粧してきれいにしてオフィスに出かける意味が、見出せんわい。

うつ病の人ってね、まず身だしなみにかまわなくなるんだって。
そう考えると、わたしはすでにウツの始まりの始まり状態だったのかもね。

そして性悪に死ね、死ねと念を送り続ける日々。
この頃のわたしの負のオーラ、ハンパなかっただろうね。

 

 

やがて念を送り続けた成果だろうか。

何と!性悪は、自分の誕生日がある長期休暇中にノロウィルスにかかって寝込んでしまったのである。
休み明け、げっそり痩せて出勤していた…。

こ、ころんの呪いの力、ハンパねー!!
自分で自分が怖いわ!
もうちょっと頑張って呪ったら、ホンマにコイツ、死ぬんちゃう?
今すぐ呪いの五寸釘を買いに行くのヂャ!

 

やっぱり人間、人から恨まれるようなことをしてはいけないね。
わたしはつくづくそう思った。

そして一方で、ザマーミロ、性悪という気持ちももちろんあるのである。
だが、頭は悪いが、わりと勘のいい性悪係長。
このままだと、わたしに呪い殺されるともしかしたら察したのかもしれない。

やがてわたしは何度めかの更新時期をむかえる。

 

続く

 

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